昨年11月、奥様の実家の敷地内にシンプルな平屋造りの家が完成しました。22帖もあるリビング・ダイニングは日当たりのいい南向きに開口部を大きく取っているため、真っ白な壁や高い天井、奥様の希望で採用したシャビーシックな白いフローリングと相まって、とても明るく開放的な雰囲気。対面キッチンの立ち上がりに張ったイエローグリーンのボタニカル柄の壁紙が白い大空間のアクセントになっています。
Y家は共働きで忙しいご夫婦と2人のお子さんの4人家族。「家事や暮らしがラクになるように」とご主人が考えたのが、玄関からウォークインクローゼット、洗面室、ランドリールーム、浴室が一直線に並ぶ間取りプランでした。「汚れて帰ってきても、玄関からそのまま洗面所やお風呂に行き、きれいになってリビングに出て来られるので大助かりです」と奥様もうれしそう。洗濯や忙しい朝の支度もこの動線ならとてもスムーズです。
高気密・高断熱の構造に加え、南側に居住スペースを寄せたおかげでどの部屋も日当たりがよく、この冬は驚くほど暖かく快適に過ごせたそう。家族みんなの笑顔がさらに増えそうですね。
昨年11月、奥様の実家があった場所に完成したS邸。新しい家とともに、奥様が長年温めてきた「お菓子のお店を開く」という夢も一緒に実現しました。1階に工房と2坪の販売スペース、寝室や浴室など、2階にLDKや子供部屋などを配置した店舗付き住宅です。
2階のダイニングから鹿児島の街並みと桜島が一望できる最高のロケーション。「明るく、解放感のある家に」というのが第一条件だった奥様の希望に応え、東側の角にL字型の大きなガラス窓を取ることで素晴らしい眺望と解放感を実現しました。「人目が気にならないからロールスクリーンはいつも開けっ放し。明るくて気持ちいいんですよ」と本当にうれしそう。
最初から最後まで建築士が担当することで、ディテールにもこだわるのが同社のやり方。奥様が持っていたステンドグラスを内窓にしたり、リビングの一角に小鳥の籠を置くスペースを組み込んだりと、ご家族の暮らしや理想に丁寧に寄り添う家づくりをしていきました。「暮らしに何のストレスもありません」と満面の笑みを見せる奥様。小さなお菓子のお店の夢もかない、幸せな毎日を送っています。
下調べでさまざまな住宅性能や機能を調べていたご主人。決め手になったのは、エアコン1台で全館空調を行う『ファースの家』です。そこで思い出したのが、保住宅でした。実はご主人と社長の保さんは親戚関係。「改めて説明を聞き、完成見学会にも参加。湿度の高い日でしたが、家中がカラリと過ごしやすかったんです」。
さらに同システムは、取り込んだ空気を清浄化して各空間へ。降灰や花粉、PM2・5といった超微粒子も見逃しません。クリーンで快適な室内環境は、住み手にもうれしいこと。新居で過ごした冬は、「水回りも寒くなかったし、子供たちが風邪を引いていませんね」と、期待以上のメリットが!
室内に入り、まず目を奪われたのはゆったりとしたLDK。間仕切りが無い上、キッチンは壁付けタイプ。だからフロアを伸び伸びと使えます。また、ご夫婦ともに料理好きでおもてなし好き。ゲストを招く機会も多いので、数人並んでも動きやすく、ダイニングのレイアウトが自由なこのスタイルは大正解でした。リビングには吹き抜けを。天井高の変化で、体感的な広がりを感じられるのもステキです。
〝暮らしに合わせて選べる住まい〟をキーワードにした規格住宅「casa rozzo(カーサ・ロッツォ)」を手掛ける栄匠建。薩摩川内市の静かな住宅地に、そのモデルハウスを完成させました。「カーサ・ロッツォ」には五つのテイストがあります。今回、同社がセレクトしたのは、自然体で穏やかに過ごしたい家族の希望をかなえる『ヴィッラ』。森の新緑をほうふつとさせるアクセントウォールをはじめ、オークの床材、ストローボードを使ったオリジナルキッチンなど、自然素材をふんだんに用いた優しい仕上げが特長です。
間取りは、全テイストで共通。1階がパブリック、2階がプライベートとフロアで明確にゾーニングされています。注目したいのは、個性豊かなLDKスペース。広がりを感じさせるワンフロアには、機能的な収納やコンパクトな家事動線を集約。リビングドアやショーケースにガラスを使ったり、スチール製のストリップ階段を用いたりと、視線の〝抜け〟があるのもポイントです。デザインの重視だけでなく、外壁断熱や樹脂サッシなど、住まい自体の性能の高さも魅力。事前予約で見学可能なので、気軽にお問い合わせを。
田んぼが広がる長閑な風景の中、二つ並んだネイビーブルーの建物。グローブ空手「タイムキックドージョー」を営む谷川さんのお宅です。「本格的な道場を造る計画を進めるうちに家まで建ててしまいました」と笑う谷川さんですが、もともと住まいを紹介するテレビ番組を見るのが大好きで、「もし家を建てるなら」という構想はすでにできていたようです。そんなご主人と田代住建の社長は高校時代の同級生。家を建てるときは彼に頼もうと高校時代から決めていたのだそう。
この家の中心にあるキッチンは広々とした対面カウンターを造作したコの字型。食事の用意や後片付けがラクなだけでなく、ダイニングテーブルを置く必要がないから空間を広く使うこともできます。子供たちはこのカウンターで宿題をしたり読書を楽しんだりと、家族が自然と集まってくるスペースになりました。キッチン横には冷蔵庫をはじめとするキッチン家電まで余裕で置けるパントリーを用意。玄関横には自転車まで入るシューズクローク、脱衣室前には衣類を収納できるクローゼットなど、使いやすい収納配置も暮らしやすさの秘訣のようです。
