おうち時間を楽しみ尽くす シンプル&コンパクトな家

「いつまでも心地よさを味わえる空間創り」をコンセプトに掲げる新建ホームズ。素材や性能だけでなく、住み手に寄り添う提案やアフターフォローにも独自のこだわりを持つハウスビルダーです。そんな同社の思いをギュッと詰め込んだのが、今回紹介するモデルハウス『ことぶ木の家』。注文住宅の多くが平屋を選ぶという地域のニーズをくみ取り、約60坪の敷地に延床面積約20坪の平屋プランを実現しています。

 

数字を見れば小さな家ですが、二人暮らしを想定しているため広さは十分。ワンルーム風の潔い間取りや、つながりのある空間演出が相まってゆとりすら感じられるほど。レイアウトもユニークで、多目的に使える土間や畳敷きのロフトスペースなど、ライフスタイルに応じた使い方を創出できる楽しみもちりばめられています。ミニマルな暮らしを理想とする人にも興味を持ってもらえるのではないでしょうか。

 

毎日の何気ない時間を包むのは、無垢材や珪藻土といった心身に優しい素材での仕上げ。太陽熱を活用して穏やかな空調を行う『びおソーラー』の採用など、住まい手や環境を思いやるアプローチも見逃せません。

住職一体の暮らしを彩る 木を用いた美しいデザイン

仕事を通じて以前から田代住建を知っていたMさんご夫妻。住まいづくりへの真摯な取り組みや人柄に触れ、「わが家を建てるならここで」と決めていたそうです。盛りだくさんの要望や思い描くライフスタイルを伝え、完成したM邸。造り手のセンスがキラリと光る、個性豊かな住まいです。

 

まず目を引くのは、構造を現した玄関ポーチ。片流れ屋根が風格を醸しながらも軽やかな印象を与えます。一目で記憶に残るデザインは、わが家でピアノ教室を営む奥様にとって、分かりやすさというメリットも生みました。家族以外の出入りがあるため、玄関周りは特に配慮を。奥行きのある土間を境に教室と居住空間をゾーニング。土間が共有されるため、レッスン中でも家族の様子を感じられると言います。

 

LDKでは天然木を使って温もりのある仕上がりに。畳敷きのスキップフロアは半個室の造り。丸見えにならないので、子どものお昼寝や家飲みに活躍中です。コロナ禍での建築でしたが、「タイル張りをしたり、DIYをしたり。家族全員で参加できました」と満面の笑顔。わが家への愛着につながる、楽しい時間となったようです。

思い思いのくつろぎが待つ 多機能空間のある暮らし

「建てるなら信頼できる地元の工務店で」。いろんなメーカーの住宅を巡ったのちに、そうした結論に至ったHさんご夫妻。選んだのは、ご主人の実家を手掛けたファミーユホームです。同社でプラン提案を行う一級建築士の福永さんと面識があり、世代も近いことからイメージ共有などもスムーズに進行。細部へのこだわりを具現化したわが家が完成しました。

 

屋根の角度はあえて緩やかに。深く出した軒と黒い外壁が相まった、風格あるデザインが目を引くH邸。ウエスタンレッドシダーや枕木、シンボルツリーのあるガーデンなどの自然素材を加え、年月とともに変化する表情を楽しめるのも大きな魅力です。これは室内にも継承され、統一感のある美しいスタイルをつくり上げています。

 

ご夫婦の希望は、キッチンを中心にした見晴らしのいい間取り。そこで生まれたのが、吹き抜けが心地いいオープンなワンフロアです。さらに学習デスクや3帖の畳スペースを備えて多機能空間に仕上げました。また、帰宅後のルーティンや家事効率を高める動線配慮も秀逸。家族が自然と集い、穏やかな毎日を過ごせる住まいです。

お気に入りの空間と 露天風呂に癒されるわが家

全国的にも知られた温泉地・指宿。家業を継ぐため故郷へ帰ってきたKさんは、県外出身の奥様が楽しみにしていた温泉付きの新居を計画しました。選んだのは地元ビルダーの川路建設。同社のモデルハウスや過去に手掛けた露天風呂付きの住宅を訪れ、天然木をダイナミックに用いる和のたたずまいや型にはまらない提案力に魅了されたそう。K邸でも、リビングに現した太鼓梁をはじめ、床や建具など随所に木を現わしてアクセントに。職人の手仕事を感じられるのも同社の持ち味です。

 

また、中2階の主寝室や奥様の蔵書を収める書庫といった個性的な空間も見逃せません。これらはご夫婦の要望をカタチにしたもの。中でも特筆したいのはヒノキと十和田石で造作された露天風呂です。庭に面してオープンなデザインですが、利用する際はシェードで目隠しできるので安心。ご主人は「そのシェードをスクリーン代わりにして、プロジェクターで映画を観ながら入浴したい」と話します。夫婦それぞれの楽しみを持ち寄った、まるで宝箱のような住まい。これから重ねる年月とともに、家族の絆も木の風合いも深まっていくことでしょう。

