光と風のギフトが届く パッシブデザインの住まい

白い外壁に緑や黄のアクセントカラーを施したH邸。「自分たちらしい方が愛着を持てると思って」と、わが家の色選びを担当したご主人は笑います。一方で奥様がこだわったのは素材や環境。彩颯建築工房の事務所兼自宅を訪れたときに感じたという、木の温もりにあふれた仕上げをかなえました。
さらに、同社が提案するパッシブデザインにも共感。H邸でも太陽の軌道を踏まえた南面の窓や軒・ひさしのサイズ、植栽の配置で、日差しや風を効果的に取り入れたり遮断したりの工夫を。自然のエネルギーでほどよく暖か&涼しい住空間を整えられるのです。ひと冬過ごした感想を尋ねると、「室内が暖かく、外に出ると寒さに驚くことが何度もありました」。エアコンも必要最小限で済むので、エアコンが苦手な奥様もストレスを感じなかったそうです。
LDKはワンフロアでゆったりと。一部に設けた吹き抜けが2階とのつながりを高めます。音楽好きなご夫婦の要望で、2階の中央にはちょっとしたホールを用意。先日は子供たちと楽器の演奏で盛り上がったとのこと。夏には庭でのキャンプを計画するなど、わが家での楽しみは尽きません。

暮らすほどになじんでいく 美しい天然木に癒される

「KGホームのモデルハウスを見て、建てるならこんな家がいいと直感したんです」。そう話す奥様の心をつかんだのは、デザイン性の高さと住み手に配慮された家事動線。とりわけ、幼い2人の子どもを持つKさん夫婦にとって、自分たちの生活ペースに合う動線は必須条件でした。中でも奥様のルーティンを重視したキッチン回りの利便性。朝食の準備をしながら洗濯を行うため、キッチンを起点に洗面室(洗濯機)からドライルーム、ファミリークロークまで回遊できるレイアウトに。忙しい朝家事の時短をかなえています。
レッドシダーやサンゴを原料にした塗り壁など、住まいの内外で自然素材を効果的に用いたK邸。全体的にナチュラルな印象ですが、収納の内壁にインパクトのあるクロスを使うといった遊び心もあります。リビングは2連の掃き出し窓とデッキが広がりを演出。天井高に合わせたフルハイトドアと相まって、洗練された住空間を実現しました。また、全室に床暖房を採用したり、樹脂サッシ+Low‐Eガラスの遮熱・断熱を最大限活かすために窓を南北で使い分けたり。より快適な暮らしへ導く同社の提案力も見逃せません。

光が降り注ぐリビングから プライベートな庭を楽しむ

ご夫婦そろって、素敵な笑顔で迎えてくれたM家。「七呂建設さんのモデルハウス『四季ZEN』を初めて見たとき、わあ!って思ったんです」と奥様は話します。白を基調にした洗練されたデザイン、吹き抜けから光が降り注ぐ明るいLDKなどにすっかり心を奪われ、以来、同社の完成見学会やモデルハウス見学にたびたび行ったそう。その中で、間取りや色使いなどの気に入ったところを「いいとこ取り」したのがM邸です。
中でもご夫婦がお気に入りなのが、プライベート感のある裏庭を中心にした間取り。玄関からもLDKからも、そして奥様こだわりのお風呂からも裏庭の緑が見えて、家に居ながらにしてリゾートに居るよう。全体的に白を基調としたM邸ですが、ところどころにご夫婦の好みの色を取り入れているのも魅力の一つに。1階奥の和室はシルバーの畳にロールスクリーンの深紅が効いたご主人の隠れ家。トイレの壁紙は奥様の好きなティファニーブルーやラベンダー色をセレクト。暮らしを彩るアクセントになっています。
「関わってくれた人が良い方ばかりで、家造りが本当に楽しかった」と語るお二人。幸せな物語の始まりです。

外に閉じて内に開く オトナが安らぐコートハウス

身近な人の紹介を受け、あいハウジングへ出向いたHさん。子供たちが小学校の中高学年になり、「そろそろマイホームかな」との流れで、イメージも漠然としていたそうです。そこで同社から提案されたのが、中庭を囲むように居室を配置したコートハウスのプラン。建築予定地は住宅地の角地。しかし道路や隣家からの視線は気になるもの。外に閉じて内に開くこのプランなら、採光とプライバシー確保の両立も難しくありません。思いもよらない個性的な間取りに刺激を受けたご夫婦。自分たちらしい暮らしの具現化に向け、意欲的な取り組みが始まりました。
奥様がこだわったのは、室内のテイストに統一感を持たせること。壁や天井は白がベースですが、床や建具、アクセントカラーには落ち着いた色を使用しています。家具から小物まで素材をそろえ、大人っぽい男前インテリアを実現。遊びに訪れた友人からも感嘆の声が上がるんだとか。一方で中庭を取り込んだLDKは、狙い通りにカーテン要らずで伸び伸び過ごせる空間に。キッチンからのコンパクトな家事動線や、中庭を挟んだ子供部屋の配置など、魅力的なポイントも盛りだくさんです。

セカンドライフを楽しむ ちょうどいい使い心地の平屋

夫婦暮らしのための住まいづくりに臨んだHさん。6年前にも造り手を探したことがあり、その時にナンニチホームを知ったそう。「建てるなら長く付き合える地元工務店に」との考えから、今回改めて同社の完成見学会に参加。生活しやすい動線配慮や品質の高い標準設備、明確な価格提示などを体感し、「住む人に寄り添った造り手だと思いました。ここなら私たちにちょうどいい棲家ができると確信したんです」。
プランには二人の「こんな暮らしをしたい」との思いを盛り込みました。例えば、ご主人がこだわったのは書斎。約10帖の広さを充て、趣味の時間を楽しめるように整える予定です。一方で奥様は、毎日使うキッチンを自分好みにコーディネート。落ち着いた赤色が、空間のアクセントにもなっています。
段差のないフロアや主寝室近くにトイレを配置するといった加齢配慮も抜かりなし。花粉アレルギー対策にドライルームを備えたことで、洗濯の手間と時短をかなえます。「家事がラクになる分、夫婦のだんらんに還元できるかな」と笑う奥様。これからの暮らしを待ちわびる二人の笑顔から、住まいづくりの満足度が伝わってきました。