出水市と水俣市(熊本県)の県境近くの自然豊かな地にたたずむシンプルな平屋造りの渕上邸。家の周囲には、のどかな田園風景が広がっています。「この景色が一番きれいに見える北側にあえてリビングを造ってもらいました。サッシがすべて引き込めるので、全開にするとリビングとデッキ、そして外の風景が一体化してとても気持ちがいいんです」とご主人は話します。直射日光が入らず、和らかな光が取り込めることも気に入っているそう。
7歳と4歳の娘さんたちの部屋はリビングのすぐ隣の南側に配置。引き戸を開け放てば家族がいつもつながることができる開放的な間取りです。家の一番奥に寝室と浴室・洗面室とサンルームをまとめ、日当たりのよい南側のデッキとつないだことで「干す・しまう」の動線が短くなり、忙しい共働きのご夫婦も大助かり。玄関横には細長い造作デスクを設けた書斎スペースも。ちょっとした隠れ家のようにくつろぎの時間を楽しめる空間です。
室内のほとんどを、スギの無垢床と真っ白なクロスで統一。和モダンのシンプルな空間に、借景の田園風景が一枚の絵のように映えています。
ご主人と平川工務店の社長を務める平川大介さんは、小学校時代からの同級生。Nさん夫妻の結婚式の日、「マイホームを建てるのが夢」と話したご主人に「いつか自分のところで」と交わした約束を果たし、N邸は完成しました。
中に入ると、家全体を包み込む天然木の良い香り。家族が集まるリビングには、「通気性があって自然素材をふんだんに使った家づくりを」と願ったご主人の希望通り、スギの無垢材や調湿・脱臭効果のある珪藻土を惜しみなく使用しています。
仕事で忙しい奥様の家事負担を少しでも減らしたいと、キッチン、パントリー、浴室までの水回りをつなげて配置。リビングにある大きなロフトスペースは、子どもと一緒にテレビ鑑賞やゲームをして楽しむ家族だけの秘密基地と言えそうです。新築祝いに-と、お父様から頂いたイチョウの一枚木は同社の技術でカウンターキッチンに早変わり。まるで小料理屋に居るようです。リビングとフラットにつながる大きなウッドデッキも備えたN邸。日が暮れて明かりが灯った風景は、まるで絵画のようです。
シンプルなフォルムと配色で、洗練された雰囲気を感じさせるT邸。インテリアにも奥様の希望を余すことなく反映させ、落ち着いたモノトーンで仕上げました。随所に濃い色を使っていますが、白い床とのコントラストで空間にメリハリが生まれています。色使いを家具・家電にまで徹底させているのもこだわりの一つ。キッチンに立つと、リビングの吹き抜けに設けた高窓から、空と木々の緑が眺められる仕掛けも素敵です。刻々と変わる風景は、癒しとくつろぎを与えてくれるはず。開放的なパブリックスペースに集う、家族の笑顔が目に浮かんできます。
また、建坪25坪強のコンパクトなプランにも注目したいところ。1階はLDK・水回り、2階は主寝室・子供部屋と、フロアで使い分ける明確な間取りに。加えて、ライフスタイルに応じた動線や収納への配慮もポイントです。特に、玄関ホールからすぐに洗面・脱衣室へつながる動線は、野球に夢中な二人の息子さんが、汚れたユニホームのまま直行できるように用意したもの。自分たちが心地いい暮らし方を見極め、こだわりを盛り込んだちょうどいいサイズの住まいを実現しました。
広いデッキに赤い玄関ドア。シンプルだけど、どこかかわいらしさを感じる外観。室内はたっぷりの無垢材に囲まれて木の香りが漂っています。それは、3タイプのベースプランを元に、暮らしに合わせた間取りをイージーオーダーできる住宅FREEQ HOMESの平屋モデルCOVACO。ここでは、無駄のないコンパクトな空間に効率の良い動線を描き、さらに、廊下やトイレ、脱衣室など各スペースにゆったりとした広さを確保しました。
「子どもがまだ小さいのでトイレや脱衣室は広い方が助かります。自分たちの老後を考えたときにも動きやすいと思うので」と奥様。当初、小屋裏付きモデルLOAFERとどちらにするか迷ったとのことですが、移動のしやすさを優先して決めたそう。「細かいところはDIYで」と言うので、てっきりご主人がかと思いきや、奥様の趣味でした。子供部屋にあるミニカーの陳列棚、ワークスペースの本棚、そして、玄関の靴棚まで奥様の作品と聞いてびっくり。下地を捜す必要のない無垢材の壁だから、そんなカスタマイズもやりやすいのだとか。暮らしに応じた、これからの変化も楽しみな住まいです。
日本人になじみ深いスッキリとしたフォルムの平屋建てに、センターリビングのシンプルな間取りで家族の暮らしやすさをかなえたH邸。室内は木目や塗り壁の質感に癒されるナチュラルな空間が広がっています。「父が左官職人なんです」とご主人。この家の廊下や部屋の壁はすべて漆喰と珪藻土を使用し、お父様の手で仕上げられました。そのため、すがすがしい空気とともに常に温かな風合いを感じながら暮らすことができるのです。冬には氷点下になることも少なくない土地なので「暖かい家」が希望だったというHさんご家族。そこで、優れた断熱性能を誇るデコスドライ工法を採用し、ビルトインの空調設備パッシブエアコンとの相乗効果で家全体の温度を一定に保つ快適な住まいになりました。
