道路側の面には窓が一つもなく、外観のフォルムとそっくり同じ形にくり抜いた玄関ポーチに赤いポストがぽつり。間口が狭く、奥行きが長い造りは京都の町家のよう。初見からもU邸が個性的な家であることが分かります。
室内に入るとその印象はさらに深まりました。横長のLDKの中心にはダイニングテーブルと一体化した大きなカウンターキッチンが置かれ、その周りを小上がり風の畳スペースがL字形に囲んでいます。「いつでもゴロゴロできる畳敷きのリビングと、配膳がラクなカウンターキッチンは譲れない条件でした」と奥様。LDKに段差を設けて空間に変化をつけた個性的なプランは建築家の手によるもの。住み手の希望をプロ目線で精査し、予算内で最大限にかなえる設計が魅力です。
キッチンの奥に子供部屋と洗面・浴室を配置。脱衣所の隣にご主人の書斎を設け、そこから寝室、玄関へつなげた回遊性のある間取りです。全館空調システムのおかげで家の中の温度差がなく、いつでも快適な室内環境をキープ。「家の居心地がいいので、この夏は家族で思いっきりゴロゴロできました」と語るご主人の笑顔が輝きます。
JR谷山駅まで徒歩5分ほど。交通やショッピングに便利な東谷山エリアの住宅地に建つ、イオン・ホームの分譲モデルハウスを紹介します。周りに民家が並ぶ限られた敷地を効率よく活用した2階建て。状況を踏まえた窓計画や居室のレイアウト、オープンキッチンの採用などで、ゆとりを感じられるLDKを演出しています。落ち着きのある配色でのコーディネートもポイント。2階の子供部屋のみ、建具も床も明るく仕上げ、変化を付けました。
同社の住まいで特筆したいのが、地震に対する性能の高さ。全棟で採用する2×4工法は、強度の高い床版・壁版による六面体構造で地震力を分散します。熊本地震でもこの工法の建物の全倒壊はゼロだったそう。また、気密性が高く、耐火性や遮音性にも優れており、省エネにも貢献。火災保険を低く抑えられるのも魅力です。
さらに、この分譲モデルハウスは、太陽光発電パネルを装備したオール電化住宅。ランニングコスト軽減もかないます。キッチンから玄関ドアの施錠・解錠ができたり、水回りをパナソニック製品で統一していたり。機能面での充実も見逃せません。
グレーのサイディングと温かな木目でまとめられたスタイリッシュな外観。静かな住宅地でひときわ目を引くその建物は今年6月に完成したイオン・ホームのモデルハウス。1階は家族がのんびり過ごせるスペースに、2階は子供部屋、寝室など個室を配置した使いやすい間取りです。
室内は白をベースに、木目のフローリングや黒のキッチンで重厚感をプラス。キッチンからはリビングを見通せ、料理をしながら家族との会話を楽しめます。さらに、必ず顔を合わせられるようリビング階段を設置し、自然とコミュニケーションが生まれるよう配慮しました。また、家事の負担を減らすべく、水回りは一カ所に集約。家事を同時進行できる時短動線も魅力です。
同社の家づくりの最大の特長は地震に強く、高気密・高断熱を備える2×4工法。外部からの力を建物全体で受けとめ、各面が揺れを効率よく吸収・分散。東北大震災や熊本地震でも倒壊を免れるなど強さを発揮したそう。キッチンやバス、トイレなどの住宅設備は高性能のパナソニック製品で統一。安心・安全と快適性を高める性能、設備でハイグレードな暮らしが実現できます。
一つひとつに思わず感嘆の声を上げてしまうK邸。細部にわたり好奇心をくすぐるアイデアが詰まっています。例えば、デザインコンクリートを施したスキップフロア。高低差をつくるだけで視線の抜けが良くなるだけでなく、仕切りを設けなくても隠れ家のようなパーソナルスペースに。ゲストの評判も上々なんだとか。
理想の家づくりのため、さまざまなハウスビルダーから情報を集めていたKさん。サンタスホームの見学会に参加し、雰囲気や性能に一目ぼれ。真摯な取り組みや人柄に触れ「ここで建てよう」と決めたそうです。玄関からキッチンへの動線、家族が自然と集まるリビング、アウトドアを気兼ねなく楽しめるウッドデッキ、家事の負担軽減など家族の要望をしっかり受け止め、プランに反映しています。たっぷりの自然光が差し込むLDKは、家族みんなのお気に入りの場所。キッチンからリビングや庭を見渡せるのはもちろん、吹き抜けなので2階に居る家族にも声が通りやすいのだそう。親子で作業してもゆとりがある広さや水回りとの連携の良さも秀逸。こだわりを盛り込んだ自分たちらしい住まいが実現しました。
古くは城下町でもあった静かな住宅地に建つS邸。外観を見ると、隣家より敷地が少し高くなっていることに気づきます。段差のおかげで道路からの目線が外れ、リラックスできる住空間に。プライバシーを保つと同時に近くを流れる河川の溢水対策も実現。近年多発している豪雨災害への備えもきちんと考えられているのです。
玄関ホールからリビングへ入ると、南面をフルに使った吹き抜けが出迎えます。大きな3連の高窓が採光性と開放感を演出。2階ホールまで一体感のある造りは、ご主人のこだわりを反映させたもの。どこに居ても互いの気配や声が届くから、安心感を得られるはずです。また、LDKは和室や納戸、スタディーカウンターが備わる多機能スペースとなっています。
サンタスホームはモルタル造形が得意なビルダー。S邸では家族の手形をモルタルで写し取りました。そのほか、本棚を組み込んだオリジナルの扉を造作するなど、同社らしい手仕事のアイテムで個性を表現。今後は「菜園や花壇を充実させたい」と話すご夫婦。少しずつ手を加えながら、居心地のいいわが家へと整えていきます。