穏やかな風景になじむ おおらかで機能的なわが家

生まれ育った地域での住まいづくりを決めたSさん。生活スタイルはもちろん、環境にもなじむ家を望んでいました。「メンテナンスもあるし、お願いするなら地域を知り尽くした地元工務店が安心」と平川工務店へ。以前、Sさんの親族の離れを同社が改修した経緯があり、丁寧な仕事ぶりや対応を知っていたとのこと。土地探しからサポートをもらい、好きな星空を堪能できる静かな集落に拠点を定めたのです。
当初は2階建てを希望したのですが、「地形的に強い風が吹く」と平屋造りに。こうしたアドバイスはさすが地元工務店といったところ。間取りには、年齢を重ねてからの暮らしを見据えた動線に加え、ライフワークである音楽のための空間も設けられています。
わが家で多くの時間を過ごすLDKは間仕切りのないワンフロアに。しかも水回りをはじめ、ほとんどの空間が隣接。ここに居ればどこに行くにも最短距離です。また、洗面・脱衣室からウォークインクローゼット、ドライルームまでを直線上に配置。洗濯&収納の時短につながる動線は必見です。収納内壁は天然木の板張りにするなど、機能面での配慮も充実しています。

大人な暮らしモデルハウス 日常と非日常を楽しめる空間

指宿市に誕生した住宅分譲地『ゆたかタウンコープサイド』に、川路建設の新たなモデルハウス〝骨太の家 築(きずき)〟がお目見えしました。27区画の中からあえて変形地を選んだり、夫婦二人暮らしを満喫する設定(2LDK)でプランニングされていたり。モデルハウスながら、かなり振り切った内容になっています。とはいえ、コンパクトな平屋建てならではの効率のいい動線や収納の工夫は、子育て世帯にも魅力的なポイントの一つ。特にキッチンと水回りの連携は、実際に現地で体感してみると動きやすさや使い勝手のよさが分かるはずです。
さらなる注目ポイントは、その名の通りの骨太な構造現し。同社の代名詞とも言える曲がった梁は、現在ではとても希少な木材なんだとか。ここでは伸びやかな勾配天井と組み合わせて、存在感を際立たせました。時間とともに、色艶が変化するのも無垢材を使った住まいの楽しみです。また、室内は全体的にシックなイメージで統一。和室から望む坪庭をドライガーデンに仕上げるなど、現代的なセンスも加味されています。思わず長居したくなる心地よさにぜひ触れてみてください。

自然素材に包まれた住空間で 充実のセカンドライフを

転勤の多い仕事に就いていたSさんご夫婦。県内のあちこちに住んだ経験を踏まえ、奥様の故郷に近く、友人が多くいる地域に「退職後の暮らしを楽しむ拠点」を設けることを決めたそうです。求めたのは、これまでの古い借家住まいで味わった不満を解消し、かつ老後も安心して快適に過ごせる住まいでした。訪れたマエダハウスのモデルハウスでは、室内のすがすがしい空気に感動。「住んでいる方から結露が出ないとの話も聞き、ここなら理想のわが家を建てられると確信したんです」。
現在、S邸は築7年が経過。住空間に用いた天然木は少し艶を帯び、味わい深い風情を漂わせます。セルロースファイバーを用いた高い断熱・気密性能に加え、窓には樹脂サッシを採用。吹き抜けを介した2階フロアを持ちながらも、「暖かく結露のない冬を過ごせています。夏も風通しがよく、珪藻土の塗り壁の効果と相まって気持ちいい毎日です」と奥様。ご主人が趣味を満喫する防音仕上げの書斎、ダイニングと間仕切りなしでつながる小上がりの畳リビングなど、個性的な空間も見逃せません。二人でも大勢が集まっても、多彩な楽しみ方ができる住まいです。

暮らしやすさと趣味を共存させた 成長見守る健やかな家

薩摩川内市の閑静な住宅地。丸窓が印象的なシックでスタイリッシュな外観の家が、ハウスサポートが手掛けたS邸です。扉を開けると広々とした収納力もたっぷりの玄関。白を基調にした室内は、奥様の好みを大切にしながら幾度も相談を重ねて完成。24時間換気システムを採用した温かな空間は9カ月の娘さんの笑顔がよく似合います。
「いつか自分たちの家が欲しい」と思っていた奥様でしたが具体的な話をしていなかったある日、突然ご主人が「見学会に行こう」と、それから方々の見学会や説明会に出掛けたそう。夢の実現が大きく前進し、地鎮祭の数日後には長女も誕生しました。そんなご夫妻とずっとお付き合いしてきた同社の担当者は「孫のよう」と笑顔をほころばせます。
「わが家自慢の場所」と案内してくださった2階の一室が「シアタールーム」。映画が大好きなご主人のために設けられました。一角には奥様の趣味であるマガジンコーナーも、夫妻それぞれが趣味を満喫できる、とっておきの空間となりました。家は日々を生きていく場所。夫妻の笑顔が、娘さんの何よりの成長の糧となりそうです。

おおらかな風景を眺めながら 巣ごもりできる住まい

昔ながらの民家や畑が残るのどかな地域に、天然木の目板張りを施した外観が違和感なく溶け込んでいるS邸。室内に入ると、さらに心地いい木の香りに包まれます。新越建設では地元大隅の自然になじむよう、無垢材やシラス壁といった心身に優しい素材を用いた住まいづくりを実践。取材日は最低気温1℃の寒い日でしたが、どこに居てもほっこりとした暖かさをキープしていました。冬でも暖房はエアコン1台のみ。スーパーウォール工法と自然素材の組み合わせにより、目にも体にも温かな住まいをかなえています。
ご夫婦のこだわりは、開放的なLDK。ゆくゆくは子供部屋として仕切ることが可能なフリースペースとの一体感も格別です。でも、よく見てみるとここには掃き出し窓がありません。腰窓を採用することで壁部分が増え、インテリアを楽しんだり、床座の際に寄りかかれたり、外からの目線を避けたりできるなどのメリットが。また、共家事世帯にうれしい、回遊できる動線も確保。「私たちは家事で、子供たちは遊びでぐるぐるしています」と話す奥様の笑顔に、豊かな時間が流れる日常が垣間見えるようでした。

