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朝日に目覚め、夕映えを愉しむ。桜島とともに在る暮らし
高台へと上る坂の途中に建つT邸。眼下には鹿児島の街並みが広がり、その先には錦江湾に浮かぶ桜島と大隅半島の島影も…。「家を建てるなら桜島が見える場所が譲れない条件でした」と語るご主人。この眺望との出会いが家づくりへの第一歩となったそうです。
そして、〝一生もの〟の家を建てるにあたり、「建築の本をたくさん読み、自分たちでもかなり勉強した」というご夫妻が最終的に選んだのが、同社の「MOOK HOUSE(ムックハウス)」でした。普遍的な美しいデザインと暮らしの質を高めてくれる構造や性能の良さが夫妻の理想とマッチしたのです。
鹿児島らしい雄大な眺望を活かすべく、同社が提案したのが2階をワンフロアのLDKにするプラン。小屋裏にロフトも設けました。「構造的に可能な限り、たくさん作ってもらった」という大小いくつもの窓が外からの光と風景を取り込んでいます。中でもダイニング側に設けられた大きな掃き出し窓は、「どうしても木製の窓枠にしたくて特別に窓枠用の貯金をしたんです(笑)」と奥様が語るほど思い入れの深いもの。そこに切り取られた景色は、まるで木製のフレームに飾られた1枚の風景写真のようでした。
ご夫妻と新1年生の娘さん、愛猫が暮らすT邸。ライフスタイルの変化に応じて自由に間取りを変えられる「スケルトンインフィル工法」を採用し、将来的にはリビングの一角を仕切って個室を造る予定もあるそう。
T様は初めからどんな家を建てたいかというイメージをしっかりとお持ちでした。ご家族のご希望で、床下エアコン暖房を寝室に設置。床下に向けたエアコンの温風が1階の床下全体に回り、室内をじんわりと暖めてくれます。ムックハウスは高気密・高断熱・高遮熱を誇る高性能住宅。さらに、T邸は南向きの屋根に太陽光発電も搭載して、エネルギー収支がゼロになるZEH(ゼッチ)対応の家です。