鹿児島市内の人気エリアに三洋ハウスの新しいモデルハウスが完成。住み手のさまざまなニーズに応えてきた同社が今回提案するのは、昨今増えてきた自然災害にも強い高性能の長期優良住宅です。ハイブリッド工法を導入して高い耐震性と高気密・高断熱を実現。長く美しく快適に住み続けられる上、ランニングコストや税金も抑えられるなど、メリットがいっぱいです。
同社の大きな特長である高いデザイン性も見逃せません。外観は白と黒でシンプルにまとめ、室内はリビングの上部を吹き抜けにして2階からの光を採りこみ、解放的な空間に仕上げました。白がメインの明るいLDKは、黒いリビング階段やネイビーの室内ドアが引き締め役となってスタイリッシュな雰囲気に。階段下の空間にソファを置いたり、リビングに高床式のモダンな畳スペースを設けたりと、くつろぎの場をあちこちにちりばめました。
ペニンシュラ型の大きなキッチン台から家族の様子が見渡せるキッチンも魅力的。その隣に浴室と収納棚を備えた広い洗面室を配し、「洗う、干す、しまう」が一カ所でできるように。快適な暮らしが約束された住まいです。
土木関係の事業を営むお父様を通じて、三洋ハウスの評判を耳にしていた奥様。わが家の参考にしようと同社を訪れたとき、とても魅力的なスタイルの住宅に出合います。それが、『CASA LAFE(カーサ・ラフェ)』でした。快適な暮らしをつくることをコンセプトにした、軽快でシンプルな住空間は奥様の理想そのもの。住み手の要望を落とし込んだ間取りがかなうのも高評価だったと言います。
いくつか提示された中から選んだのが、中庭を囲むように居室がレイアウトされたこのプラン。「どの部屋にも自然光が届き、冬でもエアコン無しで過ごせました」と話す通り、日中は洗面スペースまで明るく開放的です。特にM邸は、室内ドアに引き戸を採用しているため、開けていればほぼすべての空間がつながる造り。動きやすく、見通しも抜群。幼い息子さんの様子も把握しやすいメリットもあるようです。
ピアノを土間スペースに配置したり、パブリックゾーンは漆喰塗りの壁にこだわったりと個性の表現も随所に。無駄を省いたコンパクトさが心地よい住まいで、Mさん家族はイメージ通りの暮らしを楽しんでいました。
鹿児島市吉野エリアに誕生した白木建設の分譲モデルハウス。「大石様河スキップモデル」の名称通り、リビングと2階をつなぐ中2階フロアを持つ間取りが大きな特長です。外観も内部空間も、白を基調にした清潔感のあるコーディネート。ウォールナットを使った床材や鏡面仕上げの室内ドアなど、こだわりの素材を取り入れ、上質で落ち着きのある空間を創り出しています。
敷地の特性を読み取ったレイアウトにも注目したいところ。デッキスペースを挟むL字配置のリビング・ダイニングは、どちらも明るく開放的。道路との高低差を活かし、生活のプライバシーを守る配慮も抜かりありません。デッキ&庭を使って、おうちキャンプを楽しむのもよさそうです。
最近は1階に主寝室を用意して、将来も生活しやすい平屋ベースの2階建てをよく見ます。しかし同モデルハウスは、桜島を望む2階をあえて主寝室として計画。1階には子供部屋として個室が2部屋あるので、子どもが独立してから寝室を1階に変えるなど、状況に合わせた使い方が可能です。小学校が近く、生活環境も便利。ぜひ現地で魅力に触れてみてください。
「大明丘ガレージハウス」と名付けられた白木建設の分譲モデルハウス。静かで生活しやすい住環境が整う住宅地、パルタウン大明丘にオープンしました。外観の大きな特長は、何といってもビルトインガレージを備えていること。雨天時でもぬれずに移動できる上、外収納付きでベビーカーや外遊び道具などもサッとしまえて便利です。また、同社の分譲モデルハウスでは、停電時に電気自動車などから電力供給ができるスマートエルラインシステムを標準装備。高耐震・高耐久・高断熱を含め、いざというときの安心感に注力した住まいづくりを実践しています。
1階にLDKと和室、水回りがあり、個室は2階へ配置。パブリックとプライベートを明確にゾーニングしているため、生活にメリハリを付けやすい間取りといえそうです。家族時間の中心となるLDKは、南面のデッキとフラットでつなげて広がりを演出。リビングの爽快な吹き抜けと相まって、明るく開放感にあふれた空間に仕上がっています。2階には、リモートワークや受験勉強などに使えるコンパクトな書斎も。暮らしのイメージが広がるレイアウトにも要注目です。
「社長の賢伍くんは子どもの頃からの友人。家を建てるときは選択肢に入れると決めていました」と話すご夫婦。他社の住宅も見学したものの、提案力や自由度、メンテナンスなど総合的な判断で桑原建築を選んだと言います。同社は、住み手の要望を最大限に反映しながら、丁寧に造り上げるスタイルが魅力。当初から具体的なイメージがあったSさんご夫婦には、注文住宅のメリットを目いっぱい味わえる点も大きな決め手に。
5人家族のS邸のテーマは「二人暮らしを楽しめる家」。ポイントはLDKに隣接する子供部屋です。今は一室空間を3人共有で使っていますが、引き込み式の4枚戸は常に開けっ放し。ご夫婦には「今はオープンな続き間で、子供たちとの関係性を大切に育みたい」との考えが。そして将来はリビングの一部としても使えるアイデアです。
また、室内ドアはつり戸を採用。開けておけば動線の邪魔にならず、床材の継ぎ目ができないので引っ掛かりにくく見た目もスッキリします。年齢を重ねても飽きない色選びや断熱性能など、S邸には長いスパンで見た暮らしの在り方が盛り込まれていました。
昭和51年創業、今年で45年を迎えた桑原建築。代替わりをきっかけに、事務所に隣接する住宅を両親から譲ってもらい、家族構成やライフスタイル、使い勝手を考え新しくしました。