自分たちらしさを反映して 豊かな暮らしへ誘う住まい

スッキリした見た目ながら、温かみを感じられる外観が印象的なN邸。住宅地に建つため開口は最小限ですが、中に入ると開放的で遊び心のある空間に驚かされます。特に目を引くのが、畳敷きのピットインリビング。段差がそのまま腰掛けになるため、「来客時も便利」と奥様。ソファが不要で空間を広く使えるメリットもあります。個室から独立させた学習スペースや書斎など、コミュニケーションを生みやすい間取りも魅力。見晴らしのいい内部空間からは、延床面積約26坪というコンパクトな数字は想像できません。

 

N邸を手掛けた木のんホームでは、建築家と建てる『R+house(アールプラスハウス)』を提供しています。その完成見学会や同社が催す住まいづくりの勉強会を通じて、自分たちらしい暮らしがかなうわが家への思いが強まっていったご夫婦。「施工力もある木のんホームのR+houseなら実現できる」と選んだそうです。気に入っていた同社の住宅を参考に、ライフスタイルを活かすプランを完成させました。住宅性能も高く、雪が降った日も家の中はあったか♪ 家族みんなで快適な毎日を楽しんでいます。

強さと快さと美しさを備えた 2×4工法の高性能住宅

昔ながらの住宅地でひときわ目を引くスタイリッシュな2階建て。グレーやブラウンなどのダークトーンでまとめられたシックな外観から一転、室内に足を踏み入れると真っ白な玄関ホールが出迎えてくれます。その先に続くLDKは一部が吹き抜けになった開放的な大空間。白を基調に、木目のフローリングや黒のキッチンがモダンさと高級感を醸し出しています。

 

リビング階段の途中にはお子さんの遊び場やご主人の書斎、奥様の趣味部屋などとして多彩な使い方ができる4・5帖の中2階フロアを設けました。その下のスペースを蔵収納にすることで空間をフル活用。2階の子供部屋には室内窓を設けて1階に居る家族と会話ができるようにするなど、暮らしを彩る工夫や遊び心がいっぱいです。

 

同社の家づくりの一番の特長は地震に強く、高気密・高断熱をかなえる2×4工法。オール電化と太陽光発電を標準装備し、昼間の発電電力を自由に使えるので、快適な暮らしと省エネがしっかり両立できます。キッチンやバス、トイレなどの住宅設備は高性能のパナソニック製品で統一し、ハイグレードな暮らしを実現させました。

ホームエレベーター付きの 3階建てで未来まで安心

幹線道路が近く、利便性の良いエリアに建つイオン・ホームのモデルハウスは、周囲の家よりも頭ひとつ高い3階建て。1階に駐車スペースと玄関、2階にLDKと水回り、3階に個室をまとめたシンプルな3LDKで、寝室のバルコニーから桜島が望めるのも魅力です。小型の車いすが入るホームエレベーター付きなので将来も安心ですね。

 

「木造3階建てで災害は大丈夫?」と気になるところですが、同社が採用している2×4工法は、建物を「面」で支える構造なので、地震や台風に強く、耐火性も高いのが大きな特長。高い気密性と断熱性により四季を通して空間を快適に保ちます。

 

さらに、充実した住宅設備も大きな魅力。節水型の食洗器付きIHキッチンや全自動で掃除をしてくれるトイレ「アラウーノ」など、家中の設備を高性能のパナソニック製品で統一して、日々の生活の質を高めています。エレベーターも含め、これほどの設備が導入できるのも、太陽光発電搭載のオール電化住宅だから。昼間に発電した電力は自由に使えて、余った分は売電収入にもなるので、経済的にも安定した快適な暮らしが手に入ります。

空間と家族を緩やかにつなぐ それが『カーサ・ラフェ』の家

三洋ハウスが手掛ける新シリーズ『CASE LAFE(カーサ ラフェ)』は、建築家の井内清志氏によるデザイナーズハウス。この春、鹿児島市に新たなモデルハウスが完成しました。「つながりの家」がコンセプトのこの住まい、回遊性のある間取りや大きな吹き抜けが空間をつなぎ、家族の絆をつないでくれます。2階のフリースペースから顔をのぞかせれば、1階に居る家族ともコミュニケーションが取れる開放的なつくりです。

 

ダイニングテーブルとキッチンを一体化させた木製のオーダーキッチンは、『CASE LAFE』のオリジナルデザイン。一緒に作り、食べることで家族の距離がぐっと近づきそうですね。扉や棚を最小限にしたシンプルなオープンキッチンには、住み手が自由にカスタマイズして自分らしい暮らしをつくりあげていく楽しみも。キッチンの隣には独立した和室を設けて、ゆっくりくつろげる場所も確保しました。