海や空のブルーが映える カリフォルニアスタイルの家

薩摩半島の〝西海岸〟に完成したT邸は、まさにこの場所にぴったりなカリフォルニアスタイルの家。ともに美容師であるTさんご夫婦が営むヘアサロン「ivory」を併設した店舗付き住宅です。ガレージ付きの真っ白な平屋と潮風に揺れる大きなヤシの木を見ていると、ここが鹿児島であることを忘れてしまいそう。
室内に足を踏み入れると、さらに驚きの光景がありました。リビングの壁一面に広がる大きなガラス戸の向こうには広々としたウッドデッキ。その先には海も見えます。「こっち側に夕陽が沈むんですよ」と話すご主人と、「暖かくなったらBBQをしたいですね」とほほ笑む奥様。リビングと一体化したデッキは、まだ幼いお子さんたちにとっても最高の遊び場に。アイランド型のキッチンに立ってもこの景色が目に入るので、料理も楽しくできそうです。
LDKを中心に個室や水回りを配置しているので、暮らしの動線もスムーズ。さらに店舗付き住宅にしたことで生活に無駄がなくなり、「家族の時間が増えました」と奥様もうれしそう。真っ白な空間に海や空のようなブルーが彩りを添える、素敵な家ができました。

『ファースの家』がかなえる どこで過ごしても快適な空間

60年前にオープンして以来、地元から愛されている洋服店を受け継いでいたYさんご夫婦。立地の都合で移転が決まり、新たな場所でもこれまでと同じ職住一体の家を希望していました。以前の住まいは古い木造。冷え込む冬の夜は「着込みすぎて雪だるまみたいだった」と笑う奥様。新居に移った今冬は、「どこに居ても温かいから、一日中薄手の部屋着で十分!」なのだそう。その理由は、ご夫婦が選んだ『ファースの家』にありました。
Y邸を手掛けた有馬工務店との出合いは、同社と縁のあったご主人の妹さんを介して。当初は一般的な性能の住まいを考えていたと言いますが、冷え性にも悩んでいた奥様は、エアコン1台で全館空調+空気清浄+空気循環をかなえるファース工法に一目ぼれ。温度・湿度調整された空気が天井から壁内、床下まで巡るから、床や壁に触れてもほんのり温かく、逆に真夏はむらなく涼やかなのが特長です。
加えて、店舗スペースとの連携や生活のルーティンに応じた回遊性のあるプランを実現。インドアでの趣味が多いご夫婦が、わが家での時間を心地よく楽しめる住まいとなっています。

住むほどに愛着が増していく 〝和モダン〟の住まい

Nさん家族が住んでいたのは築百年という古い家でした。「もとは祖母の家。家族が増えるタイミングで建て替えをすることにしたんです」。間取りや性能に不便さがあったとはいえ、本物の木の質感や床座のよさを体感していたご夫婦。上野住建の完成見学会で、重厚感のある柱や木目の美しいカウンターなど、木の持つ魅力を再確認したそう。よく見るとN邸でもスギやヒノキを中心に、タモ、ケヤキといった数種の無垢材を採用。加えて、以前の家の部材を仏間に再利用し、代々のつながりも大切にしたわが家を完成させました。
ほかではあまり目にしない畳敷きのリビングも個性的です。配置や間仕切りの工夫で和室との一体感を持たせ、シチュエーションに応じた多様な使い方が可能に。子供たちもまだ幼い(1歳半と0歳)ため、畳の上ならけが防止の期待ができます。クッションマットやカーペットなどが不要なので掃除もラク。さらに玄関から洗面・脱衣室、ファミリークローゼット、キッチンまで回遊できる動線が家事やお出掛け準備の時短を実現しました。日々の生活や育児にゆとりが生まれ、家族やゲストと楽しむ時間が増えていきそうです。

家族の程よい距離感を 廊下がつなぐ平屋建ての家

「隣の畑で父が野菜を作っているので、お裾分けを頂くことも多いんです」という奥様の実家の近くに建てられたS邸。のどかな風景が残る豊かな環境で女の子3人の子育てを楽しむご夫婦が希望したのは「木のぬくもりを感じられる和風住宅」でした。リビングの天井には、ご主人が木材市場へ出向いて自ら選んだ立派な梁が堂々とした存在感を放っています。スギの無垢材や珪藻土に包まれた室内は、素材の質感に癒されるナチュラルな空間。「壁は子供たちが触って汚れても気にならないように腰壁を付けました」と、ご主人の優しさもプラスされています。
将来の暮らしやすさを考慮して平屋建てを採用したS邸では、リビング・キッチンから奥に進むにつれてプライベート感が高まる間取りになっています。一直線に伸びる廊下には大工さんの提案で明かり取りのトップライトが設けられました。「娘たちが年頃になってからも家族とコミュニケーションが取りやすいよう、子供部屋に掃き出し窓は付けていません」と奥様。でも今は、リビング横の和室が家族みんなの寝室となっていて個室はあまり使っていないのだそう。

自分たちの暮らしに似合う ミニマムサイズの住空間

のどかで優しい風景の中に建つM邸。窓を持たず閉じた印象のあるビジュアルのため、一見するとクールなイメージを受けます。しかし、真正面に立つと、屋根形状や玄関ポーチ周りが背後の山の稜線とシンクロしているのを発見! 実は自然の造形美を取り込んだ、遊び心あふれるデザインだったのです。こんな唯一無二の住まいを手掛けたのが木のんホーム。同社が提案する「建築家と造る家」に、オリジナリティーを求めるMさんが共感。住み手の生活スタイルや要望を踏まえた、個性豊かな住まいを完成させました。
室内は白を基調にした明るくシンプルな仕上がりに。段下がりの畳リビングに合わせ、あえて高さの低い掃き出し窓をチョイスしています。採光が心配になりますが、冬は太陽の軌道が低いので十分。夏の日射遮へいにもなり、開口が小さくなる分だけ冷暖房効果も高まるそう。樹脂サッシ+トリプルガラスを採用し、エネルギーロスを抑える取り組みに注力。これらはご主人たっての要望でした。キッチンを中心に回遊できる動線や収納力、主寝室に子供部屋も確保。延べ床面積約20坪とは思えないほど充実したプランです。