「今後の家づくりに生かすために畳敷きの玄関や黒板壁など、いろいろ取り入れてみました。自分が納得・満足できるものだけをお客様に薦めたい」と桑原さん。常に顧客満足度を追求する仕事への熱意、誠実さが伺えます。
以前はリビングに背を向けて料理をしていた奥様。子どもの様子が気になるので作業を中断することも多かったそう。「対面式のキッチンならリビング全体を見渡せるから安心できるし、家事もはかどります」と大満足。奥行きのあるカウンターはダイニングテーブルとしても活躍し、調理や食事、後片付けまでスマートにこなせます。子供たちの勉強、読書スペースにもなるので、家族のコミュニケーションが自然と生まれるのも魅力。
また、光の反射・角度を計算したガラスの間仕切り壁で、キッチンから来客や子どもの帰宅が分かります。合理的で暮らしやすい快適な生活が実現しました。
鹿児島市から伊集院方面へ向かう県道沿いに建つシンプルな木造の平屋。ここはある会社のオフィス兼「Jログ工法」の常設展示場。Jログ工法の素晴らしさにほれ込んだ代表の東峯高志さんがこの地にオフィス用の建物を新設し、街中から移転したそう。
Jログ工法は、在来軸組工法とログハウス工法を組み合わせた鹿児島生まれの新工法です。柱と柱の間に県産スギを加工したログ材を積み上げていくので、断熱材が要りません。「90㎜角のログ材を組んだ壁はとても頑丈で自然災害にも強いんです」と施工を担当した新山建築の新山社長は話します。
地元のスギの間伐材を活用し、内壁と外壁を一体化させたJログ工法の家は、工期も短くてローコスト。くぎや金物などの使用を最小限に抑えているため、解体後は紙の原料として再利用できるという利点も。環境にも人にも優しいサスティナブルな家なのです。
木に囲まれた室内は清らかな空気とほのかな木の香りが漂う癒しの空間。森の中のような環境は人をリラックスさせ、集中力を高めます。「多くの人にJログ工法の良さを知ってほしい」と東峯さんは熱く語ってくれました。
ご主人の退職後、Sさんご夫妻が鹿児島市から日置市の山里に移り住んだのは今から4年前。ご主人の故郷でもあるこの地には親戚や古くからの友人も多く、家づくりを頼んだ新山建築の新山社長も同級生だとか。
経験豊富な棟梁として職人集団を束ねる新山社長が造るのは、建物の内外に無垢材をふんだんに使った日本の伝統的な木造住宅。「森の中に居るような家」がコンセプトです。S邸で使われているのは、ご主人が持っていた山から伐採したスギの木。玄関の廊下の太い円柱の大黒柱や居間の天井を渡る太い梁が建物をがっちりと支え、職人が造作した建具や家具にもすべてこの山の木が使われています。
また、寝室部分には自然災害に強い「Jログ工法」を採用。切り込みを入れたスギの間伐材をログハウスのように組んでいく独自の工法です。高い耐震性があるため、寝室がシェルタールームのような役割を果たすそう。
田舎暮らしが長年の夢だったというご主人が真っ先にリクエストしたのは昔ながらのいろりと檜風呂。家庭菜園の野菜で作った料理と焼酎を夫婦で楽しむ至福の時間がゆっくりと流れます。
のどかな田園風景が広がるエリアに、このたびKENMAEの建売モデルハウスが完成しました。チャコールグレーと木目調のサイディングを組み合わせたスタイリッシュな外観が背後の竹林とマッチして、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
夫婦と子どもの4人家族をイメージしたベーシックなプラン。1階にLDKと続き間になった和室、水回りを配置し、2階は主寝室と二つの個室をベランダで結びました。対面式のキッチンに立つとリビングとその先の和室を一望。家族の様子だけでなく、和室の窓越しに緑豊かな田園風景が望めるというこの家のベストポジションです。タカラスタンダードのシステムキッチンは汚れが一拭きでサッと落ちるホーロー製なので、お手入れもラクラク。背後の収納棚や大きなパントリーのおかげでキッチン周りはいつもスッキリと清潔です。
グレーやブラウンなどのダークな色味でスタイリッシュにまとめた室内に対し、2カ所のトイレにはかわいらしい色と柄の壁紙をチョイスし、遊び心をプラス。飽きのこないベーシックなプランだからこそ、家族で暮らしをデザインしていく楽しみがありますね。
住み手の思いをかなえる確かな技術と提案力を持つKENMAE。フルオーダーの注文住宅だけでなく、自社で手掛ける建売住宅にも積極的に取り組んでいます。紹介するのは、その中の一棟。敷地は約70坪と余裕がありますが、北側道路で三方に住宅が建つ立地です。周囲からの視線が気になるため、東西の幅いっぱいを使う建物デザインを採用。北面の開口を最低限にする一方で、南面は庭とのつながりを持たせた開放的な造りが特長です。屋外遊びの見守りも容易で、子育て世帯にもうれしいプランといえるでしょう。
建売住宅であっても、敷地や環境、想定する住み手に合わせて個性を表現する同社。ここでのテーマは「ゆとりある時間の創出」。家族がともに時間を過ごすLDKの居心地に注力し、デッキや庭を含めた伸びやかな空間をかなえました。洗面・脱衣室は室内干しや収納を設置できる広さを確保。家事や生活をスムーズにするゾーニングや回遊動線など、細やかな配慮もちりばめられています。また、主寝室を1階に配置して将来も安心の間取りに。天然木の質感を活かす、ナチュラルなインテリアも見逃せないポイントです。
