SUMIKA 9号
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あらゆる家具を手がける深い懐に飛び込む。工房で飼っているイノシシ…ではなく、上元さんが小学1年生で作った木工作品。2年生では全国コンクールで入賞するなど、ただ者ではない片鱗を見せるナラ集成材のテーブルカウンター。住まいや空間のイメージに合わせ、様々な素材・デザインで提案。許容範囲の広さも頼もしいかぎり写真中央。リビングダイニングに馴染むよう設えたメラミン化粧板のキッチンカウンター収納家具の上元木工有限会社家具の上元木工代表取締役。県外の専門学校で内装を学び、20歳のときに帰鹿する。現場で働きながら、訓練校にも通い木工修行。現在も現場や工房で汗を流す。個人として仕事の跡を残したい願望も芽生え、内装から家具までOKのキャパを生かしたモノづくりも手がけていく。 社長であり職人。つくる楽しさややりがいは経験を積むごとに増していく。今後は上元さん自身がやりたいことも進めていく予定 緑豊かな郊外に工房を構える『家具の上元木工』。個人の住宅家具だけでなく、公共施設や病院といった建築物の設備も手がけている。代表を務める上元さんは二代目。幼い頃から、父親をはじめとする職人さんや木材に囲まれ、遊びながらモノづくりの喜びを覚えた生粋のクラフトマン。経験を重ねるごとに、やりがいは深まっている様子。製作の打ち合わせでは、使い手から好みやデザインなど、とにかく何でも言ってもらう。要望が噴出した後で、作り手としての提案をする。双方が納得するまで、丁寧にコミュニケーションを取るのがモットーだ。天然木から合板、人工大理石まで、扱う素材の幅広さ、バリエーションの豊富さも魅力のひとつ。上元誠さん03155

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