「分離発注」だからできた 本当に満足する家づくり

シルバーのガルバリウム鋼板の外壁にえんじ色のライン、夜になると青く光るカラータイマー。K邸の外観は、ご主人が大好きなウルトラマンをイメージしたものだと聞いて驚きました。こんな斬新なアイデアを提案したのは、同社代表で一級建築士の倉内博さんです。
K家はご夫婦と中学生の娘さんの3人家族。リビングの掘りごたつやグランドピアノが置かれた音楽室、キッチンから横一直線になった水回りの動線など、家族みんなの夢や希望が全部盛り込まれた個性的な家に仕上がりました。「ドアやキッチン装備なども、いろんなメーカーから一つ一つ自分たちで選べるんです。予算内で私たちの望みを最大限にかなえてもらいました」と奥様はうれしそうに語ります。
実はこれ、施主が大工、電気工事、建具等々の各業者と直接契約を結び、建築士が設計と全体のマネージメントを担当する「分離発注」という仕組みで実現したもの。打ち合わせも施主・建築士・業者の三者がそろって行うため、お互いの想いが伝わりやすく、無駄のない家づくりができるのです。住まう人自身が積極的に関わることで、家づくりはもっと楽しくなるのですね。

スタイリッシュな住空間が 豊かで快適な日々を実現

「設計・施工まで、細かな点まで要望が行き届く工務店を探していた」というご主人。白羽の矢を立てたのは、地域密着かつ高いデザイン性で実績を重ねているファミーユホームでした。T邸のテーマはご夫婦が希望した〝スタイリッシュな住空間〟。そんな中にも、ツートーンの外観や室内空間に用いた素材のアクセントなど、目を引くポイントが随所に。要望そのままでは終わらない提案力も同社の魅力の一つです。
T邸の延床面積は約35坪。吹き抜けや奥行きのある間取りを取り入れて広がりを演出しているほか、動線・収納に施された工夫も見逃せません。
まずはキッチンからの家事動線。背面の洗面・脱衣室からドライルーム、ウォークインクローゼット、そしてキッチン、主寝室へと回遊が可能です。和室は小上がりにしたことで床下部分を全面収納に。スムーズにつながる洗濯&着替えの動線や、スッキリと見える収納計画は快適な生活にも貢献していると好評です。空間になじむ鉄骨階段はご主人がこだわったもの。そこからつながる2階に、子供たちの遊び場となるフリースペースを。吹き抜けを介してにぎやかな声が響きます。

こだわりの住空間を整えて ライフスタイルを豊かに

電気設備関係の会社に勤めているご主人。仕事を通じて、以前からKENMAEの住まいづくりに対する真摯な姿勢に触れており、「理想の家を建てるならKENMAEで」との思いを強くしていきました。打ち合わせ当初から、自分たちの要望を反映させた自作の図面を持参。そこには、育児も家事も家族の時間も楽しみたいというご夫婦の思いが込められていたのです。
特筆したいのは家族が集まるLDK。梁をアクセントにした勾配天井と掃き出し窓から続くデッキや庭が相まって、伸びやかで開放的な空間を実現しています。奥様がこだわって選んだキッチンは、空間全体を見渡せるLDKの中心に。「子どもがお手伝いできるようになれば一緒に料理をしたい」と、ゆとりあるスペースを用意しました。
ご夫婦は、生活をスムーズにする動線にも注力。ユニークなのが、玄関のシューズクロークからランドリールーム経由で、浴室へ直行できる配置です。子どもが汚れて帰宅したときなど、この裏動線で身ぎれいにしてからリビングでくつろげる仕組み。水回りはキッチン背面に集約させてあるので、家事の時短にも活躍しそうです。

暮らしにゆとりを生む コンパクトな家事動線の家

立地や環境に恵まれた南さつま市加世田村原の住宅地。洗練されたフォルムが目を引く、KENMAEのモデルハウスを紹介します。住み手のイメージは、子育て世帯の4人家族です。育児や家事のサポートにつながるコンパクトな動線のほか、子供たちの様子を見渡せるキッチン、一年中室内干しが可能なランドリールームを用意。廊下などなるべく無駄なスペースを省いて、各所に収納を設ける取り組みも実践しました。パントリーやウォークインクローゼット、階段の上下に配置された見せる収納にも注目です。
パブリックスペースは東南に据えて採光を確保。2階建ての持ち味を活かし、リビングはゆったりとした吹き抜けに。高窓のおかげで、LDK・和室には心地よい自然光が降り注ぎます。隣家が近い西側はあえて開口を少なく。メリハリのある窓の配置により、外からの目線を気にせず、プライベート感のある団らんを過ごせる空間となりました。内装はシンプルですが、キッチンカウンターの飾り棚にウッドパネルがあしらわれていたり、壁紙が多彩に使われていたり。日常を楽しくしようという同社の遊び心が感じられます。

身体も心も健やかに整える 『ウッドライフハウス』

T邸が建つのは、穏やかな里山の風景が残る鹿児島市の郊外。南東に抜けのあるロケーションを活かし、緑の山並みを眺めつつ暮らせる住まいを完成させました。もともと古い道具やアウトドアが好きなTさんご夫妻。ナチュラルインテリアのお手本のような空間は、思わずため息が出るほどの素敵さです。そんなご夫妻がグッドホームかごしまを知ったのは、以前の住居の近くに同社のモデルハウスができたとき。「ちょっとのぞくつもりで見に行ったのですが、一目で気に入りました。決め手は木と漆喰が醸す雰囲気のよさ。それと、玄関の広さにゆとりを感じられたのも私たち的には好印象でした」。
同社では、無垢材と漆喰壁で仕上げる『ウッドライフハウス』を提案しています。体に有害な物は使わず、室内の空気環境を守り、長く健康に過ごせる住まい。加えて、ハイグレードな住宅設備や照明、カーテンまで標準装備。しかも自然乾燥させた構造材を採用するという、鹿児島独自の取り組みも行っています。徹底して自然素材にこだわる姿勢やデザイン性、資金計画の立てやすさなど、魅力的な要素がたっぷり。そんな同社ですから、センスあふれるご夫妻の審美眼にかなったのも納得です。