閑静な住宅街に、黒と白のバイカラーがひときわ目を引くスタイリッシュな2階建て。質感の異なる外装を組み合わせた、個性的で魅力的な住まいは同社が手掛けたモデルハウスです。ナチュラルテイストをベースに、アクセントクロスで遊び心も取り入れました。
玄関ドアを開けると、すぐ横に大容量のシューズクローク。靴はもちろん、アウトドアグッズやスポーツ用品も気兼ねなく収納できます。シューズクロークから直接パントリー、キッチンに移動できる回遊性のある動線は、荷物の持ち運びや片づけのストレスが解消され、家事の効率アップ。
家族だんらんの中心となるリビングは、和室やウッドデッキにつながり開放的な空間になりました。水回りも1階に集約し、生活の大半をワンフロアで完結できます。洗面脱衣室、ランドリールーム、浴室と一直線の続き間なので毎日の家事時間を短縮。特にランドリールームは、天気に左右されずに室内干しできるので共働き世帯は重宝しそうです。大きなウォークインクローゼットのある寝室を隣接し、収納する手間を省略しながらプライベートな空間もまとめた間取りとなっています。
10年以上前から、少しずつ住まいづくりを進めていたご夫妻。雑誌を見たり、完成見学会などに足を運んだり。多くのビルダーの住宅やスタッフに触れて、選び抜いたのがヤマサハウスでした。もともと木の家が好きということで、狙い定めていたのは同社が手掛ける『MOOK HOUSE』。南九州産材やシラス壁を用い、パッシブデザインも取り入れて、自然との緩やかな共生を図るスタイルが魅力のプランです。そこへ可変性に富む間取りが加わり、家族構成の変化にも対応。長く住み継げる特長を持っています。
基本的な間取りはご夫婦で考えたそう。LDKを広く取り、プライベートゾーン(水回り、クローク、寝室)はコンパクトに集約。ただし、生活&家事に合わせた配置と回遊動線が施されているので、窮屈な印象はありません。一方、LDKは間仕切りがほとんど無い開放的な造り。一角にある子供部屋は、棚で軽く目隠しされているだけです。壁を立てれば個室になるのですが、「寝室やロフトを子供用にするかも。将来の部屋割りは未定」と笑うご主人。庭づくりや菜園など、これからの楽しみも盛りだくさんのお住まいです。
静かな住宅地の一角に、間口の狭い土地と外観からは想像できない住宅があります。大きな窓と光の加減であらゆる表情を見せるモザイクタイルの外観は、思わず立ち止まって見ほれてしまうほど。間口7m、奥行き22mと細長く、普通の人なら敬遠する扱いづらい土地。しかし、奥行きを生かしながら、自身のこだわりを追求し、満足のいく家づくりを実現したのです。
N邸は3枚の扉がキーアイテム。外観の一部となる玄関ドアは高い耐久性と安定性を兼ね備えたアフゼリアを使用。スタイリッシュな外観に重厚感を加えました。玄関とリビングをつなぐパイン材の大きなドアは、なぐり加工で存在感抜群。お気に入りの書斎につながる3枚目の扉は型枠に使用したスギ板を再利用し、グレーの染色塗装で仕上げました。周りの雰囲気に同化し、秘密基地っぽさを演出。
光の取り込み方や伸びやかな空間づくりなど工夫が満載。吹き抜け・高窓で空間の抜けを生み、普段の生活は1階で完結する間取りで動線もスムーズに。住み手目線の配慮がちりばめられています。(今回の設計は太田則宏建築事務所)
K邸に足を踏み入れると、広い土間玄関のすぐ先に家族が過ごすLDKが広がり、さえぎるものが何もない開放的な空間に驚かされます。K家は小さなお子さんがいる4人家族。これほど気持ちよく暮らせる秘訣は何なのでしょう。
まずは家そのものが持つシンプルな美しさ。同社が提案する「漆喰と無垢の家」は、ナチュラルな見た目に加え、清らかな空気環境までも約束してくれます。「初めて完成見学会に行ったとき、家に入った瞬間の空気が違いました。それが一番の決め手でしたね」と奥様。自然素材が持つ浄化作用にプラスして全熱交換型24時間換気システムを導入しているため、室内はいつでも快適に保たれています。
片付けやすさも大切なポイント。その一つが奥様の希望で玄関横に設けたウォークスルーのファミリークローク。家族の靴や衣類などがスッキリ収まる大容量です。リビングを通らずに玄関からキッチンや洗面室に抜ける動線も秀逸です。2階のご主人の書斎にはこんな工夫も。「私が焼酎のコレクターと知って、ぜひ焼酎棚を造りましょうと提案してくれたんです」と語る笑顔から満足感が伝わってきました。
静かな住宅地でひときわ目を引くT邸。ガルバリウム鋼板と木塀、表情豊かな植栽のコントラストが美しく、夕景をバックにライトアップされた姿には思わず息をのむほど。まさにベルハウジングが得意とする『面構えのいい』外観デザインです。加えて、全棟長期優良住宅認定、高気密・高断熱、耐震等級3・耐風等級2、制震装置の設置、鹿児島県産材を使用。デザインだけでなく、強い家づくりもかなえています。
室内は木のぬくもりに心安らぐナチュラルな雰囲気。素足に心地いい無垢材の床と吹き抜けの白壁が、空間の広がりを演出しています。
奥様お気に入りのコの字形キッチンは調理・配膳・片付けの動作がスムーズになり『家事が楽しくなる家』を実感。体の向きを変えるだけで一連の台所仕事が完結します。ワークトップ兼カウンターがダイニングテーブルとしての役割も果たし、料理をしながら夫婦の会話も弾みます。パントリーや洗面コーナーをコンパクトにし、衣類などを収納できるクローゼットもあるので、回遊性のある動線で家事の負担を軽減。機能が充実した安らぎの家で、夫婦の穏やかな生活が始まりました。
