SUMIKA 9号
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古き家具を手本に長く慈しめる家具を。JAPONICASEVEN①作業場にて塗装中。使う塗料は植物性油脂を原料にしたものがメイン。揮発がなく乾燥に時間がかかるが、学校や歴史的建造物にも採用されているほど木や人にやさしい②リメイクを待つ木製のイス。また、古いミシンの足を使ったテーブルなども人気。こうした古家具を新居に取り入れるのもよさそう③店舗には布地見本や、家具にも使える真鍮の取っ手なども置かれている。実際に目で見たり、触れたりしながら確かめられるのもうれしい④カフェ風のカウンターテーブルも作品の一つ。ちょっと覗くだけでも楽しい空間前身は家具中心のユーズドショップ「R・STOCKMAN」。哲彦さんは過去に勤めた古物店・家具店で修理やリメイクを経験し、約8年前から本格的な家具製作を始める。親方の元で建築などの基本を体得したが、家具作りはほぼ独学。その後「昭和ジャポニカ商店」を経て現在に至る。美恵さんには、オリジナルバッグのブランドを確立させる野望あり。店舗には優秀な看板犬のタンポポ&ボタンも勤務する。 鹿児島大学郡元キャンパスが目の前。訪ねたのは『ジャポニカ・セブン』の店舗だ。一見すると雑貨ショップのような雰囲気。ここでは家具製作だけでなく、家具再生…つまり古い家具の修理やリメイクも手がける。店内には再生を待つ椅子や、少量ではあるが照明などのインテリア雑貨もちらほら。もちろん、オリジナル家具の展示もある。製作は夫婦二人三脚で。哲彦さんの作業が大部分を占めるものの、縫製の美恵さんがいるため、布張りのイスやソファを製作できるのもポイント。古い家具を扱っていることもあり、釘などに頼らない指物の手法や硬い木を用いるなど、昔ながらの作りのよさを取り入れた作品も多い。木の特性を生かす自然塗料にもこだわりを持つ。④③①②岩元哲彦さん・美恵さん01153

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