住まいの創造人
本質を究めた設計で、幸せのお手伝いを
目指すは心地よい環境
vol.004
千匠設計 代表
岩田 幸千 氏
小さい頃から工作・絵が得意で、東京の中央工学校に進み建築設計士の道へ。平成13年に鹿児島市内に設計事務所を開業。霧島市牧園町出身の53歳。
「仕事を通じてより多くの人の幸せをお手伝いしたい。本質を究めた設計でクオリティーを高め、社会貢献できる企業に」と、夢を語る。
一級建築士、設計専攻建築士、構造専攻建築士のほかにヘリテージマネージャー(歴史的建築物保全活用推進員)、古民家鑑定士、木造住宅耐震技術者、広域災害鑑定LLP、紛争処理支援センター増改築相談員、住宅総合提案士、日本建築家協会員など多彩な肩書きを持つ。
建築家協会での活動にも意欲的に参加、「技術向上、国際交流など外部に向けての情報発信が課題」と強調する。
少子高齢化で空き家が増加している現状には「リフォーム、リノベーションによる古民家再生など付加価値をつけることで地域活性化が図れれば…。やり方一つ、考え方ひとつ」と、今後の課題に掲げる。
仕事の理念としては「お客様の幸せのために何が本質で、その建物を造る目的の芯を突いた設計になっているかを追求し続けたい。そして土地の特性や潜在する力をうまく利用して、建物と一体となった心地よい環境になっているか。また奇をてらうデザインではなく、洗練された美しさを大切にして、周辺と調和する普遍的なデザインを心掛けたい。次代を担う子どもが育っていく環境を整えるのが我々の使命」と語る。コンセプトは環境共生型の建築。
更新日:2015/09/29