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幸せ、ぐるぐる無限大。回遊性のある間取りでつながる家
西側には優美な稜線を描く開聞岳、背後にはキャベツ畑が広がるのどかな風景の中に建つY邸。ご夫婦と小1、保育園年少の元気な兄弟の新居が完成しました。
黒い外壁とシャープなフォルムが印象的な外観ですが、中に入ると雰囲気は一変。サクラの無垢材のフローリングやヒノキの腰壁など、天然木をふんだんに使った温かみのある空間が広がっています。玄関の右手に廊下を兼ねた広縁があり、その先は6畳の和室と約18畳のLDKが一体化した開放的な大空間に。「151坪という広い敷地をぜいたくに使い、家が真南を向くように配置した」というプラン通り、南側の窓から太陽の光がたっぷりと降り注いで心地よい日だまりを作っています。親戚や友人など、人が集まる機会が多いというY家。対面式のキッチンに立つと、リビングから和室、広縁まで見渡せるので、家族の様子はもちろん、来客をもてなす際もしっかり目配りができているので安心ですね。
Y邸の大きな特長は、回遊性のある間取りですべての空間がつながっていること。育ち盛りの男の子たちが伸びやかに走り回る姿が目に浮かびます。南側にパブリックスペースを配置し、寝室と子ども部屋を西側に、水回りを北側にまとめたことで、暮らしや家事の動線もスムーズに。子育てしながらの共働きも難なくこなせそうな、ゆとりの住まいです。
Y様のお宅は来客をすぐ案内できるように、玄関のすぐ近くに和室と広縁を配置し、おもてなしの空間を演出。寝室や子ども部屋とは廊下でしっかり分けた公私の両方が充実するような回遊性の高い間取りです。調湿性があり、断熱性能の高いセルロースファイバーの断熱材やLow-Eガラスなどを採用して、39坪の平屋という広い空間でも四季を通じて快適に過ごしていただける家に仕上げました。