創業50年、鹿児島の風土に合った家づくりに向き合ってきた「県民住宅」が手掛けるのは、高い安全性と快適性を備えた高性能な省エネ住宅。その魅力を体感できる新しいモデルハウスが鹿児島市の高台に完成しました。
黒で統一されたクールな外観とは対照的に、室内は自然素材がふんだんに使われたナチュラルな空間になっています。床や腰壁、見せ梁などには木目の美しい県産のスギを、押し入れやクローゼットには調湿・防虫などに優れたキリを、そして家の土台には湿気や白アリにも強いヒノキを使用するなど、適材適所に無垢の木材を使い分けているのも同社の特長です。また、内壁には空気の清浄効果をはじめ、断熱、保温、防音、防露に優れた塗料を採用。さらに24時間計画換気システムの導入により、室内環境はいつも快適に保たれています。
震度7の地震から何度も家を守ってくれる耐震+制震システム、高い省エネ基準を満たした「認定低炭素住宅」に加え、約4kwの太陽光発電も搭載したZEH仕様のこの家。光熱費やメンテナンス費用など、住んでからのコストが抑えられるのも大きな魅力です。
「モデルハウスに一目惚れでした。だったよね?」と、笑顔でご主人に確認する奥様。あちこちの展示場を巡った末に出会ったのが、ヤマサハウス『MООK HОUSE(ムックハウス)』でした。決め手は、開放的な間取りと天然木をふんだんに使った温かみのある雰囲気。住んで1年以上経つ今でも、ゲストから「木の香りがする」と言われるほど。また、夏には赤ちゃんが加わって5人家族になるY邸。家族構成やライフスタイルの変化に対応しやすい、スケルトン・インフィル工法も魅力的だったと話します。
シンプルな箱をベースに、つながりを大切にする間取りがムックハウスの特長。Y邸での見どころは、和室を中心に行き止まりの無い回遊動線をかなえたレイアウトです。ほぼすべての空間をウォークスルーで行けてしまうので、家事も生活もストレスがかかりません。ポイントに設けた引き戸を開閉すれば、ゲストの動線をコントロールすることだって可能。実に優秀です。自然の光と風を取り入れるリビングの大きな窓は庭との連続性も。家の中に居ながら伸びやかな広がりを感じさせてくれる、居心地のいい住まいになりました。
盛洋建設の担当者と1年半以上かけ、じっくりプランを練ったH邸。「自分たちらしさ」をキーワードに、生活そのものが楽しくなるよう意識した住空間が魅力です。中でも要になるのは、間取りの中心に据えた中庭。中庭とはいっても、室内の床とほぼフラットでつながるテラスのような仕上げ。リビングの延長として、団らんスペースに使ったり、子どもの遊び場になったりと多彩な使い方ができそうです。プライバシーを保ちながら、開放感を味わえるのが大きなメリット。採光性の実力は、写真を見ただけでも分かってもらえるのではないでしょうか。
一方、中庭を囲むように内部空間をレイアウトしたおかげで、動線はとてもシンプルに。行き止まりのない回遊動線が完成し、家事も生活もスムーズに運びます。家族が自然と顔を合わせる機会を増やすリビング階段は、ご夫婦のリクエスト。その配置に苦慮したそうですが、吹き抜けに沿った回廊風のデザインにすることで解決しました。また、一括収納の採用でパブリックスペースの生活感を払拭。H邸のテーマの一つでもある、ホテルライクな住空間を実現しています。
「これまで、実家には母が一人で暮らしていたのですが、建て替えを機に二世帯住宅にすることにしたんです」というご主人。三世代6人が暮らすにぎやかな住まいが完成しました。玄関は共有ですが、お互いが気兼ねなく暮らせるようプライベートな空間はしっかり分けた一部共有型の二世帯住宅。敷地の広さを活かして生活スペースはどちらも1階に配置され、共有の和室を挟んで行き来することができます。
この和室は、それぞれの世帯で来客時に使える便利なスペース。子世帯では2階に寝室と子供部屋を用意しましたが、子供たちも広いリビングで過ごすことが多いのだそう。家族ができるだけ同じ空間で過ごせるよう、スタディースペースとしても使えるワイドなカウンターが設置されています。
親世帯では、トイレと洗面脱衣室を同一空間に配置して広さを確保するなど、動きやすく機能的な間取りを心掛けました。バスルームではなくシャワーユニットを採用しているのも使いやすさを考慮してかと思いきや、「母は毎日近くの温泉を利用しているから」とのこと。お孫さんと連れだっての温泉通いも、この家での楽しみの一つと言えそうです。
Hさんご夫妻が福山組の住まいと出会ったのは、友人が新築した家へ遊びに行ったときのことです。「他社もあちこち見たけれど、本物の木を使った空間の心地のよさはダントツでした」と奥様。土地探しから相談したところ、くだんの友人邸のすぐ近くに売地が。スープの冷めない距離で子供たちの行き来もしょっちゅう。家族ぐるみのお付き合いがより深まったと言います。
当初は2階建てを考えていたHさんですが、将来の生活しやすさを重視して平屋を選択。個室は最小限の広さに留め、その分を収納に分配しました。リビングの一角にある畳の小上がりは、段差を活かして引き出しを設置。スキップフロアになっているワークスペースの下は、基礎まで床を下げて大容量の納戸に仕立てています。ファミリークロークも確保するなど、一括収納でスッキリとした暮らしを実践中です。
LDKは天井を高く設定して開放感を演出。ワンフロアに畳間やワークスペースといったさまざまな役割を持つ場所があるのも特長です。互いの気配を感じながら、集った人が思い思いの時間を過ごせる。H邸の日常には、そんな魅力が備わっています。