洗練された空間デザインが 日常をドラマチックに彩る

「オーソドックスじゃない家にしたい」、Mさん夫婦たっての希望でした。さまざまな住宅会社に相談しますが、デザインや規格などの壁に阻まれます。そんなときにご主人が見つけたのが、アクシスデザインスタイル。同社の住まいづくりには二人が共感できるポイントが多く、ファーストプランや代表の中村さんの家を実際に見て、「私たちのイメージに近い」と決意したそうです。
交友関係が広く、友人や仲間を招いてにぎやかに過ごすことも多いというM邸。L字の建物で囲んだ中庭にはタイルを敷き、BBQや子供たちの外遊びなど、多目的に使えるフラットなテラスに仕上げています。一方で、屋内は変化に富んだ造り。コーナーを使って配置されたLDKは、スキップフロアや素材の違いなどでゾーニングを。
ダイニングから奥にある水回りも段下がりのデザイン。ファミリークロークやサンルームも集約され、洗濯動線は実にコンパクトです。さらに中2階には、ゲストルームを兼ねた和室まで。立体的であり、どの空間にもつながるオープンな間取りは、生活の利便性も高めています。用と美の両面で、ご夫婦の理想をかなえました。

あたたかなつながりを育む 『ヒュッゲ』な暮らしを提案

志布志市に『ヒュッゲな暮らし』をコンセプトにした、ARK HOMEのモデルハウスが誕生しました。ヒュッゲ(HYGGE)とは、デンマーク語で、「居心地がいい時間や空間」を表す言葉。家族や友人とのくつろぎやつながりを大切にする、心豊かなライフスタイルを提案していく住まいです。住空間には北欧テイストを加味。白を基調に、無垢材の温もりを感じられる女性らしいイメージでまとめられています。一見とてもシンプルですが、窓と壁の比率に白銀比を用いるなど、見た目の美しさも重視した緻密なデザインにも注目です。
間取りは人気の高い平屋造り。室内の間仕切りは必要最小限で、「ここにドアが無い一体感のある住空間を実現。ハウスオブザイヤーインエナジーを4年連続受賞したエコッタシリーズで冷暖房効率がよく、家の中の温度差はほとんどありません。外気温12℃前後だった取材当日も、20℃設定のエアコン1台だけで上着要らず。吹き抜けを持つ開放感のある間取りでも、省エネで快適な生活を送れます。ヒュッゲをより高める性能の魅力は、ぜひ現地で体感を。

変化するライフステージに 呼応していく檜の住まい

スッキリとしたフォルムが印象的なH邸。「なるべくシンプルにしたい」とご主人が話すように、外観も内観もあっぱれな潔さです。目を見張るのは2階までつながる室内の一体感。玄関土間に立つと、パブリックスペースはほぼ視界の中に納まります。キッチンは壁付けを採用してダイニングを広く確保。こうすれば限られた居住空間を無駄なく使え、その時々の好みや家族構成に合わせた模様替えも楽しめます。子育てを終えた後の暮らしまでイメージした、ベーシックかつ可変性を持たせたプランは必見です。
さらなる魅力は、温もりあふれる木の質感を日常で体感できること。梁や柱、天井、階段手すりまで国産ヒノキ材を用い、家のどこに居ても森林浴をしているような気持ちに。これはサイエンスホームが提案する『檜づくしの家』ならでは。H邸の1・5階建てロフトライフのほか、2階家ライフ、平屋ライフが用意されており、住み手のライフスタイルに合わせて間取りやテイストを選ぶことができます。構造材を現わす真壁づくりがクラシカルな見た目を演出。家族の歴史とともに深みを増していく住まいが完成しました。

自然素材に包まれて 自分たちらしく暮らす家

Tさんご夫婦がヤマサハウスの提案する『MOOK HOUSE』を選んだ理由は、木の温かみを感じられたから。以前より自然素材を使った住宅に興味を持ち、同様のスタイルの家をいくつも見学していたと言います。「思わず見ほれたのが天井の梁。吹き抜けの開放感や和紙の壁紙もステキでした」と奥様。将来まで見据えた住まいづくりを考えていたため、シンプルな箱をベースにして可変性を持たせる、という同社の考えにも共感。子育て期間も夫婦二人暮らしも楽しめる、機能性を備えた平屋造りを選択しました。
間取りの中心はキッチン。背面の水回りや個室をくるりと回れる動線を備えた使い勝手のよさが魅力です。回遊動線で各部屋をつなぎつつ、メリハリのあるゾーニングを実現。奥様も「家族の気配を常に感じられるのがいいですね」とほほ笑みます。これだけ一体感があっても、冬はエアコン一台を朝と夜に稼働させるだけで快適に。無垢材の床も心地よく、子供たちは帰宅するとすぐ裸足になるほど。今後は庭にBBQスペースやピザ窯を設置する予定もあり、毎日に楽しみを生むわが家へと進化していきそうです。

個性的な空間をちりばめて ここで過ごす楽しさを共有

住まいづくりにあたり、ハウスメーカーから工務店、設計事務所まで足を運んだというTさんご夫婦。その中で「カッコイイ!」と魅かれたのが白木建設の住宅でした。最初のきっかけはデザインですが、優れた耐震性を誇る工法や断熱・気密性能の高さを知り、同社で建てる意思を固めたと言います。
わが家でかなえたいポイントをいくつも用意していたご夫婦。中でも個性的なのが、斜めに設えたキッチンです。この配置により、パブリックスペースはもちろん、中庭テラスから3面の窓を介した屋外の風景まで、実に開放的な視界を得ることに成功。家族やゲストとのコミュニケーションが楽しいキッチンを実現しました。加えて、リビングは床を掘り下げたロースタイルに。空間のアクセントになるとともに、段差を腰掛けにできるなど、大勢が集まるシーンにも活躍します。
驚いたのが、玄関土間から続くシューズクロークに手洗いボウルがあったこと。奥様によると、帰宅後の手洗い習慣をつけるためだとか。「特に僕がちゃんと洗うようになりました」と笑うご主人。さまざまなこだわりや工夫が、みんなを笑顔にしていく住まいです。