幹線道路から少し奥に入った静かな住宅地。造成が進み、新築の住まいもチラホラ建つ中、パッと目を引く建物がありました。それがT邸です。とんがり屋根のシンプルなフォルム。何より、外壁のネイビーブルーに映える桜色の玄関ドアの組み合わせが愛らしくて、思わず笑顔になります。「好きな色を選べるというので、何色にしようか迷って。夫婦で話し合い〝どこでもドア〟の色になりました」と笑うご主人。ドアを開けば、楽しさと安らぎが詰まったわが家へ。家族を豊かな時間に導く秘密道具とも言えそうです。
内部空間にも色があふれます。実はT邸、日常に彩りを取り込んだ暮らしをコンセプトにした『ハウス・イン・カラー・プライウッド』と称する規格住宅なんです。間取りや建具、家具、照明など統一したデザインがあり、その中で好みの色を選んで構築していくスタイル。段差のない玄関や構造を現した吹き抜け、小屋裏風の2階フロアとカジュアルな雰囲気も大きな魅力です。ご夫婦の決め手は、「子どもの記憶に残る家になると思ったから」。特にプライベートエリアでは、遊び心たっぷりの色使いで個性を表現しています。
夏の昼下がり。真っ白な家のドアを開けて出てきたのは笑顔の素敵な奥様とかわいい3人の女の子たち。招かれるままLDKまで足を進めると、大きく取った吹き抜けの窓から光がこぼれる開放的な空間が広がっていました。白い壁と木の床や梁などに囲まれたナチュラルな空間を引き締めるのは、2階ホールやリビング階段の黒いアイアンの手すり。リビングに隣接した和室も建具などに木をふんだんに使い、LDKと自然なつながりを持たせています。
色や素材を厳選したシンプルな空間のアクセントになっているのが、吹き抜けや和室の天井などに張った「さざなみ加工」のスギ板や、白い壁にはめ込んだステンドグラスの小窓。さり気なくちりばめられた彩りこそがI邸の魅力かもしれません。
娘さんたちと会話しながら家事ができる対面式のキッチンも奥様のお気に入り。木製のカウンターや収納棚は同社の代表で大工でもある今村さんの手造りです。キッチンの奥にバスルームなどの水回りをまとめた家事動線も、子育て家庭の忙しい暮らしをサポートしてくれます。家族が伸び伸び暮らせる、幸せ空間が完成しました。
「10年前に建てた家の前にアパートが後から建って冬の室内がいっそう寒くなり、外壁の汚れやクロスの剥がれも気になっていたわが家。メンテやリフォームを考えてSNSを見ていたら〝世界基準〟という言葉が目に入ったんです」。PASSIVE STYLEとの出合いをそう話すご夫婦。世界基準とは、住宅性能のことです。同社では全棟でHEAT20・G3が標準仕様。高い断熱・気密性とパッシブデザインを取り入れ、無暖房で心地よく過ごせる冬&エアコン1台で快適な夏を実現しています。Tさんご夫婦が注目したのもこの点でした。
子供たちの健康や将来の夫婦暮らしを見据えて人生2度目の新築を決断。家族みんなで壁材を塗ったり、木製タイルを張ったりと住まいづくりにも参加し、愛着いっぱいの住空間に仕上げています。LDKと各空間に一体感を持たせたシンプルな間取りのT邸。2階建てですが、どこに居ても家族の気配を感じられる開放的なデザインです。「寝つき・寝起きが良くなって活力につながるし、アレルギー症状も解消しました」とにっこり。住宅性能や素材がもたらすプライスレスな魅力を実感しながら、快適な毎日を積み重ねていくTさん家族です。
家づくりを考え始めてから週末ごとにさまざまなビルダーの完成見学会に足を運んでいたFさんご夫婦。「入った瞬間の空気が違う」と感じたのがSin工房の家でした。同社が提案する自然素材の健康住宅とスタッフの温かな対応に心をつかまれ、即決したそう。内装は良質な無垢材と調湿効果の高いスペイン漆喰だけという潔いほどのシンプルさが同社の真骨頂。ダブル断熱工法と相まって、いつでも清浄で快適な空間をつくり出しています。
「毎朝、寝室のカーテンを開けるのが楽しみなんです」とほほ笑む奥様。F邸は2階から桜島や錦江湾、よく晴れた日は遠くに霧島連山までも見渡せる高台に建っています。この眺望を生かすため、LDKの吹き抜けの角に2面の窓を配置。採光や解放感とともに風景も楽しめる秀逸なプランです。
玄関前に配置した小上がりの和室はリビングにもつながっていて、「いつでも畳でリラックスできる」とご主人お気に入りの空間。繊細な和紙の照明は奥様がネットで見つけたもの。リネンのカーテンや栃(とち)の一枚板のダイニングテーブルなど、上質なものが似合う暮らしを楽しんでいます。
出水市麓に広がる武家屋敷群の一角に完成した和モダンの平屋。大きな軒を持ち、古材処理をしたスギ板を張った外観は、町並みの趣にしっくりとなじみながらもどこか異彩を放っているよう。ここは「田頭建設」の社長・田頭謙一さんの住まい。奥様と2歳の娘さんの3人で暮らしています。
まだ木の香りが残る室内は和の印象が強い外観とは異なり、ナチュラルな雰囲気。床は傷のつきにくいパイン材、室内の壁は紙クロス、トイレと洗面室の壁は調湿性のある塗り壁と、断熱材も木質系のセルロースファイバーにするなど、自然素材で仕上げています。リビングは高い勾配天井とウッドデッキにつながる大きなガラス戸で開放的な空間に。それ以外の場所はあえて天井を低くして、空間にメリハリをつけました。リビングの横に設けた小上がり風の畳スペースや、間仕切りの壁に向けてカウンターデスクを付けたワークスペースなど、趣の異なる空間がいくつもあるのが田頭邸の大きな特長です。「季節や目的ごとに居場所を変えられる楽しみがあります」と田頭さんは笑顔で語ります。
シンプルな空間を彩る奥様のインテリアセンスも秀逸。温かみのある日々の暮らしが目に浮かぶようですね。