リビングは、小上がりの和室とロフトが一体になった開放的な空間。友人たちを招いてホームパーティーを楽しむことも多いため、より広く使えるようキッチンを南側にずらしてゆったりとしたスペースを確保しました。キッチンの左右にバスルームなどの水回りと、勝手口からつながる物干し場を配置した家事動線の良さもポイントです。
ご主人の仕事を通じて、以前から川路建設の丁寧な仕事ぶりを感じていたFさんご夫妻。実際に建てた家を見学したところ、ダイナミックな木のあしらいに魅了されたと言います。「だからわが家も、吹き抜けと構造梁の現しはマストでした!」と笑う奥様。初めて遊びに訪れたゲストは必ず、頭上を見上げて感嘆の声を上げるそう。それもそのはず、梁は梁でも丸太の雰囲気を残す太鼓梁。存在感が違います。F邸では、勾配天井の一部を板張りにしたり、丸太柱を使ったり。随所に配した天然木が空間を彩っていました。
山並みの向こうに開聞岳の山頂が見えるロケーションや、周囲環境を考慮した結果、LDKが西側になる間取りに。大きな掃き出し窓からの見晴らしはいいのですが、夏の西日が気になります。そのため、遮熱性の高いLow-E複層ガラスのサッシで対応。外から中が見えにくい特性のおかげでカーテン無しで過ごせ、せっかくの開放感を損なうこともありません。そんなリビングを通って、各部屋へ行ける間取りもポイント。くつろぎのスペースを動線の要にすることで、自然とコミュニケーションが深まるプランです。
成尾建設では、アトリエ建築家と建てるデザイナーズ住宅『R+house(アール・プラス・ハウス)』を手掛けています。Sさんご夫妻いわく、「個性が豊かで高性能。省エネも期待できるので、懸念していた光熱費やメンテナンス費の軽減にもメリットがあると感じました」。建築時だけでなく、長く安心して住み続けていくため、トータルコストを視野に入れた、同社の住まいづくりの姿勢も決め手の一つに。
建築家との最初の打ち合わせでは、ライフスタイルや理想とする暮らし方、要望などを話し合います。ご夫婦共働きというS邸で重視したのは、家事を速やかに進められる機能性。例えば、移動距離が短く済むダイニング一体型のキッチンを採用したり、水回りと衣類収納、ドライルームを集約したり。さらに、家事の流れが滞らない回遊動線を備え、効率を高めています。
また、衣類収納が1階にあることで、平屋造りのような生活しやすさも獲得しました。充実した収納により、限られた空間で見た目も暮らしもスッキリ。キッチンからの見通しが利くLDKの配置は、初めての子育てに臨むご夫婦の心強い味方になってくれるはずです。
定規でスッとラインを引いただけのような潔いファサードと、やわらかなグレーの外壁。おかげで、ポーチの軒裏と玄関ドアに用いた天然木がより際立ちます。室内に入ってみてもやはりほのかに木の香りが。内壁には調湿・消臭に優れたシラス壁を採用していますが、収納や家具、キッチンまで木製の作り付けで統一。機能性や使い勝手もさることながら、スッキリとした美しいデザインも魅力です。
家族が憩うLDKを中心に、各部屋とつながりを持たせた間取りが特長。キッチンを軸にした回遊動線で、家事も生活もスムーズに進められます。集約した水回りでは、ゲストも使いやすいよう洗面台を独立させました。その分、脱衣室にゆとりを持たせ、ドライルーム兼用に。勝手口も用意され、外干ししたいときはすぐに庭へ出られます。
素材だけでなく、光も風もなるべく自然を活かすのがハウスリンクの住まいづくり。南側のリビングは、庭に面した大きな掃き出し窓と屋根なりの勾配天井で開放的に。スタイリッシュだけど、リラックスできるS邸。「シンプルにカッコよく」。そんなご夫妻の要望に全力で応えた住まいです。
鹿児島市大名丘に完成した県民住宅のモデルハウス「団欒の家」。そこには「安心して長く住み継いでほしい」という同社の願いと家づくりへのこだわりがたっぷりと詰まっていました。
白アリや水の侵入を防いで家を長持ちさせる「一体打設基礎」や、震度7の地震に対しても揺れや建物の変形を抑制する耐震+制振技術を取り入れるなど、見えない部分へのこだわりも同社の特長。また、宇宙技術を応用した断熱塗料「ガイナ」によって、高気密・高断熱の室内を実現。エアコン1台で夏は涼しく冬は暖かいという快適性と省エネを可能にしています。
住む人の健康にもこだわり、室内に厳選した無垢材をふんだんに使用している点も特筆すべきところ。この家は1階の床や腰壁、対面キッチンの壁面、階段などにも無垢のスギを用い、ナチュラルで温かみのある空間に仕上げています。さらに、キッチン横には屋根付きのデッキを設け、洗面、浴室などの水回りもコンパクトに集約。地震や子育て世代への対応はもちろんのこと、アレルギーや冷え性、建ててからのメンテナンスに不安のある方にも安心できる住まいと言えそうです。
鹿屋市ののどかな田園風景に煙突がよく似合うM邸。片流れの屋根に白壁とガラスがはめ込まれたフレンチブルーの玄関扉がまるで南フランスのオーベルジュを思わせるおしゃれさです。
扉を開けるとそこは、薪ストーブが燃える土間。農業を営むご主人が、作業着のままで昼食を取れるようにと、奥様たっての希望で造られたものだそう。そこから続くリビングは正面にアイランドキッチンを設え、仲良し家族の笑顔をいつでも見守ることができます。そんな家全体に施されたのが空気清浄と調湿効果に優れたシラス壁。新越建設の家を見学に行き、奥様がその風合いを一目で気に入ったそう。自然素材にこだわる同社のお薦めの一つです。