広い敷地にゆったりと建つ平屋造り。室内は厳選された自然素材で統一され、心地よい空気感に包まれています。5年ほど前に健康住宅のセミナーに参加し、「こんな健康的な家に住みたい」と願いながら土地探しを続け、今春、ようやく夢をかなえたKさん一家。「アレルギー性鼻炎のある娘を連れて、Sin工房さんのショールームに行ったとき、全然アレルギーが出なかったんです。これは本物だと思いました」と奥様は5年前の出会いを振り返ります。
家づくりに当たってご主人が出した希望は「平屋、ロフト、男女別トイレ」の三つ。寝室の上に設置したロフトには置き畳を入れ、大きな本棚を造作して読書コーナーに。広々した男女別トイレも好評です。奥様がこだわったのは、生活感のないスッキリとしたキッチン。職人が一本ずつ仕上げた格子戸の建具で家電などをすべて隠すキッチン収納は、同社のショールームで見てすっかり気に入ったものだそう。キッチンの周りに水回りをまとめた家事動線も共働きのご夫婦にぴったり。
「この家は100点満点中、200点です」と笑う奥様の幸せそうな顔が家づくりの大成功を物語っていました。
木の家が好きで、広々とした開放的な暮らしを望んでいたご夫婦が建てたのは、13種のモデルからライフスタイルに合ったデザインを選び、自分たちらしくカスタマイズできる企画住宅「BinO(ビーノ)」の家でした。
大きな片流れ屋根が印象的なK邸。平屋のように見えて、実はスキップフロア(段差)が創り出す三層構造の家です。LDKからリビング階段で緩やかにつながる1・5階のフリースペースと寝室。その下には少し天井の低い二つの子供部屋。この立体構造によって、室内はより広々と開放的な空間に。無駄なスペースを抑えることで、ホビールームを造ることもできます。
リビング横のドアの向こうには、サンドバックと筋トレ器具を備えたご主人の隠し部屋。「小さくてもいいから筋トレ部屋が欲しかったんです」とご主人はうれしそうに話します。一方、奥様のお気に入りは、チャコールグレーで統一したおしゃれなキッチンと、自ら取り寄せたマリメッコの壁紙を張ったトイレ。グリーンやほんの少しの赤を差し色に使うセンスが秀逸です。
そこには、素敵な家族の絵になる暮らしがありました。
豊かな自然が残る地域に新居を構えて3年目となる大久保邸。マエダハウスのお客様も時々見学に訪れて、参考にする人が多くいるという間取りは意外にシンプルです。注目したいのは、LDKの大きな吹き抜けと、そこからつながる2階スペース。奥行きのあるロフト風の空間は3人の子供たちの部屋として使っています。気配窓の下に作り付けた文机で勉強をしたり絵を描いたりしていても、階下とすぐにコミュニケーションが取れて便利。奥様も「キッチンから声掛けできるので、余計な手間も時間も不要」と笑います。
2階建てではありますが、基本的な生活は1階で完結できるようになっているので動線はコンパクト。ダイニングの配置や付随する収納、ニッチの使い方など、奥様発信で盛り込まれたアイデアには感心しきりです。中でも目からウロコが落ちたのは、玄関ホールの独立壁に設けたアクセサリー棚。玄関で着けて、帰宅後すぐ外す。なるほど、これなら行方不明になりません。家族で重ねる時間とともに、少しずつ変化しているというインテリアからも、わが家での暮らしを慈しんでいる様子が伝わってきました。
一つ一つに思わず感嘆の声を上げてしまう、そんな驚きがあふれるH邸。細部に至るまで好奇心をくすぐるアイデアが詰まっています。
まるで隠れ家レストランのような広々とした吹き抜けのリビングには、ダイニング、ウッドデッキに続く洋室リビングと和室を備え、それぞれが扉や壁ではなく段差を変えることで開放的かつ快適性の高い空間を実現。子供部屋は、淡いピンクとパープルを選択し、主寝室はシンプルな落ち着きのある空間に仕上げました。さらに、2階に続く階段途中のスキップフロアには、壁一面の日本画が出迎える和の空間がお出迎え。2階の洋室とすべて壁の色や個性も異なり、それが設計の妙でうまく一つにまとまっているのです。
実はこの家、七呂建設のスタッフの新居。「遊び心のある家にしたかった」という思いを営業担当の星原さんが汲み取り、同社のハイレベルな技術とセンスが、なんとも魅力的な住まいを誕生させました。2歳と4歳の娘さんも、目を輝かせて家中を走り回っているそう。広く個性的な空間で育つことで、きっと豊かな感性が育っていくことでしょう。
鉄筋コンクリート造+木造。オリジナリティーあふれるデザインが目を引く建物は、親世帯と子世帯が同居する二世帯住宅です。周囲は高層マンションもある住宅地のため、Kさんは外からの目線を気にせず暮らせる住まいを希望していました。相談を受けた成尾建設は、アトリエ建築家による設計を提案。丁寧な聞き取りからご家族のライフスタイルやリクエストが盛り込まれる一方、後述するコンセプトを感じる意匠も随所に。県産材やシラス壁といった、鹿児島の風土に合った素材選びにもこだわりが反映されています。
「光を仰ぐ家」と名付けられたK邸。理由は、2階部分に設えたトップライトにありました。それが帯状に連なり、玄関アプローチからLDK、浴室にまで自然光を注ぐため、窓が少ない印象の室内でも十分な明るさが得られます。特に浴室の天井はすべてガラス窓。星空を眺めつつ、月明かりで入浴を楽しむことも。一方で、家事動線への配慮も細やか。直線的に配置されたランドリールームと洗面・脱衣室、浴室が時短を実現。長期優良住宅基準を大幅に上回る性能と相まって、快適で魅力的な住空間に仕上がっています。