鹿児島市内の住宅街でありながら、二方が雑木林に面した自然豊かな環境に建つT邸。室内に足を踏み入れると、濃いネイビーの外観とはまるで違う、白が際立つ明るい空間が広がっていました。角地という開放的な立地を活かして光や風、借景の緑を上手に採り込みつつ、道路からの目線を考慮した窓の配置や空間デザインも見事です。大きな吹き抜けのあるリビングを中心に各所が緩やかにつながり、どこに居ても家族の気配を感じられます。
「和室が欲しい」というTさんの希望で、リビングの一部に小上がり風の畳スペースを設置。床の間や仏壇置き場もある本格和室でありながら、壁紙をイエローにしたことでナチュラルなLDKともしっくりなじんでいます。特長的なのはステップフロアに設けた洗面室とトイレ。その横にはご主人のトレーニングルームも。あえて低い位置に造り、はしごで昇り降りするという遊び心にワクワク感が高まります。
きれい好きな奥様が重視したのは収納計画。いつも室内がスッキリと見えるよう、棚の向きや高さにもこだわりました。家の各所に家族それぞれの居場所も確保された快適な住まいです。
2歳と4歳の男の子がいるS家の新居は、緩やかな片流れの屋根と細長い箱型の建物を組み合わせたシンプルなフォルムの平屋建て。スギ板張りの壁に黒の窓枠が引き締め役になった男前な外観とは裏腹に、室内は白を基調にした明るく開放的な空間です。
伸びやかな勾配天井を持つLDKの横にオープンな子供部屋を配置。「いずれは壁を造るかもしれないけれど、子どもが小さいうちは自由に走り回れる家にしたかった」というご主人の希望通り、主寝室以外はすべてつながった回遊性のある間取りです。キッチン、パントリー、浴室・洗面室、屋根付きのデッキ、ウォークスルークローゼットを近くにまとめたプランのおかげで家事も暮らしもスムーズ。フルタイムで共働きの夫婦をしっかり支えています。
Sさんは丸久建設の完成見学会に行き、「自分たちが住みたい家そのもの」と即決。パッシブデザイン+ZEHの「ゼロエネルギー住宅」で、家計に優しく快適な室内環境と耐震等級3の安心を手に入れました。「冬も暖かくて乾燥しないので、風邪をひきやすかった子どもがすっかり元気になった」と話す笑顔が喜びを物語っていました。
長く深く伸びた軒が印象的なS邸。ご主人は通勤路から見える、Wiz Houseの手掛けた深い軒の家がずっと気になっていたのだとか。独自に調べて同社までたどり着き、同様のデザインをリクエスト。重厚感や落ち着きのある雰囲気を踏襲しつつ、ライフスタイルに応じた造りをかなえています。
間取りでこだわったのは、リビングを中心にすべての部屋が見渡せること。間仕切りを設けず、視線が奥まで広がる造りで、開放感と家族のつながりを感じられるLDKに仕上げました。ウッドデッキへ続く窓は天井までのハイサッシを採用。開口が大きいため、隣家の視線が気にならないよう空間がレイアウトされています。
また、帰宅後のルーティンを確立させたいとの希望から、玄関からクローゼット、洗面台までを短い動線で結びました。リビングにはカウンターデスクを用意。ご夫婦がデスクワークをしたり、子供たちが学習に使ったり。もちろん個室もあるのですが、家族みんなが自然とLDKで過ごせるような仕掛けが施されています。火災保険が格安になるアップルゲートセルロース断熱を自社施工している点も見逃せません。
遠くに錦江湾を望む丘陵地に立つN邸。それまでは住宅地で暮らしていましたが、ライフスタイルや趣味を伸び伸び楽しみたいとの思いが。子供たちが通う学校区内での土地探しをきっかけに、地元の不動産に精通する絆と出合います。「土地探しから家づくりまでワンストップでかなうのが魅力でした」と奥様。互いに意見を出し合い、納得のプランを練り上げたそうです。
新居では趣味のための部屋や薪ストーブなど、ご夫婦の憧れも思い切って盛り込みました。もちろん、子供たちの意見も聞きながら。特に2階に集約された個室は、壁紙や床材にそれぞれの好みが反映されており、個性的で楽しい空間に仕上がっています。
ともに仕事を持ち、子ども3人の育児や家事と忙しい毎日を送るご夫婦。重視したのは水回りの動線です。キッチンと隣接させるだけでなく、あえて中廊下を設けて玄関ホールからも水回りへのルートを確保。行き止まりのない回遊動線で、家の中での渋滞も回避できます。適所に用意された機能的な収納もポイントの一つ。白を基調としたインテリアと相まって、スッキリした住空間を演出してくれそうです。
利便性と静けさを備えた地に建つN邸。転勤続きのご一家が、奥様の実家がある川辺で暮らしていたある日、ご主人の「ここは住みやすい町だね」のひと言をきっかけに住まいづくりがスタートしたそう。「地元工務店が造る木のぬくもりがある家」をテーマにモデルハウスや見学会へ足を運び、ようやく出合ったのがマエダハウスでした。
天然木と珪藻土に包まれたN邸はすでに築5年。「それでも訪れた方から、木の香りが落ち着くね、と言ってもらえるんです」と奥様。こだわりのキッチンは、壁一面に収納棚が造作され、家事動線を含めて使い勝手は抜群。広々とした住空間にもかかわらず、冬でも室内気温は平均13℃ほど。夏はリビングと裏口を開ければ、エアコンいらずというから驚きです。
一年を通じて快適な理由は、同社の住まいづくりに用いられる『デコスドライ工法』のおかげ。屋根裏へ上がると、厚い断熱材や張り巡らされた太い梁など、確かな造りが間近に見られます。庭にはご主人の宝物であるバイクの収納庫も。お気に入りの土地とわが家で、日々の暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきました。