乾燥室も兼ねた洗面室は土間から直接入れる扉が。仕事を終えたご主人や泥んこ遊びをしたお子様たちもお風呂に直行できますね。2階はフリースペースで、広々とした中に片流れの屋根に沿った秘密基地のような空間も。2人のお子様の大のお気に入りだとか。大きな窓からは裏の畑で働くご主人の姿を見ることができ、窓を開けると鳥の鳴き声が耳を和ませていました。
住宅街の一角に、真っ黒な塗り壁と木目調のサイディングがひときわ目を引くスタイリッシュな外観が特長的なS邸。ご主人の両親や親族もKENMAEで家づくりをしていたことから、〝ここなら安心〟と迷うことなく同社に依頼したと言います。最初は平屋建ても検討したそうですが、幼い頃から団地住まいだったという奥様が憧れていた2階建てのマイホームが完成しました。
室内に入ると、まず目に入るのはリビングの中心にある下り床。〝ほかにない家づくりをしたい〟と願ったご主人の希望がカタチになりました。S邸に使用されている木材は、常温でクラシック音楽を聴かせながら熟成させたという『音響熟成木材』。木材の細胞が破壊されないので、木が本来持っている油分が残り、防菌・防カビなどの作用や人間の免疫力をアップする働きがあるそうです。
キッチンの背面収納は生活感を見せないよう、引き戸で目隠しする工夫も。テレビボード裏には、レッドシダーのウッドパネルを採用することで、上品なしつらえが施された高級感のある雰囲気に仕上がりました。
「スッキリと暮らしたい」。S邸のプランニングは、ご夫婦のそんな希望からスタートしました。工夫したのは収納です。家の中で一番長い時間を過ごすのはLDK。ここが雑然としていると生活感があらわになってしまいます。そこで小物が多いキッチンを中心に、〝隠す収納〟を充実。加えて、ウォークスルーのクローゼットや多目的に使える納戸といった、一括収納できるスペースを設けています。
LDKを中心に和室や個室、水回りを隣接させ、動線をコンパクトに。個室へはリビング経由なので、家族のコミュニケーションにも役立ちます。とはいえ、来年度には子どもが県外へ。せっかく用意した子供部屋なのに…と思っていたら、ご夫婦はその点も先読み済みでした。子供部屋と和室の間仕切りを外せば、ひと続きの空間を実現。さらにリビングにつながる引き戸を開ければ、約30帖の大空間に!
こんな大空間でも、エコで快適な毎日をかなえるのが、SW(スーパーウォール)工法。室内の温度・空気環境を整え、住宅の耐久性も高めます。家族一緒の時間も夫婦だけの時間も、ゆったりと心地よく過ごせる住まいです。
奥様のご実家に隣接して建てられたMさんご夫婦の新居は、夫婦二人の時間を大切にできる住まい。「主人の父と同居することも考えて建てた家なのですが…」と語る奥様ですが、お父様も自分の暮らしを満喫しているようで同居するのはまだ先になりそうです。
プランニングでは、夫婦のライフスタイルをベースに同居時の動線も考慮。当初、お父様の寝室を予定していた玄関横の部屋は、ご主人のトレーニングマシーンが置かれたジムスペースに。2階には、夫婦共通の趣味を楽しむフリースペースを用意しました。
M邸は1階から2階へと進むにつれて自分たちの好みの室内コーディネートへと変化していきます。そのため、同じ家の中でも気分を変えてくつろげるのだとか。また、お父様との生活リズムの違いを想定して洗濯機を2階に設置。部屋干しスペースも2階にあるため不便を感じることはないと言います。「初めての家づくりで、何にどのくらい費用がかかるのかも分からなかったのですが、木之下工務店さんは最初から明確な費用提示で安心してお任せできました」と奥様。これから家庭菜園にも取り組むそうです。
レンガが敷き詰められたアプローチの先に、豊かな風合いを醸し出す存在感たっぷりのU邸。ステンドガラス入りのおしゃれな玄関ドアが訪ずれる人たちを魅了します。
アメリカにホームステイ経験のある奥様だけあり、デザインセンスは抜群。「家を建てるなら洋風な外観、シーリングファン付きの吹き抜けリビング、かわいらしいクロスは絶対でした」と奥様。「性能とデザイン、室内環境にこだわるRC-Zの家だからこそかなえられました」。
この家の一番の特長は、地下室と屋上の多目的空間。オーディオルームにも可能な12畳ほどの地下室は子どもさんたちの収納ルームとして利用。屋上ではバーベキューをしたり、夏の花火も眺められるそう。ライフスタイルの変化に応じて、いろいろな楽しみ方を堪能しています。
新居に太陽光発電システムの導入を希望していたMさん。「先々のことを考えてぜひ取り入れたかった太陽光発電の家を、無理のない予算で建ててきた友技舎さんの実績を知り、お願いしました」。こちらはオール電化住宅なので、電気料金への関心の高さはなおさらのこと。断熱材には「カネライトフォーム」や「グラスウ
ール」といった高性能のものを用いて、熱効率の高い省エネ住宅が完成。光熱費の管理がしやすく、家族と環
境にやさしい暮らしが手に入りました。
M邸には家族の将来を考えたアイデアが満載。「高齢になれば、2階は使わないだろう」と平屋建ての家を選択し、玄関にはスロープを設けました。約20帖のLDKは、帰宅した子どもたちが必ず通るよう、玄関と子ども部屋との間に配置。子ども部屋は10帖と広めに設定し、将来は仕切ることもできるよう2つのドアと2つのクローゼットを用意しました。トイレとお風呂も広いつくりで、手すりも設置しています。さらに注目したいのが、カーポートとLDKをつなぐインナーデッキ。車2台を停められる全長10mのカーポートは、屋根が家の外壁と完全につながっています。雨の日も濡れることなく室内へ入ることができるとご家族も大満足です。