Kさんご夫妻がわが家に求めたのは、「スッキリした暮らし」でした。共働きの上、1歳になる娘さんの育児と家事まで。特に家事は、なるべく手間や時間をかけずに進めたいとの思いもあったのでしょう。「老後の生活もですが、掃除のしやすさを考慮して平屋造りを選びました」と奥様。室内ドアは敷居不要の吊りドアを採用したおかげで、段差がなく、掃除機をかけやすいと好評です。また、動線上の壁面には隠す収納が充実。使い勝手もさることながら、モノが見えないので空間をより広く使うことができます。
建物は南面を長く取り、西側をパブリック、東側をプライベートと明確にゾーニング。最奥に水回りが置かれていますが、脱衣室とランドリールームが隣接しているので、洗濯動線はとてもコンパクトです。米玉利住工では、ZEHを上回る高断熱性能を持つ『HEAT20 G2』を標準仕様。日射の取得・遮閉にも注力し、冷暖房機器になるべく頼らないパッシブハウスを提供しています。K邸も空調はエアコン1台のみ。「効きがよく、消しても保温されている感じ。快適な冬でした」と、性能の確かさを実感したようです。
三洋ハウスで夢のマイホームを手に入れたHさんご夫婦。その理由は、ご主人の勤務先であり、同社の企業理念〝お客様第一〟を一番理解していたからでした。加えて、社員みんなの顔を知っていることや、充実したアフターメンテナンスで〝永く安心して暮らせる〟と、迷いなく同社で建築することに決めました。
家でゆっくり過ごす時間を何よりも大切にしているHさんご夫婦の一番の要望は、「どこからでもテレビを見ることができる空間」でした。テレビを中心に間取りを考えただけあって、キッチンやウッドデッキ側からでもテレビを見ることが可能なレイアウト。忙しく家事をこなす奥様も大好きなテレビを見ながら作業することができるように配慮されています。
浴室やサンルーム、勝手口へとつながるデッキも大切な家事動線の一つ。ここを通ることで、「無駄な時間が省けて、家事の時短につながっています」と奥様も満足そう。部屋全体は白と木目を基調にしたナチュラルな雰囲気。壁の一部に調湿・脱臭効果のあるエコカラットを使用するなど、住環境にも配慮した住まいです。
住まいづくりを決めた当初、どんな家をどのビルダーで建てればいいのか悩んでいたMさん。そんなとき、親戚から「おもしろい家を建てる人がいるよ」と教えてもらったのが、棟梁の吉田さんでした。特に木の選別や使い方に一家言を持ち、M邸でも随所でそのセンスが発揮されています。以前より大成寺工務店からの依頼に応えていた吉田さん。今回も設計やZEHに関する作業は同社が担当。信頼の厚い地元工務店との密な連携で、奥様も「安心して任せられました」と話します。
ご夫婦の譲れないリクエストは、家族みんなが集まる広いリビングと、見晴らしのいいキッチン。要望を受けて完成したのが、ゆったりしたワンフロアのLDKです。一角に和室がありますが、フラットでつながっているため引き戸を開ければ一体感が生まれます。実はこの和室、よく見ると畳寄せがありません。リビングと同じ床材で畳を縁取っているので見た目もスッキリ、美しいんです。キッチンに立つと庭も玄関も一望でき、対話もスムーズ。LDKを介してプライベートゾーンへ行く動線と相まって、家族や友人との会話が弾む空間になりました。
家族の勧めで、当初は渋々家づくりに取り掛かったSさんご夫妻。「ずっと賃貸でいいと思っていた」と話す奥様のテンションを真逆に向けたのが、サイエンスホームの住まいでした。鹿児島市城山町にあるモデルハウスを訪れたとき、玄関土間から見た空間の広がりに一目ぼれ。オールヒノキ材の温かみのある造りやビンテージ感のある仕上げにも魅了され、「ここ以外なら建てない!」と、一途にさせたのです。
強烈な印象を与えたモデルハウスは、S邸のプランにも影響しています。ゆったりとした土間から、間仕切りなしでつながるLDKの開放感はまさにそれ。玄関ドアを開けるとすぐに室内が見えることに少しちゅうちょはあったようですが、日々実感する居心地のよさに今ではほとんど気にならないそう。しかも、残暑も冬もエアコン1台で賄なえたという冷暖房効率のよさにも驚いていました。同社の標準仕様である外張り断熱の性能を物語っています。
みんなのお気に入りはリビングスペース。ソファでおしゃべりをしたり、さらりと手触りのいいヒノキの床の上で遊んだり。「わが家で過ごす時間が何よりの楽しみ」と笑うSさん家族です。
わが家を建てるにあたり、「ぜひやってみたいシステムがあった」と話すご主人。実現するにはビルダーの理解と協力が不可欠な事案。そこで、地元に根付きながら、パッシブデザインなど新しいチャレンジに意欲的な丸久建設に白羽の矢を立てたのです。その結果、T邸は同社第一号となる〝床下エアコン〟を導入した住まいとなりました。
基礎断熱を施した床下の空気を暖房で温め、さらに各部屋に設置した床の噴き出し口からも温かな空気を送るこのシステム。ひと冬過ごした感想を尋ねると、「ちょうどいい室温で、部屋ごとの温度差も感じません。3日間留守にした無暖房の家に帰ってきて、室内が18℃あったときは驚きました」。綿密に練られた採光計画と相まって、快適なシーズンとなったようです。
