地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
居心地のよさがずっと続く暮らしに「ちょうどいい家」

- 鹿児島市/T邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐
- 【面積】延床:105.32㎡(31.86坪)
1階:105.32㎡(31.86坪) - 【構造】工法:木造軸組ピン工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】お問合せください
風の流れ、光の向き、そして人の想いを読む匠の本気仕事
真っ白なシラス壁が印象的な横長の平屋建て。玄関の引き戸をスーッと開くと、自然素材に包まれた美しい空間が現れました。浮づくりで仕上げたパイン材の床、シラスの塗り壁、天井は珪藻土壁紙、造作の収納や家具はシナ合板。素材と色味が統一され、いつまでも飽きのこない住空間となっています。
ご夫婦と3歳の娘さんが暮らすT邸。この家は娘さんと同い年にもかかわらず、生活の匂いが全くしません。その訳は調湿・消臭効果の高いシラス壁。蒸し暑い鹿児島の風土にピッタリで、室内の空気をいつも清浄に保ちます。さらに、光や風の流れを考えて設計されているので、エアコンの出番があまりないとか。リビングのソファにゆったり座ると、窓の向こうに桜島も見え、身も心もほぐれる心地よさ。「暮らしが快適になったよね」と語る二人の笑顔からも満足感が伝わります。
大き過ぎず、小さ過ぎず、居心地がよくて、住む人の暮らしにフィットする「普通でちょうどいい家」。それが同社の代表・徳田さんが大切にしている家づくりのコンセプト。そのために、まず初めに、徹底して住む人の暮らし方を聞きます。「どんな家具をどこに置くのか、どんな生活をしたいのか」。そうしてでき上がったのは、モノが在るべき場所にピッタリ収まり、無駄がないのにゆとりが感じられる「ちょうどよい住空間」です。



暮らしの変化にも対応できる、造り込み過ぎないプラン
桜島を望める景観のいい土地だったので、「この眺めがきれいに見えて一番居心地がいい場所にソファを置けるように」とプランニングを始めました。Tさんのご要望通り、トイレとお風呂を広めにして、床は水に強いコルク貼りに。ドライルームを兼ねた脱衣所には、天窓を造って光を採り込み、洗濯物が乾きやすい工夫をしています。経年美化をテーマに、何年経っても美しく暮らしやすい家に仕上げました。