「和風モダンな雰囲気が好き」というご夫婦。住宅展示場を見わたして、どれが一番好みかを話し合った際、同時に選んだのが丸和建設の住まいだったそうです。モデルルームを訪れて、音響熟成木材や幻の漆喰といった自然素材が醸すやさしい印象を体感。「営業担当の方とも波長が合ったし、安心してお願いできると思ったんです」。
お二人の希望は坪庭。しかもそれをリビング、和室、浴室から眺められるようにすることでした。共働きを考慮して家事動線はコンパクトに。キッチン横に脱衣所があるので、二人で家事をするときもコミュニケーションや移動がスムーズです。洗面台の背後に備えたドレッサーは、朝の準備に大活躍。収納に関しても、壁面やデッドスペースを生かし、空間をスッキリとさせています。
霧島市の住宅展示会場に誕生した「Air・Vert(エア・ベール)」は、自然エネルギーを活用しながら、長年にわたって快適に暮らせる「2050年型省エネ住宅」。太陽光発電はもちろんオール電化、蓄熱暖房、熱交換率90%の換気システムとすべてがハイグレードな標準仕様です。
設備だけでなく、室内のあしらいにも快適性への配慮が見られます。新築独特のにおいがないのは、家から化学物質が排出されていない証拠。すがすがしさを感じさせるのは、こだわりの自然素材を選んでいるからです。その一つが「幻の漆喰」。光熱触媒の技術を利用して、家具や家電から発生する有害物質などを吸着・分解してくれる優れモノです。そのままの表情を生かした無垢のうづくり床にはクラシック音楽を聴かせて常温熟成乾燥させた「音響熟成木材」を配しています。細胞が破壊されず本来の油分が残っているので、高い保湿性や保温性があり防菌性にも力を発揮。畳の内部に宮之城の竹炭を使用した「清活畳」には、脱臭、保湿、断熱に加えてマイナスイオン効果もあるそうです。
見えない部分から人の触れるところまで、これからの時代に本当に必要なものを提案しているこの家は、真の健康住宅といえます。
木目が美しい杉板とオフホワイトのスペイン漆喰に包まれたH邸。室内は明るく、すがすがしい空気に満ちています。今回、Hさんご夫妻が一番こだわったのは「家族の健康」。それに応えてSin工房が提案したのが「W断熱工法と自然素材で作る、人と環境にやさしい家」です。外断熱材と内断熱材をダブルで使った壁は厚さが17㎝も。2階の吹き抜け部分に設置したエアコン1台で四季を通して家中が快適です。防音効果も高く、すぐそばに幹線道路があるにも関わらず、室内はとても静か。断熱効果は高いのに通気性がよいのも特長です。
「家づくりの過程が楽しくて、毎日のように現場に来ていました」と奥様。親しくなった棟梁が「ここはどうするの?」と収納の位置などを一つ一つ確認して、細やかな心遣いがとてもうれしかったとか。ご主人こだわりの和風をベースに、奥様好みのナチュラルなテイストもプラスしたH邸。建具、収納、造作家具はすべて杉材で職人の手作りです。内装にスペイン漆喰を使用したことで、室内は明るく、人にもやさしい住まいが実現しました。リビングの壁の中央に飾られた古い時計は、ご主人が実家から持ってきた大切な宝物。この新しい家で家族と共に幸せな時を刻んでくれそうです。
ご主人の定年を機に、ふるさとへ帰郷することを決心したTさんご夫婦。遠くに国見岳を望むこの地に、数寄屋風と瓦葺きの屋根が美しい和の佇まいを完成させました。
当初は和風派の奥様と洋風派のご主人で意見が分かれたこともあったそうですが、ここは150年ほど前(江戸時代末期)に建てられた母屋がある宅地。「出来る限り母屋を残して、それに並ぶ住まいにしたい」と、伝統技法を取り入れながらモダンな建築を手がける三栄ハウジングに依頼することになったといいます。
これまでも富士山の近く、山景を眺める心穏やかな住まい。「今まで生活してきた住宅間取り図を取り入れたい」「家具がすっきり納まるよう埋め込み式にしたい」という二人の要望から、収納家具21品がすべて納まるように設計されています。数寄屋風の外観や瓦葺き屋根など、日本の木造建築の美しさを細部にまで取り入れ、玄関や寝室からは家族の顔がいつも見えるように小窓を設置。モダンな雰囲気を盛り込んだリビングには長年愛用していたイスや大好きな絵画が飾られ、使い勝手がよく奥様もうれしそう。「昔ながらの家づくりに思い出を詰めて、現代の感覚も取り入れる」。そんな愛着の深まる暮らし方を楽しんでいます。
お兄さんが建てた家を一目で気に入ったFさん。施工会社は福山土木でした。同社は土地や資金の相談から間取りのプランニング、現場の立会いまで同一のスタッフが担当。家族の希望を取りこぼすことなく形にすることができました。対面式キッチンを置いた広いLDKの階段にのぞき穴をつくったのは、工事中に娘さんが1階をのぞいて遊んでいたことがきっかけ。そんな些細な出来事を見逃さないことからも、同社と施主の関係の強さを感じさせます。
ご主人の趣味である昆虫コレクションの部屋や、家事動線上につくられた奥様のためのスペースなど、主寝室以外に夫婦それぞれの空間があるのも特長。奥様の個室はキッチンと洗濯室の間にあり、家事の合間に読書を楽しんだり、ひと休みしたり、多忙な中でも時間を有効に使うことができます。