住まいづくりを考え始めたYさんご夫妻がこの土地に出合ったのは5年前のこと。平川工務店の所有地でしたが、転用に時間がかかり、完成したのは2020年の春でした。長かった構想期間を「プランをじっくり検討できたし、どう暮らしていきたいかを改めて考えられた有意義な時間」と笑う二人。建築の準備が整うまで、見学会やネットで情報を集め、好みのスタイルや素材、アイテムなどの画像で同社とイメージを共有。〝北欧+ビンテージ〟をコンセプトに、隅々までこだわり抜いたY邸の実現につなげたのです。
間取りでは、明るさや動きやすさを重視。家事が苦手な奥様がストレスなく作業できるよう、帰宅後の動線や収納の配置にも工夫を凝らしています。例えば、ガレージからダイレクトでキッチンへ行けたり、洗濯室とファミリークロークを隣り合わせたり。効率アップと時短で、くつろぎの時間を増やす一助になっているとか。住まいづくりの感想を尋ねると「地元ビルダーならではの対応力に感嘆。一緒に楽しみながら造ってもらえたのもうれしかった」と奥様。これからもお気に入りのわが家を楽しむ日々が続きます。
それまで団地暮らしだったTさん家族。マイホームにはまるで興味の無かったご主人はある日、「自分の部屋が欲しい」という、子供たちの思いを知ります。密かに土地探しを進め、日当たり良好の売地を発見。時期を同じくして幼稚園の役員が縁でマルタ建設の圓田さんと知り合い、何ごとにも全力で取り組む姿勢を目の当たりに。ここなら安心できると確信したご主人は、「マルタ建設で家を建てたい」と奥様にサプライズでプレゼン。驚きながらも快諾し、家族5人が伸び伸びと過ごせる住まいづくりをスタートさせました。
T邸の大きな魅力は、玄関土間とLDKの一体感です。間仕切りの戸は3枚とも引き込み式のため、開け放てば広々とした空間が生まれます。別途、家族用玄関を設け、水回りやクローゼットを通って個室へつながる裏動線を確保。これなら来客中でも気兼ねなく洗面や浴室を使うことが可能です。ライフスタイルに応じた生活しやすい間取りに加え、スーパーウォール(SW)工法がもたらす快適な室温環境にも大満足の様子。「この冬は12月後半まで暖房要らずでした」と笑う奥様。ランニングコスト削減も期待できそうです。
黒の外壁が重厚感を醸すM邸。外観はシックなイメージですが、玄関ドアを開けると印象は一変します。まず出迎えてくれるのは爽やかな木の香り。無垢材を適材適所に用いる上野住建の住まいらしく、随所に木を現した造りが目を奪います。特に家族やゲストが集まるLDKはたっぷりと。ご夫婦の要望や予算をくみ取りながら、バランスよく仕上げているのが魅力です。
注目したいポイントは、水回りと個室の間にウォークスルーのファミリークロークを据えていること。それによりキッチンからの回遊動線が生まれ、家事の時短が実現しています。衣類は出し入れしやすいオープン棚を使っているため、子供たちが率先して着替えを持ってくるそう。「今までにない行動です」と笑う奥様。これは家族みんなで家事ができる使い勝手のいいレイアウトという証ではないでしょうか。
抜けのいい南面に和室やリビングを並べ、明るさと開放感を獲得しました。玄関から子供部屋までつながりを持たせた間取りに、「どこに居ても子供たちに目が届くので安心」と、声をそろえるご夫婦。これから庭を整え、さらに心地いいわが家に仕立てる予定です。
重厚感のある木造りの外塀に囲まれたオレンジの外壁に緑色の屋根。出迎えてくれたSさんはシャツ1枚とはだし姿でした。訪れたのは冷え込みが強くなり始めた朝。外断熱工法を取り入れたおかげで、「家の中では孫たちもはだしなんです」。
長年家づくりを考えていたというSさんが「住まいる玄」を選んだのは、近くに住む娘さんの家を同社で建てたことから。現役時代、大工をしていたSさん。基礎や外壁の土台だけでなく「組み方や手の入れ具合が驚くほどしっかりしていて、手間のかけ方が全然違う」と言います。娘さんの家を訪れたときの「帰りたくないほど」の心地よさも決め手に。ちょうど娘さん宅の近くに土地が見つかったこともあり、昨年9月にこの家が完成しました。
「無垢材を使ってほしい」というのが一番のリクエスト。無垢材と珪藻土で仕上げられた20帖のリビングは、空気が澄み切った快適で暖かな空間となりました。いつも学校帰りに立ち寄るお孫さんたちのお気に入りは猫ちゃんの部屋。「この家に住み始めて抜け毛が減ったみたい。環境がいいのかな」と目を細めるSさんでした。
冬の日差しが白いシラス壁に反射し、無垢のスギ材の床に柔らかな陰影をつくるLDKで伸びやかに遊ぶ子供たちを見ながら語らう夫婦。オーブン付きの薪ストーブからはおいしそうな香りが漂ってきました。「今は家に居ることが一番楽しくて幸せです」とこぼれるような笑顔で奥様は語ります。
6年前に家づくりを考え始め、鹿児島のほとんどのビルダーの家を見たそうですが、「いいな」と思っても、自由度がなかったり、手の届かない価格だったりと、なかなか希望の家に出会えなかったそう。そんな折、奥様がインスタグラムで目にしたのが新越建設のモデルハウス「上町ガルテン」でした。コンパクトな空間に理想の暮らしのエッセンスがギュッと詰まったその家に一目ぼれ。運命の出会いでした。
高隈山が一望でき、一面の畑が広がる開放的な北側に大きなガラス窓を取ったリビング・ダイニングが家族の居場所。夜は薪ストーブの炎を眺めながら焼酎を飲むのがご主人の楽しみとか。アイランド型の対面キッチンに立つ奥様とも会話できて、家族の絆が深まります。「思い描いていた夢がすべてかない、後悔は一つもありません」。