一方、間取りは奥様の要望を盛り込みました。特筆すべきは、洗濯動線の優秀さ。脱衣室とドライルーム、外干しスペース、ファミリークロークを集約したため、無駄な動きが不要です。ドライルームは着替え室も兼ねており、子供たちの動線もコンパクトに。手間を短縮する工夫が、暮らしにゆとりの時間を生み出しています。
Yさん家族が、風雅匠房のモデルハウスで宿泊体験をしたのが約3年前。自然素材にこだわり、健康的で飽きのこないデザインに共感して、同社での家づくりを決めました。ご主人の仕事の関係上、建築中は離島暮らしでしたが、異動のタイミングで新居に移れるよう、専用アプリや動画で状況・情報をやり取り。直接確認できる回数は少なかったものの、同社のきめ細やかな対応によって特にトラブルなく完成しました。
特筆したいポイントは、キッチンと水回りをつなぐ動線。奥様もフルタイムで勤務する上、育ち盛りの子供たち3人の世話もあります。できるだけ手間と時間を省きたいとの要望を、サンルームを介した回遊動線で実現。間にユーティリティースペースを挟み、家事空間をコンパクトにまとめました。
家族が憩うリビングは、背の高いご主人に合わせて天井を高めに。全員が読書好きとの嗜好を受け、書棚が充実した学習コーナーを造作しています。鹿児島県産材を用い、内壁には珪藻土を採用。シンプルデザインに加え、素材に統一感があるのも魅力です。「わが家を一番くつろげる場所にしたい」、そんなご夫婦の思いが実現しています。
「独立するならいつか持ち家を」と思っていたパン職人のご主人とヨガ講師の奥様。「いい建築士さんがいるから」と紹介されたダイワ工務店との出会いで夢だった店舗付き住宅を建てることに。お店の玄関をすっぽり覆う木製のカバードポーチと三角屋根は同社が得意とする海外住宅がお手本で、総2階建の1階がパン屋さんとヨガスタジオ、日当たりのいい2階が家族の住まいになっています。
「シンプルだけど温かみのある家に」というご主人の希望通り、2階は無垢のスギの床と木製の造作家具が映える真っ白な空間。キッチンのタイルや寝室の壁などには、ご夫婦とも好きなグレーをアクセントカラーとしてチョイス。色使いのバランスが秀逸です。全体的にシンプルなY・M邸ですが、トイレだけ少し趣が違います。「実は私、大人っぽいゴージャスな感じも好きなので」と笑う奥様。シャンデリアや花をモチーフにした壁紙など、ほかとはまるで異なるテイストなのに、しっくりとなじんでいるのは、「色とデザイン」にこだわる同社の真骨頂ですね。
夫婦の夢だった「パンとヨガの店tema-hima」は、6月オープンの予定です。
のどかな田園風景が広がる山あいに建つI邸。ビターグリーンの壁に白のモール(窓枠)がアクセントになった外観は周囲の緑としっくりなじんでいます。一方、室内は白とブルーを基調に、ヴィンテージ感のある家具やアメカジ風インテリアをプラスし、クールな雰囲気にまとめました。波のような模様のカーテンやマリンテイストの小物も爽やかに空間を彩っています。
I邸は、アメリカ西海岸のビーチハウスをイメージしたカリフォルニアスタイルの家。「海の近くで育ったので、こういう家に憧れていたんです」と奥様は話します。室内ドアや対面キッチンの立ち上りは深い海を思わせるネイビーをセレクト。キッチンは真っ白なタイルの壁と「見せる収納」によっておしゃれなカフェバーのように。リビング階段の手すりは既製品では納得できず、アイアンで特注したもの。どこをとっても奥様のこだわりが満載です。
1階にLDKと寝室、キッチン横に水回りをまとめ、廊下によって各所がつながる回遊性のある間取り。2階には個室を二つ設け、将来は子供部屋に。緑の中にありながら、海辺の雰囲気も味わえる素敵な家になりました。
白い壁とテラコッタのコントラストが目を引くM邸。明るくナチュラルな南欧風テイストが、南国の青い空によく映えます。テーマは「リビングに家族が集まる住まい」。間取りの中心にLDKを据え、子供部屋や水回りを四方に配置。帰宅時には必ず顔を合わせられる上、廊下が無いので動線もコンパクトになる利点が生まれました。
限られた空間を広く使うための工夫も見逃せません。一つはリビングの天井を高く設定したこと。もう一つは、和室を続き間として体感させる造りです。LDKに接する間口が大きく、フラットにつながるので引き戸を開けていると一体感が高まります。実際、日中は常にオープン。夜間は布団を敷いて家族みんなで就寝。そう、和室は主寝室も兼ねているのです。
子供部屋は一つにまとめて、個室は必要最小限に抑えました。トイレの横に洗面スペースを独立させ、スペースや動線を効率化。ただし、収納やドライルーム、書斎といった機能面は妥協せず、ライフスタイルに応じた計画を実現しています。加えて、冷暖房効率のいいSW(スーパーウォール)工法を採用。省エネにも貢献しています。
木の風合いが好きなご夫婦のために、森の中に居るようなナチュラルで心地いい家を完成させたのは南九州市のマル川建設。梁を出すことで天井高にしたリビングは、親戚や友人が遊びに来ることが多いという家の楽しい集いの場となりました。リビングから続く広々としたウッドデッキは小さなお子様の格好の遊び場に。2階へ続く階段下には温かな日差しを送る大きな窓。階段の上に座れば広い庭を望める親子のお気に入りのスペース。その階段下にはご主人の希望だった書斎もしっかり設えられています。
そして住まいの方々で目に付くのがスペースにきっちり収まった木の収納棚や建具。アイランドキッチンや洗面室、トイレなど見た目も使い勝手も抜群のジャストサイズで、すべて同社の造作によるものだとか。住み手への思いやりがあふれています。