子どもたちの意見もプランに多く取り入れました。冒険的な色使いが光るキッチンは娘さん、シックなブラックのバスルームは息子さんのチョイス。2階の子ども部屋の位置も彼らの希望を聞きながら図面にそれぞれの名前を書き入れ、誰の部屋なのかわかるようにしたとか。家族全員が家づくりを楽しんだ様子が伝わってきます。
Tさんご夫婦にとって2回目となる住まいづくり。以前は洋風2階建てでしたが、今回はガラリと雰囲気を変えて和風の平屋建てに。「老舗旅館をイメージしてプランを提案してもらったんです」と奥様。数寄屋風のつくりや昔ながらの真壁工法を取り入れ、自然素材を使って上質な空間に仕上げています。部屋数こそ少ないものの、それぞれのスペースをゆったりと確保。開放感とともに、たっての要望だった日当たりや風通しのよさも手に入れました。ご主人の仕事柄、来客をもてなす機会が多いこともあり、玄関を中心としてパブリックとプライベートをTPOに応じて使い分けられるよう、間取りを配慮。ご夫婦が心地よく過ごせるレイアウトになっています。
リビングルームで印象的なのが3mを超す天井の高さ。掃き出し窓に加えてハイサイドライトまで備えているので、寒い季節でもリビングには暖かな日だまりができます。ソファに腰掛けて見えるのは、木目の美しい広縁や軒先の向こうに広がる庭園。家族はもちろん、誰もが肩の力を抜いてホッとくつろげる…そんな空間です。伝統的な意匠で魅せる和室にも注目したいところ。格子天井に照明を埋め込んだり、縁側を畳敷きにしたり。キラリと光る職人の技とアイデアで個性を演出しています。
「長く愛せる木の家を」とずっと考えてきたご夫婦が選んだのはHABITAでした。国産杉を現しにした木構造、家族構成や生活変化に対応できる「間面(けんめん)」を基本として長く住み続けられる家というのがコンセプト。新品よりも使い込まれた風合いを好み、経年変化を楽しめる二人のアンテナにも、このコンセプトはビビッときたようです。
シンプルな2階建ての住まい。部屋数を最小限に抑えた間取りは、リビングの高い吹き抜けを介して一つの大きな空間のように感じられます。水回りを除くと完全な個室になるのは寝室として利用している洋間のみ。「広くみんなで使えるように」と、ご夫婦のリクエストで実現したプランは、キッチンから脱衣所、浴室がストレートでつながる動線など、使い勝手のよさもこだわりです。
数年前から地元に新居を構えたいと考えていたSさん。ご夫婦とハウスサポートの家づくりは土地探しから始まりました。そして出合ったのが日笠山を東に見る新興住宅地。「地域のシンボルである山から昇る朝日を、いつも眺めることができるんです」とご主人に笑みがこぼれます。
Sさんは新居への希望を「S家の家づくり日記」にしたためていました。それだけにこだわりのポイントが満載です。LDKで注目したいのは、ご主人が集めた焼酎のコレクション棚と、結婚記念日には毎年撮影する家族写真を飾るための3段棚。趣味や思い出が住まいに溶け込んでいます。「今飾られている写真は以前の家で撮影したもの。今年からこの家で撮ります」とご主人。
「みんなと会話をしながら家事ができる」という対面キッチンは奥様のこだわり。人が立つスペースや作業台が広く、品物をすっきりと収納できるパントリーや洗濯室から浴室まで直線でつなぐ合理的な動線は、家事の助けとなりそうです。リビングの掃き出し窓の先には広いウッドデッキがあり、ここでバーベキューが楽しめるようにテーブルと流し台を設置しました。LDKからの出入りもしやすく、夏は外の風を感じながら快適に過ごせそうです。
奥様と娘さんで暮らす朝倉邸は2軒目の住まいです。亡きご主人が建てた以前の家で雨漏りがするようになり手直しを繰り返していましたが、それにも限界を感じ思い切って建て替えを決意。知人の紹介で出合った福山組と新たな家づくりをスタートさせました。
新居に希望したのは、自然な形で木を生かした和風の家。特に奥様は「目に付く場所には節のない木材を使いたい」ということがこだわりでした。完成したのは玄関からLDK、家族の個室まで、美しい木目の無垢材を贅沢に配したすっきりとした住空間。吸湿・消臭に気を遣う納戸とトイレには杉を使い、見た目だけでなく機能面でも木が活躍しています。壁面は食器棚や本棚など既存の家具を埋め込み設計しているので、室内はフラットな状態に。「8帖の部屋ならそのスペースを最大限に利用できますよ。広くて気持ちいい」と奥様も大満足です。南に位置するLDKは廊下側の建具の上部にガラスを採用。明かり取りと同時に部屋との一体感を生む効果があります。
帰省した家族が「懐かしい匂いがするね」と声をそろえる和室には、かつての住まいで使っていた欄間と床の間をそのまま再利用。家族の思い出を見守ってきた大切な品は新居でも生き続けています。
落ち着いた古民家風の面構えが、初めて訪れる人にも懐かしい思いを抱かせる出水市のT邸。室内に一歩一歩足を踏み入れるごとに気持ちがどんどんほぐれていきます。
日本古来の住宅様式を取り入れた自然と調和した住まい。地元の気候や風土を熟知した東村住建だからこそ成せる技や工夫が凝らされています。素足にやさしくなじむ無垢の床板。柿渋を丁寧に三度塗り重ね、ほんのり赤みを帯びた柱や梁が独特の雰囲気を醸し出します。天乾(てんかん) 材などの建材は一括仕入れすることなく、社長の長年培った目で選ばれたものばかり。建具も
一棟ごとの特注品で、職人の技にこだわって発注しているそうです。
