地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
新たな暮らしへ踏み出す、ご夫婦のための大切な場所

- 南さつま市/松村邸
- 【施工エリア】鹿児島、南薩
- 【面積】延床:109.72㎡(33.19坪)
1階:109.72㎡(33.19坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】1,500〜2,000万円
和の趣きを生かした 生活しやすい空間づくり
ご夫婦ともに南さつま市の出身。長く大阪暮らしでしたが、ご主人の定年退職を機に故郷へ帰ってこられました。新居を考えたとき、頼ったのはやはり地元の工務店。「櫻木建設さんは親族の住まいづくりに関わった経緯があり、その腕前や人柄も承知済み。押さえてほしい要望を伝え、あとは社長に腕を振るってもらうことにしたんです(笑)」。
ご夫婦のこだわりの一つが、地域の人との交流が深まる開放感や雰囲気のある住まい。近所の方たちが気軽に声を掛けやすいよう、外構は見通しよくスッキリと。二人の思いをくんで、客人を迎える玄関ホールや和室、家族が集うリビングにも趣き深い意匠が施されています。そんな空間を際立たせるのが、使い込まれた古道具のディスプレー。「冬は火鉢で餅を焼くのが楽しみで」と現役で活躍中のものも。これからは、お客様のおもてなしにも登場するのではないでしょうか。
間取りは、以前暮らしていたマンションがベース。キッチンからダイレクトで洗面・脱衣室に行けるほか、廊下の奥にある主寝室は、書斎を経てくるりと回れる動線になっています。また、バリアフリーにも配慮。玄関ポーチにはスロープを設け、室内のフロアはフラットに。浴室やトイレ、廊下は車イスが入れる広さを確保。ご夫婦の新しい暮らしを、さらに生き生きとさせる住まいです。



住む人の思いを表現する安心の棲み家
間取りや造作収納の位置やサイズは詳細な希望があったため、当社が注力したのは、松村様ご夫妻のこれからの暮らしに対する思いを表現しながら仕上げることでした。船底天井や焼きを入れた構造現し、七寸角の大黒柱など、素材や意匠にもひと工夫。バリアフリーはもちろん、耐久性の高い切妻屋根の採用でメンテナンスの手間や費用を軽減するなど、長く安心して住み続けられる住宅です。