大成寺工務店

ご主人の実家の家業を継ぐため、宮崎県からＵターンしたＮさん。実家の隣地を購入し、そこに自分たちの家を建てることにしました。「大成寺さんにお願いしたのは地元の安心感と、木をたくさん使っている点が気に入って。私たちの好きな感じにしてくれるはずという確信がありました」と奥さま。盛土によって実家と高さを合わせた広い敷地には、夫婦と６歳の男の子の三人で暮らす住まいと、ご主人の仕事場の二棟が完成しました。

平屋のはずのＮ邸のリビングには階段があります。「リビングに中２階のような予備スペースをつくったら空間を広く使える」という奥さまの読みは的中。スキップフロアにしたことで奥行きのある床下収納が生まれ、「縦の空間を上手に使える」と大満足の様子です。上部は現在フリースペースとして使い、後々はもう一つの子ども部屋にしようと考えています。リビングを家の中心に、子ども部屋や洗濯室、浴室をまわりに配置したレイアウトは、子育てと家事に奮闘する共働き夫婦を助けます。木の使い方に定評のある同社の仕事も見どころ。それが際立っているのが和室の立派な床柱です。「大工さんがこだわってくれて、先日はこれを見た友人に褒めてもらえたことがうれしかったですね」と話す、ご夫婦の誇らしげな表情が印象的でした。