自然とともに暮らす知恵と和の原点を探る清々しさが、Tさんの住まいにはあります。
シンプルなフォルムながら、白を基調にした建物が目を引く技建のモデルハウス。約70坪の敷地に、建坪30坪というコンパクトな平屋建てです。しかし、外観からそのコンパクトさは感じられません。内装も白でまとめられ、一体感を持たせてあるのも特長的。特に床材として使っているホワイトオークには、一度塗装したものにブラッシュ仕上げを施し、長年使い込んだ風合いをプラスしてあります。作り付けの収納もふんだんに用意され、家事を担う奥様の使い勝手を重視したつくり。「中でも30代女性を意識してコーディネートしてあります」とのこと。同社ではインテリアもエクステリアも専任スタッフが担当し、希望に沿ったプランを提案していきます。この住まいも建具のデザイン、取っ手にいたるまでイメージを統一。日常を楽しめる空間となっています。
リビングと和室(兼寝室)の間には、中庭的なウッドデッキを配置。採光や通風をサポートするのはもちろん、キッチンに立ったときの視線の広がりも計算した秀逸な間取りです。2×4工法なので気密性も抜群。自然の光と風を取り入れつつも、閉め切れば高い断熱効果で快適な住環境に。長期優良住宅の認定も受け、長く安心して暮らせる家づくりを実現しています。
仕事を始めて10年という節目にマイホームを決心したSさん。父親の紹介でライフホームと出合い、自身が勤める職場の社宅をつくったという実績にも縁を感じて、新居を任せることにしました。
お酒が大好きで、一緒に飲みに出かける友人が多いため、「みんなを呼べる家」を希望。さらに、奇をてらったものではなく「シンプルでゆっくりできる空間」というテーマを設けました。リビングとキッチンのある1階部分は、床と腰板に配した桧が温かみを感じさせる広々空間。親戚の方が手作りした一枚板のテーブルを置いても、まったく圧迫感がありません。ローテーブルに座ったときの目線の高さに合わせた窓も秀逸。開口部からウッドデッキに出ることができ、開放すれば外部も室内のように使うことができます。「ウッドデッキでは大勢を招待してバーベキューをしたい」「壁に焼酎用の棚を作りたい」とこれからの楽しみも生まれているようです。
リビング階段を上ると、2階ホールを活用したパブリックスペースがあります。ご主人の寝室となる和室には4帖半のウォークインクローゼットを設け、大容量の収納を確保。「新しく家具を買い足す必要がなかった」と喜ばれています。
7歳、2歳、1歳の三兄弟とご夫婦が暮らす山ノ内邸。元気な子どもたちが伸び伸びと遊べるゆとりの空間が魅力です。
「ゆったり感を大切にして、仕切りを少なめに」という希望で、1階には24畳のLDKとそこに続く6畳の和室という大空間が広がっています。オフホワイトやベージュを基調にした室内は、桜の無垢材の床、杉板の腰壁など、自然素材をふんだんに使っているので、シンプルな中にも温かみのある印象。奥様が「どうしても」とこだわったオープンスタイルの対面キッチンからは子どもたちの様子も一望できます。
家の各所に大容量の収納スペースがあるのも山ノ内邸の特長。大工道具やベビーカーまで収まる玄関横のシューズクローク、リビング側と玄関側の両方から使える階段下収納、キッチン奥の食品庫、2階寝室横にある6畳のウォークインクローゼットなどによって家の中はいつもすっきり。家族が多くても、物に振り回されない快適な生活が実現しました。
この家に暮らし始めて1年。「それまでは毎週のように出かけていたのに、今はほとんど家にいるよね」と顔を見合わたすご夫婦。その笑顔が何より家への満足感を物語っているようです。
背の高い屋根なりの勾配天井が、縦に伸びやかな印象を与える広々としたリビング。窓から差し込む温かな日差しが室内に行きわたります。風の流れや採光に配慮して設置された天窓は、新鮮な空気を室内に取り入れ、天井近くにたまった空気を外に逃がす役目を担い、外観のデザインのアクセントにもなっています。
「家事動線を短くしたい」という奥様の希望は、物干し場、キッチン、収納部屋、洗面室、お風呂を直線に配置してクリア。洗濯物を干して、取り込んでたたみ、タンスにしまう一連の作業がスムーズに行えます。また、雑貨類はシンク横の収納へ。衣類や雑貨で居室が散らからず、片付いた状態をキープできます。
構造材には防虫効果のある燻煙乾燥木材を使用。煙による乾燥は木の細胞を傷めず、組織が頑丈になり家が長持ちすると言われています。
Q=1.0断熱工法は、グラスウール使用で外張り断熱に匹敵する性能を発揮。また、部屋ごとの気密性が高いため、年間を通して空調の効きがよく、コストを抑えることができます。
ダイニングテーブルと和室の床柱、トイレの一枚板のカウンターには、ご主人のお父様が大切に育ててこられた実家の木を切り出して利用。愛情たっぷりのオリジナルです。
15年ほど前から、住まいづくりを考えていたYさん。平成18年に石田建築の完成見学会を見たことで、「ここだ!」という気持ちが固まったそうです。天然木が演出する雰囲気に一目ぼれ状態で、その場で間取りの打ち合わせを始めたほど。Y邸も、職人による手加工の柱や梁が印象的に映ります。使っている木材は県産の杉と桧。品質を吟味して選ぶ、同社ならではのこだわりです。