オリジナリティーあふれる家で 「私たちの暮らし」を楽しむ

少し離れた場所からも際立って見える真っ白な家。外観もウッドフェンスも白でまとめられ、庭に咲いた春の花が美しく映えています。室内の壁や天井、建具、家具、ブラインドに至るまで、すべて白で統一しました。「主人も私もシンプルなものが好きなので」と笑う奥様。その潔さには脱帽です。
さらにお二人がこだわったのは、唯一無二の個性的な住まいでした。朝日が差し込む東側にリビングを設け、全開放型のガラス戸でテラスや庭とつなぎました。「食事中は家族で会話を楽しみたいから」とダイニングはリビングと離れたスペースに配置。配管をわざと見せたスクエアの白い洗面台はネットで見つけたもの。外国のアパートメントのような雰囲気が素敵です。
玄関の左側には独立した小上がりの和室と寝室、トイレと手洗い場を配置。手洗い場の天井に天窓を設けて、光を取り込む工夫が施されています。2階には子供部屋が二つ。白で統一された1階とは違い、娘さんたちの部屋には優しいベビーピンクを採用しました。
「たくさんの希望を聞いてもらい、私たちらしい家になりました。毎日の暮らしが幸せそのものです」。

環境に合わせて機能性もプラス 和の住まいを洋風にリフォーム

錦江湾と桜島が見えるマンションで暮らして約15年。子育てを終え、夫婦2人の生活となったYさんは、思い切って住まいのリフォームを決断しました。「以前はすべてが畳の部屋。ダニに悩まされていましたし、イスで過ごした方が楽です」。生まれ変わったY邸はすべてがフローリング。二間続きの和室の壁を取り払い、広いリビングダイニングがお目見えしました。押し入れだったスペースを居住空間に取り込んだ代わりに、一部屋はウォークインクローゼットとして使っています。作り付けの棚も多く、玄関横にはご主人のゴルフバックをしまっておける収納庫が。生活空間の広さだけでなく、抜群の収納力も手に入りました。
折り上げ天井が一層広く感じさせるリビングのシンボルとなっているのは、作り付け棚の上部に設置された古い欄間。ご主人の実家を解体する際に持ってきたもので、今回のリフォ
ームの際にどこかで使えないかと相談していたそうです。「松竹梅に鶴と亀をあしらった縁起のよい欄間をずっと取っていました。このように使ってもらえて、とても気に入っています」。実家の思い出をYさんの新たな住まいへ引き継いだ欄間が、夫妻を温かく見守っているようです。

自然の中で健やかに暮らす幸せ 職人の手仕事が生きた家づくり

玄関へ一歩入ると、ほのかに漂う木の香り。頭上には、高い梁(はり)出し天井が現れます。杉材やうづくりの床板、パピスタンプ(西洋漆喰)の壁など自然素材を生かし、断熱性、調湿性に秀でた快適な住まい。太陽光発電とオール電化により、光熱費も以前の半分に削減できたそうです。
「職人の手仕事が見える家にしたかった」というご主人。外壁のみならず内壁まで、左官さんの丁寧な手塗りにこだわりました。ご自身もまた、生粋の職人であり、この家の建具はすべて、ご主人の手づくりなのだそうです。和室で目を引く風情ある間仕切りは、表によしず、裏に麻を張ったもので、意外性のある素材選びが自慢の一品。3人の息子さんたちには、それぞれ本棚と衣装ケースを製作。心温まる、ご主人の家族への愛情が家中にあふれています。

流れる時間の中でくつろぎながら 心を解き放して暮らせる居心地

緑あふれる静かな高台。この自然と景観を最大限に生かしたプランが、M邸の大きな魅力です。「日常的に桜島が見えるように」というご夫婦の希望をかなえるため、LDKは2階に。腰かけると窓から見えるのは空と木々。人工物はほとんど視界に入りません。家の中には1階からも2階からも楽しめる坪庭を配し、採光性を高めました。2階フロアは坪庭部分を中心にくるりと回れる動線。機能性も兼ね備えています。
ナチュラルな色をベースにした室内ですが、使われている木材はクリ、クワ、アカチス、モミなどバラエティー豊か。「木ごとに個性が出るという経年変化も楽しみなんですよ」。奥様はこの家で暮らすようになってから喘息の症状がおとなしくなり、ゆっくり休めるようになったそう。天然木と珪藻土の内壁など、本物の自然素材がもたらした効果にご夫婦も驚いた様子でした。
仕事柄、ゲストをもてなす機会が多いM邸。2階フロアはパブリックを意識した作りですが、1階はプライバシー重視のレイアウトに。1階と2階で気配が伝わりにくいのも、「お互いに一人の時間を過ごしたいときもありますから(笑)」と好評。夫婦二人の暮らしを包む心地よいわが家とともに、誰もがくつろげるやすらぎの空間に大満足のようです。

物語のはじまりにふさわしい 毎日をすてきに演出する家

「ナチュラルアンドシンプル」をコンセプトにした南欧風モデルハウスが、鹿児島市南皇徳寺台に完成しました。白塗りの壁に、スパニッシュ瓦のやさしい薄茶色がアクセントになった外観。テラコッタタイルのポーチと木質の玄関ドアもナチュラルな雰囲気をいっそう盛り上げます。
無垢材などの自然素材をはじめ、塗り壁、アイアン、タイル、テラコッタといった、使い込むほど風合いや味わいの出るものを多用しているのが南欧風の家の特長です。手作りの雑貨やアンティークなどがよく合うため、特に女性に人気があります。
この家の一番の自慢は、オリジナルの真っ白なキッチン。白いタイル張りの清潔感あふれる広々とした空間で、毎日の料理が楽しくなりそう。
シンプルな室内は、床材や棚、階段まで無垢のパイン材をふんだんに使用。ホワイト系の自然塗料を施しているので白い壁とよくなじみ、空間
がすっきりと広く見える効果もあります。また、キッチンからサニタリー、バスルームへつながる水回りの動線を、使いやすく一直線に設計されているので、家事の効率が上がります。
ここに来ると、家族とのライフシーンを想像して幸せになれる瞬間が何度も訪れます。