「家を建てることが幼い頃からの夢でした」という奥様。お子さんをベビーカーに乗せて散歩しながら土地探しをしたり、さまざまなカタログを見たりして思いを膨らませていたそう。「結婚3年目にして夢がかないました」と笑顔を輝かせていました。
ミスミハウスのコンセプトモデルを体感できるのは、鹿児島市吉野町にある『アイリスガーデン吉野』。充実した緑化エリアを持つ環境になじむよう配慮された、ナチュラルな風合いの建物が目印です。テーマは、「こだわりの間取り」と「高品質の強い家」。木+鉄の構造部材を用いるテクノストラクチャー工法により、耐震等級3を標準仕様に。また、エコで快適な暮らしを目指すべく、太陽光発電システムとエネルギーの見える化(HEMS)を導入。高い断熱性能と相まって、夏涼しく、冬暖かな住空間をつくり出しています。
レイアウトで特筆したいのは、ゆとりを感じさせるLDK+和室。和室のコーナーに柱が無いので、つながりがとても自然に感じられます。将来、夫婦暮らしになった際には、寝室への転用も可能。年齢を重ねると、平屋のようにワンフロアで生活を完結できるのも魅力です。また、同モデルハウスは女性スタッフが設計・コーディネートを担当。多くの経験と実績を踏まえ、スムーズで現実味のある動線や収納計画を実現しました。来場すればきっと、きめ細やかな配慮に膝を打つはず。ぜひご家族でお出掛けください。
「設計の自由度もデザイン性も妥協したくなかった」と話す、Mさんご夫妻。下調べを重ねてたどり着いたのが、木のんホームが紹介する、建築家と造る家づくりでした。住む人の生活習慣や一日の動き、趣味、どんな暮らしがしたいかなどを事前に丁寧にヒアリング。それを基に、予算や敷地に応じたプランを提案してくれるのです。
例えばM邸では、玄関土間からウォークインクローゼットを通って洗面・脱衣室へ直行できる裏動線を用意しています。これは農業を営むご主人が、帰宅後すぐに手洗いをしたり、入浴したりするため。さっぱりしてからリビングへ入るので、掃除の手間が軽くなるメリットも。また、水回りとLDKは回遊動線でつないでいます。その使いやすさは奥様の折り紙つき。
吹き抜けのリビングを中心に、各空間へダイレクトでつながる構成は圧巻です。どこに居ても声が届き、気配を感じられるので育児中のご夫婦も安心。窓が多く、ふとしたときにのどかな風景や空が見えるのもお気に入りなんだとか。今は2階が家族の寝室ですが、将来は子供部屋になる予定。将来も使いやすいよう配慮された間取りです。
昨年11月、奥様の実家の敷地内にシンプルな平屋造りの家が完成しました。22帖もあるリビング・ダイニングは日当たりのいい南向きに開口部を大きく取っているため、真っ白な壁や高い天井、奥様の希望で採用したシャビーシックな白いフローリングと相まって、とても明るく開放的な雰囲気。対面キッチンの立ち上がりに張ったイエローグリーンのボタニカル柄の壁紙が白い大空間のアクセントになっています。
Y家は共働きで忙しいご夫婦と2人のお子さんの4人家族。「家事や暮らしがラクになるように」とご主人が考えたのが、玄関からウォークインクローゼット、洗面室、ランドリールーム、浴室が一直線に並ぶ間取りプランでした。「汚れて帰ってきても、玄関からそのまま洗面所やお風呂に行き、きれいになってリビングに出て来られるので大助かりです」と奥様もうれしそう。洗濯や忙しい朝の支度もこの動線ならとてもスムーズです。
高気密・高断熱の構造に加え、南側に居住スペースを寄せたおかげでどの部屋も日当たりがよく、この冬は驚くほど暖かく快適に過ごせたそう。家族みんなの笑顔がさらに増えそうですね。
昨年11月、奥様の実家があった場所に完成したS邸。新しい家とともに、奥様が長年温めてきた「お菓子のお店を開く」という夢も一緒に実現しました。1階に工房と2坪の販売スペース、寝室や浴室など、2階にLDKや子供部屋などを配置した店舗付き住宅です。
2階のダイニングから鹿児島の街並みと桜島が一望できる最高のロケーション。「明るく、解放感のある家に」というのが第一条件だった奥様の希望に応え、東側の角にL字型の大きなガラス窓を取ることで素晴らしい眺望と解放感を実現しました。「人目が気にならないからロールスクリーンはいつも開けっ放し。明るくて気持ちいいんですよ」と本当にうれしそう。
最初から最後まで建築士が担当することで、ディテールにもこだわるのが同社のやり方。奥様が持っていたステンドグラスを内窓にしたり、リビングの一角に小鳥の籠を置くスペースを組み込んだりと、ご家族の暮らしや理想に丁寧に寄り添う家づくりをしていきました。「暮らしに何のストレスもありません」と満面の笑みを見せる奥様。小さなお菓子のお店の夢もかない、幸せな毎日を送っています。
下調べでさまざまな住宅性能や機能を調べていたご主人。決め手になったのは、エアコン1台で全館空調を行う『ファースの家』です。そこで思い出したのが、保住宅でした。実はご主人と社長の保さんは親戚関係。「改めて説明を聞き、完成見学会にも参加。湿度の高い日でしたが、家中がカラリと過ごしやすかったんです」。
さらに同システムは、取り込んだ空気を清浄化して各空間へ。降灰や花粉、PM2・5といった超微粒子も見逃しません。クリーンで快適な室内環境は、住み手にもうれしいこと。新居で過ごした冬は、「水回りも寒くなかったし、子供たちが風邪を引いていませんね」と、期待以上のメリットが!