「木に囲まれているとほっとします」とご主人。家族が集まるリビングは、天井も壁も杉板仕上げに。玄関ホールを境に、パブリックとプライベートのフロアが分かれる平屋づくりです。和室と浴室から見える坪庭はご夫婦が手作りしたもので、北側の採光にも一役買っています。主に引き戸を採用し、窓の配置も考慮して通風性も高めました。
地元で代々続く食肉店を営む柿内さんご家族。今回の建て替えでは1階を店舗である「ミートショップかきうち」、2階を住居にして、これまでなおざりだったプライベートを大切にした住まいをリクエストしました。敷地のすぐ裏手に高い土手があるため、建物全体に鉄骨造を採用。エコレンガの町といわれる商店街通りに馴染むよう、外観にも部分にレンガをあしらい、シンプルで清潔感のあるデザインも重要なポイントになります。
代々続く柿内邸には、人が多く集まることを考慮して住居に広い空間を作ることが大きなテーマでした。18帖あるリビングダイニングは8帖の和室と続き間として使えるよう配置。間に柱などを入れずに大空間をかなえられるのは、鉄骨造のメリットでもあります。さらにベランダとルーフバルコニーを備えた南面には窓をたっぷりと。向かいの建物とは道路を挟んでいるうえ、2階リビングは採光も抜群。仕事から離れたわずかな時間でも、ホッとくつろぎを与えてくれます。仕事に家事に動きっぱなしの奥様が使いやすい間取りも注目です。キッチンを中心に、脱衣室、寝室、和室、リビングがくるりとつながるレイアウト。室内はほとんどが引き戸なので、開けておけばよりスムーズな動線がかないます。
ゆかしい和の様式美を備えた松下邸。「込み栓」など日本の伝統技術を生かしながらも、現代の暮らしにかなった高断熱住宅をマエダハウスに依頼。同社は「セルロースファイバー」を用いた断熱工法(デコスドライ)で対応しました。新聞古紙から生まれた自然由来の素材です。
建物の内外にかかわらず、細部まで凝らされた職人の美意識の高さに、思わずもれる感嘆の声。ご主人の好みを把握した棟梁だからこそ成し得た技で、住んでから「ここにはこんな木が使ってあったんだ」とうれしい発見も多いそうです。希少なクリやサクラをはじめ、センダン、クス、タブノキなど、素材の美しさが際だつ木材をぜいたくに使用しています。
木の年輪のように、年月を重ねるごとに味わいが増していく住まいに、ご主人の顔もほころびます。
S邸は築2年。杉の床板も程よいつやが出てきて、味わいが深まっています。珪藻土の壁には消臭・調湿効果があるため、「夏、特に梅雨時期は空気がさらりとして快適。冬も思った以上に暖房効率がよかったです。無垢の杉は柔らかく温かみがあるので、冬でもスリッパなしで過ごせるほど」と奥様。
そんなナチュラルな空間に合わせて、建具や家具もほとんどが造作。枝の形そのままを生かした引き戸の取っ手や、配線を隠せるようにデザインしたテレビボード、モザイクタイルとホーローシンクのキッチンなど、ご夫婦のこだわりとセンスが光るインテリアに仕上がっています。雑貨好きな奥様がよく訪れていたのは、マル川建設が営む「ラティス」という雑貨店。「そこで住宅も建てることを知ったんです。話を聞けば聞くほど、自然素材を生かした理想的な住まいづくりをしていることが分かり、わが家をお願いしました」。
リビングを中心に、個室へダイレクトにつながる間取り。廊下はなるべくつくらず、窓を多く取って採光・通風に配慮しています。開放的なパブリックスペースを作りながらも、キッチン奥に奥様の作業室、ロフトはご主人の書斎と、プライベートを尊重したプランも特長です。
温かみを感じるうづくりの床が印象的なS邸。家具も同じ杉材での作り付けで、統一感のある空間に。壁材には調湿や消臭効果のあるケイソウクロスを採用するなど、自然素材に包まれています。リビング階段やLDKとつながりを持たせた2階のスタディスペースもあり、子育ての舞台にもなることを考えた間取りも注目したいポイントです。
廊下から寝室へはウォークインクローゼットを経由します。これは「脱衣所の近くに収納が欲しくて」という奥様の要望による配置。動線や使い勝手のよさも抜群です。また、ゲストが使うことも考えて洗面台は独立。両開きできる鏡の中は棚になっていて、見た目もスッキリ片付きます。この隠し収納はご主人のアイデア。細部にまでご夫婦のこだわりと工夫が詰まった住まいです。
田園風景が広がる土地に、昔から住み続けてきたMさんご家族。ご夫婦二人の暮らしが中心になったのをきっかけに、住まいの建て替えを決意しました。それまで暮らしていたのは、ご主人の実家でもある築90年ほどの古い木造の家。愛着はあるものの、冬の寒さや室内の段差など、快適とは言い難い住環境を一新しようと、堀ノ口工務店へ。「構造に使う木材の質や技術にも定評があり、何より地元工務店ということで親しみと信頼がありました」。
「ゆったりシンプルに」をテーマにして、子どもたちやその家族が集まったときにも気持ちよく過ごせるよう間取りを考えてあります。大勢が一堂に介せる2間続きの和室は、縁側もある伝統的なつくり。じゅらく壁や御天井と呼ばれる格子天井で、落ち着いた雰囲気です。
日常のほとんどを過ごすリビングダイニングや書斎は、白と木目を基調としたインテリアで明るく爽やかな空間に仕上げています。平屋建てを感じさせないほど天井も高めに設定。部屋間は引き戸を開閉することで、空間や動線をコントロールできます。奥様の要望で、水回りを集中させて家事動線を短く。ダイニングとキッチンの間には両面使える収納棚を設けるなど、キッチン回りの使い勝手にもこだわり満載です。