一家だんらん。誰もが居心地のいい家。 「だんらんホーム」。

八重山の緑豊かな環境に包まれた「だんらんホーム」。㈱イシタケがデザイン会社の㈲サン工房とともに生み出した住まいです。長年培ってきた技術とノウハウに加え、デザイン性で高い満足度を提供するのも大きな狙い。
用いるのは天然素材。床はくん煙処理をした杉材を使用しています。木材に起こりやすい反りや割れが少なく、防虫効果もあるそうです。何より四季を問わず、さらりと温かな足触りを楽しめるのがメリット。インテリアは木と白を基調にしてあるので、どんな色やデザインの家具も馴染みます。これらの提案にオーナーの個性や要望を盛り込み、暮らしそのものを楽しめる家を目指しています。まずはコンセプトモデルとなるこの家で、ナチュラルな質感や居心地を感じてみてはいかがでしょう。

自然素材をふんだんに用いて 思い描いたわが家を実現

外観から受ける印象は落ち着いた雰囲気。しかし、リビングに通されるとそのイメージは一変しました。視界に広がる白を基調にした吹き抜けの空間、床はモミの木のうづくり。内壁は珪藻土で、塗り方もアンティークっぽく、ラフな仕上がり。空間によって、Nさん家族の思いを個性として現場仕上げ塗りとなっています。ちなみにトイレの壁はご主人の手によるもの。子ども部屋の壁には娘さんの手形を押したり、家族が家づくりそのものを楽しんだ様子が伝わってきます。「自然素材の家をテーマにして、床、壁はもちろん、建具の素材やインテリアなど細かなところまでリクエストしました」とご主人。
ご夫婦が考える心地よい住まいの実現と同時に、子育てや暮らしやすさにも配慮。「家全体を一つの大きな空間にしたくて」と、間取りもご夫婦で試行錯誤したんだそうです。2階のスタディコーナーとは吹き抜けで
つながり、個室には気配窓もあります。奥様が要望したキッチンと洗面脱衣・浴室の間には、家事室を配置することで家事の流れをスムーズに。さらに特筆したいのは、家事室に洗濯機と冷蔵庫が置かれていることです。これによりパブリックフロアがスッキリして生活感が軽減。ゲストの視線も気になりません。

理想の大空間を 実現できる住まい

閑静な住宅地の一角に、堂々とした風格を放つN邸。ご主人と同社の営業スタッフは高校時代から付き合いのある仲で、「いつか家を建てるときはお願いするよ、という話もしていました」。しかし住宅は大きな買い物。参考になればと複数の住宅メーカーに足を運んだそうです。「でもタマルハウスのモデルルームを見たときに、いいなぁ、と改めて思ったことがありました。それは“空間の広さ”です」。

同社が提案するのは、パナソニック電工が開発したテクノストラクチャー工法の家。軽量鉄骨を組み込んだ
梁を用いることにより、間仕切りの無い大きな空間を実現できます。住宅ごとに構造計算を行うので耐震性にも優れ、余分な柱や壁を取り除くことが可能に。さらにプランに応じた加工を施すので設計も自由。こだわりを盛り込んだ住まいづくりが思いのままという、木造と鉄骨造のメリットを生かした工法です。

「今まで手狭なアパートに暮らしていた反動もあったのかもしれません」と笑うご主人。N邸ではLDKにその魅力が表現されています。広々としたワンフロアに280㎝の天井高。これは同社では標準仕様です。子どもたちが寝そべったり、おもちゃを広げたり。傍らでご主人はソファに腰かけて読書。みんなが視界に入る対面キッチンでテキパキと家事をこなす奥様。そんなふうに同じ空間で思い思いに過ごしていても「圧迫感がなく心地いい」と好評。開放的たっぷりのLDKは、すっかり家族のお気に入りの場所になりました。

人と環境にやさしい自然素材を使用 子どもたちを包み育む連続空間の家

「次はこんな暮らしをしたい」という、施主の思いを反映させた家づくりをサポートしながら、多彩な提案で形にしていくのが県民住宅。そのため、手掛ける住宅は実に個性豊か。子育て真っ最中のAさん家族が暮らすこの家にも、ご夫婦の気持ちがたっぷり詰まっているよう。
「子どもがのびのびと走り回れる家にしたくて」と話す奥様の視線は、間仕切りのほとんどないLDK空間へ。リビングは吹き抜けで、2階のファミリールームや子ども部屋の気配窓ともつながっています。さり気なく家族の気配を感じられる間取りは、暮らし方に真剣に向き合ったからこそ生まれたもの。「存在感のある大黒柱はもちろん、木の温かみが伝わるつくりが気に入っています」。吟味を重ねた自然素材を用いる点も決め手の要素になりました。

無垢材ならではの住み心地を安心の耐震+制震住宅で実現

1階には杉の無垢板、2階は硬い性質で傷が付きにくいという特長を持つ桜の床。木のよさを知り尽くした県民住宅の新しいモデルハウスが星ヶ峯みなみ台に誕生しました。梁は1本の木をじっくりと煙でいぶしてから自然乾燥させた「燻煙熱処理材」。時間と手間をかけて製材されたこの木材は歪みや狂いがほとんどなく、防カビ、防菌など家づくりにうれしい効果が満載。年を重ねるほど深くなる風合いも魅力です。
間取りは同社の住宅アドバイザーが施主の暮らし方を踏まえて提案。リビングを中心に置き、吹き抜けには室内窓を設け、家族が互いの気配を感じられるつくりになっています。子ども室は先を見据えて2ドアに。寝室のウォークインクローゼットも便利です。
最新の技術を多用しているのも見どころ。構造体は早稲田大学との産学連携によって生まれた制震ダンパー
を設置し、建物の強さを万全なものにしています。壁に使われているのはJAXAが研究開発した「ガイナ」。特殊セラミックを塗料化した塗り壁で、消臭、防菌、断熱など全部で15もの機能を備えています。自然素材とテクノロジーの力が、住む人の安全と快適な住み心地を実現させました。

