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多目的に使える大空間が魅力 自然素材と暮らす平屋建て
10年以上前から、少しずつ住まいづくりを進めていたご夫妻。雑誌を見たり、完成見学会などに足を運んだり。多くのビルダーの住宅やスタッフに触れて、選び抜いたのがヤマサハウスでした。もともと木の家が好きということで、狙い定めていたのは同社が手掛ける『MOOK HOUSE』。南九州産材やシラス壁を用い、パッシブデザインも取り入れて、自然との緩やかな共生を図るスタイルが魅力のプランです。そこへ可変性に富む間取りが加わり、家族構成の変化にも対応。長く住み継げる特長を持っています。
基本的な間取りはご夫婦で考えたそう。LDKを広く取り、プライベートゾーン(水回り、クローク、寝室)はコンパクトに集約。ただし、生活&家事に合わせた配置と回遊動線が施されているので、窮屈な印象はありません。一方、LDKは間仕切りがほとんど無い開放的な造り。一角にある子供部屋は、棚で軽く目隠しされているだけです。壁を立てれば個室になるのですが、「寝室やロフトを子供用にするかも。将来の部屋割りは未定」と笑うご主人。庭づくりや菜園など、これからの楽しみも盛りだくさんのお住まいです。
『MOOK HOUSE』の持ち味を存分に発揮しているお客様邸。当初より「LDKを広くしたい」「将来は個室も欲しい」との要望があり、子供部屋をオープンにして将来は間仕切りを設けるという提案を行いました。また、採光・通風の効率を高めるため、土地に対する建物の配置を工夫。植栽には、暮らした年月とともに成長するコナラの木も採用しています。