室内に入り、まず目を奪われたのはゆったりとしたLDK。間仕切りが無い上、キッチンは壁付けタイプ。だからフロアを伸び伸びと使えます。また、ご夫婦ともに料理好きでおもてなし好き。ゲストを招く機会も多いので、数人並んでも動きやすく、ダイニングのレイアウトが自由なこのスタイルは大正解でした。リビングには吹き抜けを。天井高の変化で、体感的な広がりを感じられるのもステキです。
〝暮らしに合わせて選べる住まい〟をキーワードにした規格住宅「casa rozzo(カーサ・ロッツォ)」を手掛ける栄匠建。薩摩川内市の静かな住宅地に、そのモデルハウスを完成させました。「カーサ・ロッツォ」には五つのテイストがあります。今回、同社がセレクトしたのは、自然体で穏やかに過ごしたい家族の希望をかなえる『ヴィッラ』。森の新緑をほうふつとさせるアクセントウォールをはじめ、オークの床材、ストローボードを使ったオリジナルキッチンなど、自然素材をふんだんに用いた優しい仕上げが特長です。
間取りは、全テイストで共通。1階がパブリック、2階がプライベートとフロアで明確にゾーニングされています。注目したいのは、個性豊かなLDKスペース。広がりを感じさせるワンフロアには、機能的な収納やコンパクトな家事動線を集約。リビングドアやショーケースにガラスを使ったり、スチール製のストリップ階段を用いたりと、視線の〝抜け〟があるのもポイントです。デザインの重視だけでなく、外壁断熱や樹脂サッシなど、住まい自体の性能の高さも魅力。事前予約で見学可能なので、気軽にお問い合わせを。
田んぼが広がる長閑な風景の中、二つ並んだネイビーブルーの建物。グローブ空手「タイムキックドージョー」を営む谷川さんのお宅です。「本格的な道場を造る計画を進めるうちに家まで建ててしまいました」と笑う谷川さんですが、もともと住まいを紹介するテレビ番組を見るのが大好きで、「もし家を建てるなら」という構想はすでにできていたようです。そんなご主人と田代住建の社長は高校時代の同級生。家を建てるときは彼に頼もうと高校時代から決めていたのだそう。
この家の中心にあるキッチンは広々とした対面カウンターを造作したコの字型。食事の用意や後片付けがラクなだけでなく、ダイニングテーブルを置く必要がないから空間を広く使うこともできます。子供たちはこのカウンターで宿題をしたり読書を楽しんだりと、家族が自然と集まってくるスペースになりました。キッチン横には冷蔵庫をはじめとするキッチン家電まで余裕で置けるパントリーを用意。玄関横には自転車まで入るシューズクローク、脱衣室前には衣類を収納できるクローゼットなど、使いやすい収納配置も暮らしやすさの秘訣のようです。
出水市と水俣市(熊本県)の県境近くの自然豊かな地にたたずむシンプルな平屋造りの渕上邸。家の周囲には、のどかな田園風景が広がっています。「この景色が一番きれいに見える北側にあえてリビングを造ってもらいました。サッシがすべて引き込めるので、全開にするとリビングとデッキ、そして外の風景が一体化してとても気持ちがいいんです」とご主人は話します。直射日光が入らず、和らかな光が取り込めることも気に入っているそう。
7歳と4歳の娘さんたちの部屋はリビングのすぐ隣の南側に配置。引き戸を開け放てば家族がいつもつながることができる開放的な間取りです。家の一番奥に寝室と浴室・洗面室とサンルームをまとめ、日当たりのよい南側のデッキとつないだことで「干す・しまう」の動線が短くなり、忙しい共働きのご夫婦も大助かり。玄関横には細長い造作デスクを設けた書斎スペースも。ちょっとした隠れ家のようにくつろぎの時間を楽しめる空間です。
室内のほとんどを、スギの無垢床と真っ白なクロスで統一。和モダンのシンプルな空間に、借景の田園風景が一枚の絵のように映えています。
ご主人と平川工務店の社長を務める平川大介さんは、小学校時代からの同級生。Nさん夫妻の結婚式の日、「マイホームを建てるのが夢」と話したご主人に「いつか自分のところで」と交わした約束を果たし、N邸は完成しました。
中に入ると、家全体を包み込む天然木の良い香り。家族が集まるリビングには、「通気性があって自然素材をふんだんに使った家づくりを」と願ったご主人の希望通り、スギの無垢材や調湿・脱臭効果のある珪藻土を惜しみなく使用しています。
仕事で忙しい奥様の家事負担を少しでも減らしたいと、キッチン、パントリー、浴室までの水回りをつなげて配置。リビングにある大きなロフトスペースは、子どもと一緒にテレビ鑑賞やゲームをして楽しむ家族だけの秘密基地と言えそうです。新築祝いに-と、お父様から頂いたイチョウの一枚木は同社の技術でカウンターキッチンに早変わり。まるで小料理屋に居るようです。リビングとフラットにつながる大きなウッドデッキも備えたN邸。日が暮れて明かりが灯った風景は、まるで絵画のようです。
シンプルなフォルムと配色で、洗練された雰囲気を感じさせるT邸。インテリアにも奥様の希望を余すことなく反映させ、落ち着いたモノトーンで仕上げました。随所に濃い色を使っていますが、白い床とのコントラストで空間にメリハリが生まれています。色使いを家具・家電にまで徹底させているのもこだわりの一つ。キッチンに立つと、リビングの吹き抜けに設けた高窓から、空と木々の緑が眺められる仕掛けも素敵です。刻々と変わる風景は、癒しとくつろぎを与えてくれるはず。開放的なパブリックスペースに集う、家族の笑顔が目に浮かんできます。