〝みんなの家〟をテーマにした 四世代が暮らす二世帯住宅

実家の建て替えをきっかけに、四世代が暮らす二世帯住宅を計画したKさん。まずは以前から交流のあった、大工の吉田さんに相談を持ちかけます。「理想やアイデアがたくさんあって」と笑うご主人。その一つ一つに耳を傾け、できる限り住み手の要望に応えたのがK邸です。ご夫婦の理想の中には、構造的に難しい部分もあったそう。それらは、吉田さんと長くタッグを組んでいる大成寺工務店が担当。同社が磨き上げてきた確かな技術とノウハウにより、「本当に暮らしたい家」をカタチにすることができました。
K邸は、おばあちゃんやご両親の生活しやすさを考慮して平屋造りに。玄関のスロープや、室内の段差を無くすなどの加齢配慮も抜かりありません。玄関を境に居住空間は分かれているものの、洗面・脱衣室、浴室は共有。ほど良い距離感を保ちながら、いつでも互いの顔を見られる間取りになっています。日常的に親族が集まり、にぎやかに過ごすというK邸。「みんなの家にしたかった」と話すご夫婦は、間仕切りの無い広々としたLDKがお気に入り。こだわりの造作キッチンを活用した、おもてなしの宴も増えそうです。

会話や楽しみを増やし 家族を一つにするわが家

I邸のご主人とマルタ建設の代表である圓田さんは、商工会の活動を通じて以前からの知り合いでした。住まいづくりを進める際に、最初に相談したのが圓田さん。しかし「他社もいろいろ見て、本当に納得できるビルダーを選んだ方がいい」と意外な返事が。そこで助言に従っていくつか訪ねたのですが、説得内容に心が動く会社は見つけられず、再度マルタ建設へ。同社が開く『家づくり教室』にも参加し、SW(スーパーウォール)工法や仕様などを勉強。「これなら自分たちにとって理想的な家になる」と確信し、改めて依頼することになります。
LDK中心のレイアウトで、どの部屋へも最短で行ける動線を確保。必ずリビングを通るため、家族が自然と顔を合わせられるのもポイントです。それぞれに個室があるものの、わが家のテーマに掲げた「家族が一つになる造り」を具現化するプランに、ご夫婦も大満足の笑顔を見せていました。二人の予想を超えたのはSW工法の防音性。I邸のリビングに備わる玄人好みの音響設備でも、外への音漏れはほとんど無し。家族や夫婦で映画やライブ映像を楽しむ時間が増えたそうです。

心地よく暮らしていける コンパクトで賢いわが家

わが家を建てるに当たり、ご夫婦はまず住まいづくりの勉強に取り組みます。早い段階で丸久建設主催の無料セミナーに参加。「デザインだけでなく、表面に出ない部分はさらに重要だと認識。セミナーを受けたことで丸久建設の勉強熱心な姿勢を知り、ここなら信頼できる! と思ったんです」。
ご夫婦がプランニングで大事にしたのは〝空間〟でした。部屋数は最低限に留め、その分をLDKや収納のゆとりに還元。特に興味を引かれたのは、収納に関するアプローチです。玄関土間を広く確保して、壁にはオープン棚とフックと長押(なげし)が。これらは「室内で使わないモノは玄関に置くといいのでは」という奥様の考えで用意されたもの。実に合理的です。ちなみに長押はリビングの壁にも設置。和室の鴨居に付いているイメージですが、Y邸のように洗練されたデザインならリビングでも違和感がありません。
また、同社では断熱性能を高めてエネルギーロスを防ぐ住まいを提供。これだけ開放的な空間も、エアコン1台で空調します。当初は半信半疑だった奥様も住んでみてびっくりしたそう。性能面でも快適空間が実現しました。

強く静かで快適な住空間 自然災害に強い『RC‐Zの家』

「地震・台風といった自然災害への強さを備えた住まいで暮らしたい」。そんな思いを持つご主人が白羽の矢を立てたのは、コンクリート造りの住宅です。中でも興味を引いたのが、小永吉ホームが手掛ける『RC‐Zの家』。これは鉄筋コンクリート部分と断熱材が一体となり、壁内部の結露を起こさない画期的な造りが特長です。このほか、気密性も高く、遮音や耐震・耐火性の面でも秀逸。これだけ高性能だと建築コストが気になりますが、木造と大きな差は無く、コストパフォーマンスの高さも大きな決め手になったと言います。
一方で奥様は、使いやすさや居心地といった住環境に熱心なリクエストを。第一希望の「ゆったりとしたリビング」は、広々としたスペースを確保し、さらに庭との間にタイルデッキを設けたことで一体的な広がりを生み出しています。将来に備え、主寝室は1階に配置。キッチンを介して洗濯動線を最短にするなど、子育てや仕事に忙しい現在から、未来の夫婦二人暮らしまでに対応できるレイアウトも魅力的です。ちなみにタイルデッキや人工芝の庭はご主人とお父様のセルフビルド。家族の絆もさらに強まった住まいづくりになりました。

自然と共生しながら 心地よく住み継いでいく家

新設された桜島スマートICが目の前。イオン姶良店にも近い、好立地のスマートヴィレッジ西餅田内に誕生したモデルハウス。緑あふれる中庭を囲むようコの字型に配置されたスタイリッシュな平屋建てです。生活スタイルや家族構成の変化にも対応しやすい平屋は、あらゆる年代に人気があるとか。
家族が集うLDKは、家の真ん中に。中庭のウッドデッキに向かって大きく開かれ、外からの光と風をたっぷりと取り込めます。高い勾配天井がつくる開放的な空間は白で統一。木目の美しいアカシアの無垢材の床とのバランスが見事です。LDKの奥には主寝室や子供部屋を想定した10帖の洋室などプライベートな空間をまとめました。無駄がない間取りは「ちょうどいい平屋」というコンセプトにぴったり。
断熱性・気密性にも優れ、一年中、エアコン一台で家中の隅々まで快適に保てるのも特長です。その秘密は小屋裏に設置したエアコンの温風や冷風を、ダクトを通じて各部屋や床下に送るパッシブエアコン。さらに太陽や風の力を上手に活かすパッシブデザインを取り入れ、自然と共存することで、エコで心地よい暮らしを実現しました。

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