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家族が自然と集う日常を大切にしたくなる住まい
白い壁とテラコッタのコントラストが目を引くM邸。明るくナチュラルな南欧風テイストが、南国の青い空によく映えます。テーマは「リビングに家族が集まる住まい」。間取りの中心にLDKを据え、子供部屋や水回りを四方に配置。帰宅時には必ず顔を合わせられる上、廊下が無いので動線もコンパクトになる利点が生まれました。
限られた空間を広く使うための工夫も見逃せません。一つはリビングの天井を高く設定したこと。もう一つは、和室を続き間として体感させる造りです。LDKに接する間口が大きく、フラットにつながるので引き戸を開けていると一体感が高まります。実際、日中は常にオープン。夜間は布団を敷いて家族みんなで就寝。そう、和室は主寝室も兼ねているのです。
子供部屋は一つにまとめて、個室は必要最小限に抑えました。トイレの横に洗面スペースを独立させ、スペースや動線を効率化。ただし、収納やドライルーム、書斎といった機能面は妥協せず、ライフスタイルに応じた計画を実現しています。加えて、冷暖房効率のいいSW(スーパーウォール)工法を採用。省エネにも貢献しています。
育児・家事がスムーズに進む動線に配慮。アーチ型の下り壁やエコカラットのデザインなど、意匠についても奥様の要望を最大限に盛り込んでいます。当社からは住まいづくりのプロとして、SW工法や耐震等級3、ZEH基準、子供たちが伸び伸びと遊べる腰壁などを提案。ご家族が安心して、長く快適に暮らせる住空間を造りました。