地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
自然の力でより健やかに暮らせる、季節の変化に柔軟に対応する家
- 阿久根市/K邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、姶良・伊佐
- 【面積】延床:160.65㎡(48.68坪)
1階:110.11㎡(33.36坪)
2階:50.54㎡(15.32坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】2,000〜2,500万円
南からの採光を、あえて遮断した狙い
阿久根市内に完成した古賀建設のオーナーズハウス。一般に公開され、その暮らしぶりも同時に見ることができます。もともと渡り廊下でつながっていた2棟のうち、母屋側の建物を建て替え、同社が提案する家づくりのアイデアをふんだんに盛り込みました。
「1階の南側に採光を設けないのがこだわり」と話すKさん。太陽の光をもたらす南面は採光にうってつけですが、南と西の採光面を抑えることで夏場の日差しによる、室内の温度上昇を防ぐのが狙いです。「そのかわり、それ以外には窓をたくさん設け、2階には南にも窓を取り付けています。熱い空気は上に向かいますから、その逃げ道を作っているんです」。高低差のある窓の配置は風の流れを生み、特に吹き抜けのリビングでは階段上部の開口部へ風が動きます。その一方で気になるのが冬の暮らし。ここでは東北・北海道で研究・開発された断熱工法で、しかも低コストのQ・1工法を採用する事で熱損失係数(Q値)が小さく、少しのエネルギーで室内環境を維持することができます。夏冬ともに快適に過ごせる万全の対策を施しました。
自由な素材の使い方もK邸の見どころです。例えば従来なら廃棄する建て替え前の材木を有効に再利用。和室の飾り梁やリビングの作り付けテレビボードなどがそれです。テレビの後ろの板壁は、どこかで見たことのある質感。通常なら床に使用する材を張り合わせ、リビングのワンポイントに活用しています。
大きな2階建てですが、それほどコストをかけることなく実現できたK邸。低予算で理想の家を手に入れるヒントがここで得られそうです。
自由な発想でコストダウンに成功
素材や住宅設備などすべてに良いモノを使おうとするとコストがかかってしまいます。廃材や既製品を上手く取り入れた部分的なメリハリがコストダウンの秘訣です。また、低コストで省エネ効果の大きい太陽熱温水器の価値を見直し、取り入れることに。大きなボイラーは必要ありませんし、シンプルに熱を取り入れるのに最適です。
KGホーム
TEL:0996-75-2950
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