結婚後すぐに「住まいづくりを考えた」というIさんご夫妻。インスタグラムをチェックしていると、好みのスタイルを発見します。それがFREEQ HOMES(フリークホームズ)でした。早速、鹿児島で同商品を取り扱うBinO KAGOSHIMAの見学会へ。天然木の持ち味を活かすデザインや、遊び心あふれる平屋ベースの間取りに魅了されたと言います。そして何より二人がほれ込んだのが担当スタッフの人柄。「信頼できる人とだから納得いくわが家になった。今でも頼りになる存在」と話してくれました。
ご夫婦が選んだのは、吹き抜けを活用したロフトがポイントの『LOAFER(ローファー)』。好きなものや気持ちが上がるアイテムをふんだんに取り入れ、世界で一番居心地のいい場所に仕上げています。無垢材の床に対して内壁や天井は漆喰塗りを採用。調湿や消臭効果があるので、空気環境を整える効果が期待できるそう。ナチュラルでヘルシーな空間に「ゲストもすごくリラックスしてくれる」との話も納得です。帰宅後のルーティンや家事に関わる動線配慮も秀逸。デザイン性も機能性も備える自慢の住まいです。
「畑仕事ができる田舎で、コンクリート打ちっ放しの家に住みたい!」。そんな奥様の切なる願いから、K邸完成までの道のりはスタートしました。白羽の矢が立ったのは小永吉ホーム。同社が手掛ける、断熱ボードと一体型の鉄筋コンクリートで造る『RC―Zの家』は、地震や火災に強く、気密・断熱も高い高性能住宅です。
加えて、ご夫婦の要望を盛り込んだプランがかなうのも大きな決め手に。中でも家族が憩うLDKの開放感はK邸のポイントでもあります。イメージしたのは、見晴らしがよくて多機能なワンルームでの暮らし。ただし、これだけのスパンを確保するのは難しいのだとか。同社の経験や実績があるからこその広さといえるでしょう。
パン作りが得意な奥様のため、キッチンにもこだわりました。スタイリッシュで美しい、ステンレス製のオーダーメード。室内に現した打ちっ放しの壁とも相性バッチリです。LDKから奥のプライベートゾーンまで続くオープンな雰囲気も特長的。玄関ホールから奥まで視線が届き、伸びやかな印象に。今後は庭に果樹を植え菜園を造り、家族時間をさらに充実させる予定です。
住まいづくりのためにさまざまなハウスビルダーから情報を集めていたSさんご家族。南さつま市で開催された七呂建設の見学会に参加し、雰囲気や性能に好印象を持ったと言います。決め手になったのはファーストプラン。「私たちの理想を大事に考えてプランニングされていました」と奥様。S様邸のリビングは吹き抜けを介してつながるフリースペースが特長なのですが、これは娘さんが「2階から下を見下ろせる造りがいい」とこぼしたから。何気ない一言もしっかり受け止めてプランに反映させる、そんな配慮をうかがえるエピソードです。
たっぷりの自然光が差し込むLDKは、家族みんなのお気に入りの場所。雁行配置でリビングからキッチンが丸見えにならないのもこだわりの一つです。娘さんと一緒に作業をしてもゆとりがある広さや、水回りとの連携の良さも好評。また、幼い息子さんが伸び伸び遊べるよう、現段階ではダイニングテーブルを置いていません。状況に合わせ、キッチン横や和室に座卓を出して食事をするのがS家のスタイル。「暖かくなったらデッキで食べてもいいね」と楽しみが広がります。
「いつか子供たちが大人になった時、自分の家族を連れて帰って来られる場所をつくりたい」。Mさんの家づくりは、ご主人のそんな想いから始まりました。ご夫婦と二男二女の6人家族がゆったり暮らせるように、家の半分を2階建てにして子供部屋を設け、夫婦だけになったら1階で生活が完結できる、使い勝手のよい間取りです。
暮らしの中心になるのはLDKの真ん中に設けた畳敷きの小上がり。食事をしたり、ごろりと横になってくつろいだり、段差に腰掛けたりと多目的な使い方ができます。梁を見せた高い天井や裏の竹林が見える大きなガラス窓のおかげで開放感もいっぱい。今までにたくさんのモデルハウスなどを見てきたご主人がぜひとも取り入れたかったという希望がかないました。
一方、奥様が希望したのは1階の和室。「畳の小上がりがあるからいいかなと思ったけど、お客様が来た時に気兼ねなく泊まれる部屋が欲しかったので」。キッチンや浴室の近くに設けたファミリークローゼットもお気に入り。日常的な着替えはすべてそこで済むというシンプルな動線と充実した収納が家族の暮らしを支えてくれます。
大きな軒天井を持つ、ガレージ一体型のスタイリッシュな平屋がKさんご夫婦の待望の新居です。「一番長く過ごすリビングを大きくしてメリハリをつけてほしい」という要望通り、天井が高くて開放的なLDKを家の主役にし、その周りに個室や水回りを配置。リビングの中央に置いたお気に入りのソファが、お二人のくつろぎの場です。
バイクのガレージを併設したご主人の個室は、まさに男の隠れ家。ガラス越しに愛車を眺める時間はまさに至福です。隣には奥様のお部屋も。それぞれが自分の時間を持てるのも夫婦円満の秘訣かもしれません。さらに共働きのご夫婦がこだわったのは家事動線。広い脱衣所で洗濯物を乾燥させ、隣のクローゼットにハンガーごと移すという流れが家事の時短につながっています。
そして、K邸の一番の特長は常に室内が快適な「ファースの家」であること。吹き付け式の内断熱と外張り断熱のダブルで高断熱高気密を実現し、24時間空気循環システムで、最適な温度と湿度の空気を家中に巡らせます。「冬でも家の中は暖かくて、半袖や薄着で大丈夫だよね」と話すお二人の笑顔が、最高の居心地を物語っていました。