また、建坪25坪強のコンパクトなプランにも注目したいところ。1階はLDK・水回り、2階は主寝室・子供部屋と、フロアで使い分ける明確な間取りに。加えて、ライフスタイルに応じた動線や収納への配慮もポイントです。特に、玄関ホールからすぐに洗面・脱衣室へつながる動線は、野球に夢中な二人の息子さんが、汚れたユニホームのまま直行できるように用意したもの。自分たちが心地いい暮らし方を見極め、こだわりを盛り込んだちょうどいいサイズの住まいを実現しました。
広いデッキに赤い玄関ドア。シンプルだけど、どこかかわいらしさを感じる外観。室内はたっぷりの無垢材に囲まれて木の香りが漂っています。それは、3タイプのベースプランを元に、暮らしに合わせた間取りをイージーオーダーできる住宅FREEQ HOMESの平屋モデルCOVACO。ここでは、無駄のないコンパクトな空間に効率の良い動線を描き、さらに、廊下やトイレ、脱衣室など各スペースにゆったりとした広さを確保しました。
「子どもがまだ小さいのでトイレや脱衣室は広い方が助かります。自分たちの老後を考えたときにも動きやすいと思うので」と奥様。当初、小屋裏付きモデルLOAFERとどちらにするか迷ったとのことですが、移動のしやすさを優先して決めたそう。「細かいところはDIYで」と言うので、てっきりご主人がかと思いきや、奥様の趣味でした。子供部屋にあるミニカーの陳列棚、ワークスペースの本棚、そして、玄関の靴棚まで奥様の作品と聞いてびっくり。下地を捜す必要のない無垢材の壁だから、そんなカスタマイズもやりやすいのだとか。暮らしに応じた、これからの変化も楽しみな住まいです。
日本人になじみ深いスッキリとしたフォルムの平屋建てに、センターリビングのシンプルな間取りで家族の暮らしやすさをかなえたH邸。室内は木目や塗り壁の質感に癒されるナチュラルな空間が広がっています。「父が左官職人なんです」とご主人。この家の廊下や部屋の壁はすべて漆喰と珪藻土を使用し、お父様の手で仕上げられました。そのため、すがすがしい空気とともに常に温かな風合いを感じながら暮らすことができるのです。冬には氷点下になることも少なくない土地なので「暖かい家」が希望だったというHさんご家族。そこで、優れた断熱性能を誇るデコスドライ工法を採用し、ビルトインの空調設備パッシブエアコンとの相乗効果で家全体の温度を一定に保つ快適な住まいになりました。
リビングは、小上がりの和室とロフトが一体になった開放的な空間。友人たちを招いてホームパーティーを楽しむことも多いため、より広く使えるようキッチンを南側にずらしてゆったりとしたスペースを確保しました。キッチンの左右にバスルームなどの水回りと、勝手口からつながる物干し場を配置した家事動線の良さもポイントです。
ご主人の仕事を通じて、以前から川路建設の丁寧な仕事ぶりを感じていたFさんご夫妻。実際に建てた家を見学したところ、ダイナミックな木のあしらいに魅了されたと言います。「だからわが家も、吹き抜けと構造梁の現しはマストでした!」と笑う奥様。初めて遊びに訪れたゲストは必ず、頭上を見上げて感嘆の声を上げるそう。それもそのはず、梁は梁でも丸太の雰囲気を残す太鼓梁。存在感が違います。F邸では、勾配天井の一部を板張りにしたり、丸太柱を使ったり。随所に配した天然木が空間を彩っていました。
山並みの向こうに開聞岳の山頂が見えるロケーションや、周囲環境を考慮した結果、LDKが西側になる間取りに。大きな掃き出し窓からの見晴らしはいいのですが、夏の西日が気になります。そのため、遮熱性の高いLow-E複層ガラスのサッシで対応。外から中が見えにくい特性のおかげでカーテン無しで過ごせ、せっかくの開放感を損なうこともありません。そんなリビングを通って、各部屋へ行ける間取りもポイント。くつろぎのスペースを動線の要にすることで、自然とコミュニケーションが深まるプランです。
成尾建設では、アトリエ建築家と建てるデザイナーズ住宅『R+house(アール・プラス・ハウス)』を手掛けています。Sさんご夫妻いわく、「個性が豊かで高性能。省エネも期待できるので、懸念していた光熱費やメンテナンス費の軽減にもメリットがあると感じました」。建築時だけでなく、長く安心して住み続けていくため、トータルコストを視野に入れた、同社の住まいづくりの姿勢も決め手の一つに。
建築家との最初の打ち合わせでは、ライフスタイルや理想とする暮らし方、要望などを話し合います。ご夫婦共働きというS邸で重視したのは、家事を速やかに進められる機能性。例えば、移動距離が短く済むダイニング一体型のキッチンを採用したり、水回りと衣類収納、ドライルームを集約したり。さらに、家事の流れが滞らない回遊動線を備え、効率を高めています。
また、衣類収納が1階にあることで、平屋造りのような生活しやすさも獲得しました。充実した収納により、限られた空間で見た目も暮らしもスッキリ。キッチンからの見通しが利くLDKの配置は、初めての子育てに臨むご夫婦の心強い味方になってくれるはずです。
定規でスッとラインを引いただけのような潔いファサードと、やわらかなグレーの外壁。おかげで、ポーチの軒裏と玄関ドアに用いた天然木がより際立ちます。室内に入ってみてもやはりほのかに木の香りが。内壁には調湿・消臭に優れたシラス壁を採用していますが、収納や家具、キッチンまで木製の作り付けで統一。機能性や使い勝手もさることながら、スッキリとした美しいデザインも魅力です。
家族が憩うLDKを中心に、各部屋とつながりを持たせた間取りが特長。キッチンを軸にした回遊動線で、家事も生活もスムーズに進められます。集約した水回りでは、ゲストも使いやすいよう洗面台を独立させました。その分、脱衣室にゆとりを持たせ、ドライルーム兼用に。勝手口も用意され、外干ししたいときはすぐに庭へ出られます。
