鹿児島の家づくり サポートマガジン

住まいの創造人住まいの創造人

地元工務店の「真の姿」

「夢・技・心」で家をプロデュース
目指す企業像は小さいながらもキラリと光る工務店

vol.050

(有)イヤダニ工務店 専務取締役
袰谷 圭太 氏

 鹿児島工業高校(建築系)を経て長崎総合科学大学建築学科卒業。長崎の建設会社時代に一級建築士を取得。その後、DesignWorks池下建設で数多くのデザイン住宅、店舗設計に携わり、31歳で鹿児島に帰郷。専務取締役として家業の工務店経営を支える。家族は妻・友紀さん、2人の息子(小4、小1)の4人。やんちゃ盛りの子育てに奮闘中。剣道3段。鹿児島市郡山町出身の37歳。

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 モノづくりが好きな同社社長の父・勇司さん(66歳)が腕一本を頼りに独立開業したのは、1977(昭和52)年、26歳のとき。子育てをしながら、軽トラック1台で妻・照子さんと二人三脚で会社の基盤を築いた。92(平成4)年に会社組織として立ち上げ、昨年、節目の25年を迎えた。勇司さんの父・清信さんも地元では評判の大工の棟梁だった。
 大学卒業後、4年間の建設会社での現場監督業務を経て、住宅デザインの会社に設計職として転職したのも将来を見据えてのこと。「これで生きる」と、かじを切る転機となった。5年間、必死で勉強するうちにある程度の自信がつき、自分のカラーを出せることに気付いた。確信めいた手応えをつかんだ瞬間だった。

 家づくりに関わる中で、「まだまだ模索の真っ最中」と、日々探求心を忘れない。イヤダニ工務店のファンを増やすためにはどうすればよいか、何が足りないかを、いつも考えている。
 自身が子育て中ということもあるが、「理想的な子育て住宅」を目指し、設計士として、家づくりに関わることに使命感と幸せを感じている。同じ年頃の子どもを持つ同世代の親と一緒に悩み、考え、そして前に進む。「竣工の際にお客様の笑顔を見たとき、充実感と達成感がある。これこそ、私が目指し、追求しているワクワク感のある家づくりの原点かもしれない」と、目を輝かせる。
 家事動線がよく性能に優れ、使い勝手、暮らし心地のよい住まい。そして、見た目のデザインもカッコいい家。自然の理にかなったパッシブデザインの要素も取り込みながら、「イヤダニさんにお家を造ってもらいたい」というリクエストが増えるのを楽しみにしている。

 現在のスタッフは、今年で入社18年になる生え抜きの大工に設計士、経理を加えた5人体制。「小さな会社ながらにこだわりを持って、お客様に満足していただけるお家を一棟でも多くつくりたい」と、意欲を見せる。
 「極端に会社を大きくする気はない。丁寧にお客様と会話を重ねながら紡いでいく家づくりがテーマ」と、お客様を主役に据える。『丁寧』という言葉が何回も口をついて出た。目指す企業像は、設計・施工・アフターメンテナンスなど、すべての質を今以上に高めた、小さいながらもキラリと光る工務店。
 かごしま木造住宅コンテストにも応募。木格子や室内空間などが高く評価され、心を込めた職人技と斬新なデザイン力が入選につながった。イヤダニ工務店が手掛ける住まい手目線の家づくりに、これからも目が離せない。

更新日:2018/01/04

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