素材だけでなく、光も風もなるべく自然を活かすのがハウスリンクの住まいづくり。南側のリビングは、庭に面した大きな掃き出し窓と屋根なりの勾配天井で開放的に。スタイリッシュだけど、リラックスできるS邸。「シンプルにカッコよく」。そんなご夫妻の要望に全力で応えた住まいです。
鹿児島市大名丘に完成した県民住宅のモデルハウス「団欒の家」。そこには「安心して長く住み継いでほしい」という同社の願いと家づくりへのこだわりがたっぷりと詰まっていました。
白アリや水の侵入を防いで家を長持ちさせる「一体打設基礎」や、震度7の地震に対しても揺れや建物の変形を抑制する耐震+制振技術を取り入れるなど、見えない部分へのこだわりも同社の特長。また、宇宙技術を応用した断熱塗料「ガイナ」によって、高気密・高断熱の室内を実現。エアコン1台で夏は涼しく冬は暖かいという快適性と省エネを可能にしています。
住む人の健康にもこだわり、室内に厳選した無垢材をふんだんに使用している点も特筆すべきところ。この家は1階の床や腰壁、対面キッチンの壁面、階段などにも無垢のスギを用い、ナチュラルで温かみのある空間に仕上げています。さらに、キッチン横には屋根付きのデッキを設け、洗面、浴室などの水回りもコンパクトに集約。地震や子育て世代への対応はもちろんのこと、アレルギーや冷え性、建ててからのメンテナンスに不安のある方にも安心できる住まいと言えそうです。
鹿屋市ののどかな田園風景に煙突がよく似合うM邸。片流れの屋根に白壁とガラスがはめ込まれたフレンチブルーの玄関扉がまるで南フランスのオーベルジュを思わせるおしゃれさです。
扉を開けるとそこは、薪ストーブが燃える土間。農業を営むご主人が、作業着のままで昼食を取れるようにと、奥様たっての希望で造られたものだそう。そこから続くリビングは正面にアイランドキッチンを設え、仲良し家族の笑顔をいつでも見守ることができます。そんな家全体に施されたのが空気清浄と調湿効果に優れたシラス壁。新越建設の家を見学に行き、奥様がその風合いを一目で気に入ったそう。自然素材にこだわる同社のお薦めの一つです。
乾燥室も兼ねた洗面室は土間から直接入れる扉が。仕事を終えたご主人や泥んこ遊びをしたお子様たちもお風呂に直行できますね。2階はフリースペースで、広々とした中に片流れの屋根に沿った秘密基地のような空間も。2人のお子様の大のお気に入りだとか。大きな窓からは裏の畑で働くご主人の姿を見ることができ、窓を開けると鳥の鳴き声が耳を和ませていました。
住宅街の一角に、真っ黒な塗り壁と木目調のサイディングがひときわ目を引くスタイリッシュな外観が特長的なS邸。ご主人の両親や親族もKENMAEで家づくりをしていたことから、〝ここなら安心〟と迷うことなく同社に依頼したと言います。最初は平屋建ても検討したそうですが、幼い頃から団地住まいだったという奥様が憧れていた2階建てのマイホームが完成しました。
室内に入ると、まず目に入るのはリビングの中心にある下り床。〝ほかにない家づくりをしたい〟と願ったご主人の希望がカタチになりました。S邸に使用されている木材は、常温でクラシック音楽を聴かせながら熟成させたという『音響熟成木材』。木材の細胞が破壊されないので、木が本来持っている油分が残り、防菌・防カビなどの作用や人間の免疫力をアップする働きがあるそうです。
キッチンの背面収納は生活感を見せないよう、引き戸で目隠しする工夫も。テレビボード裏には、レッドシダーのウッドパネルを採用することで、上品なしつらえが施された高級感のある雰囲気に仕上がりました。
「スッキリと暮らしたい」。S邸のプランニングは、ご夫婦のそんな希望からスタートしました。工夫したのは収納です。家の中で一番長い時間を過ごすのはLDK。ここが雑然としていると生活感があらわになってしまいます。そこで小物が多いキッチンを中心に、〝隠す収納〟を充実。加えて、ウォークスルーのクローゼットや多目的に使える納戸といった、一括収納できるスペースを設けています。
LDKを中心に和室や個室、水回りを隣接させ、動線をコンパクトに。個室へはリビング経由なので、家族のコミュニケーションにも役立ちます。とはいえ、来年度には子どもが県外へ。せっかく用意した子供部屋なのに…と思っていたら、ご夫婦はその点も先読み済みでした。子供部屋と和室の間仕切りを外せば、ひと続きの空間を実現。さらにリビングにつながる引き戸を開ければ、約30帖の大空間に!
こんな大空間でも、エコで快適な毎日をかなえるのが、SW(スーパーウォール)工法。室内の温度・空気環境を整え、住宅の耐久性も高めます。家族一緒の時間も夫婦だけの時間も、ゆったりと心地よく過ごせる住まいです。
奥様のご実家に隣接して建てられたMさんご夫婦の新居は、夫婦二人の時間を大切にできる住まい。「主人の父と同居することも考えて建てた家なのですが…」と語る奥様ですが、お父様も自分の暮らしを満喫しているようで同居するのはまだ先になりそうです。
プランニングでは、夫婦のライフスタイルをベースに同居時の動線も考慮。当初、お父様の寝室を予定していた玄関横の部屋は、ご主人のトレーニングマシーンが置かれたジムスペースに。2階には、夫婦共通の趣味を楽しむフリースペースを用意しました。
M邸は1階から2階へと進むにつれて自分たちの好みの室内コーディネートへと変化していきます。そのため、同じ家の中でも気分を変えてくつろげるのだとか。また、お父様との生活リズムの違いを想定して洗濯機を2階に設置。部屋干しスペースも2階にあるため不便を感じることはないと言います。「初めての家づくりで、何にどのくらい費用がかかるのかも分からなかったのですが、木之下工務店さんは最初から明確な費用提示で安心してお任せできました」と奥様。これから家庭菜園にも取り組むそうです。