 

開放的な勾配天井をもつ2階にはバルコニー付きの主寝室と二つの子供部屋、フリースペースを配置。真っ白な壁や天井にネイビー色のドアが映える爽やかな空間が広がっています。

建築家がつくった自由空間で 自分らしい暮らし方を

今春、鹿児島市内の高台の分譲地に三洋ハウスの新しいモデルハウスが誕生しました。グレーと黒のツートンカラーに包まれたシンプルな総2階建て。工場のように飾り気のないフォルムがむしろこの家の個性になっています。

 

ここは三洋ハウスと建築家の井内清志氏のコラボによるシリーズ『CASE LAFE(カーサ ラフェ)』の家。建築家ならではの自由な発想で、オリジナリティーあふれる空間を生み出しました。この家の主役となるのは、吹き抜け空間の中央に設えられたコの字型のダイニングキッチン。大きなカウンターテーブルに囲まれたキッチンに立てば、おしゃれなビストロのシェフになったような気分で料理が楽しくなりそう。リビングには小上がり風のモダンな畳スペースもあり、食後はここでのんびりくつろぐのもいいですね。

 

吹き抜けを望む2階のオープンスペースにはカウンターを設置。本を読んだり、勉強をしたりと使い方は自由です。さらに造作のベッドとデスクが付いた二つの子供部屋にも注目。仕切り壁の真ん中にあるアーチ形の穴から行き来ができる楽しいプランが伸びやかな子育てにも一役買いそうです。

さり気なく非日常を演出 美しくて強い白亜の住まい

H邸が建つのは、遠くに霊峰を望むのどかな集落です。その風景にインパクトをもたらすスタイリッシュな建物は、側道を走る車の運転手が思わず視線を向けてしまうほど。室内も外観同様に白を基調とした仕上げ。ところどころに木目をあしらい、北欧風の柔らかなスタイルを演出しています。

 

一方で、非日常を感じられるエッジの効いた意匠にも注目したいところ。特にリビング階段は秀逸です。玄関ホールから見たときに奥行きが出るよう背面に窓を設け、階段下と窓外には桜島溶岩を配置。「遊びに来た友人にも褒められるんですよ」と奥様もにっこり。実はこれ、ARK HOMEが提案したもの。さり気なく、確実に目に留まるフォーカルポイントになりました。

 

ここは県内でも冷え込みの厳しい地域。そのため同社の施工力が際立つ高気密・高断熱性能は大きな魅力でした。LDKの上部をすっぽり吹き抜けにしても光熱費はダウン。生涯付いてくるランニングコストの軽減にも貢献します。住宅性能の高さは、ご主人の体調にも良い影響を与えたそう。クリーンな空気と快適な室温環境が、家族の健やかな笑顔につながっているようです。

アメリカンテイストが香る センターリビングの平屋建て

ご主人の祖父の時代に建てられた家を建て替えようと、数年前から計画していたというKさんご家族。当初はアメリカンヴィンテージ風の家に憧れていたというご夫婦ですが、「長く住まうことを考えたときに、細部までこだわり過ぎると維持していくのが大変そうで」と、インテリア感覚でアメリカンテイストを楽しむことにしたのだそう。そのため、ベースはシンプル&無機質なデザインを心掛け、そこにルーバードアやマリンランプ、アメリカンスイッチなどデザイン性の高い設備をプラス。外観や内装だけでなく、レザーソファやアイアンを効かせたテーブルセットなどの家具に至るまで、同社によるトータルコーディネートで統一感のある住まいに仕上がりました。

 

「平屋は将来的な住みやすさだけでなく、みんなの気配が届く安心感も心地いいんです」とご主人。リビングを中心として家族の個室やご主人の仕事部屋を配置した無駄のない間取りと、キッチン周りに壁一面のパントリーや広々としたランドリールームを配置したスムーズな動線もポイントとなっています。洗濯機の横に設置したスロップシンクは、衣類の予洗いのほか書道の道具を洗うときにも活躍するのだそう。

無垢材の巧みな表情が随所に 美しさと楽しさが共存する家

川沿いの穏やかな地に建つスタイリッシュな紺碧の家。サーフィンを通じて知り合ったというN様ご夫妻のこだわりが詰まった住まいです。

 

吹き抜けの開放的なリビング・ダイニングは、木の王様と称されるチーク材をはじめ、床や梁、壁面など、いずれも無垢材がとても美しく存在感を放っています。造作されたカウンターも床と同じチーク。数種の照明を絶妙にしつらえ、奥の窓側にはダイニングスペースを配置。センス良く配されたサーフボードや海の写真など、南の島のロッジさながらの空間です。

 

キッチンから続くバスルームの隣には、壁一面が収納のランドリールームも。「雨の日はここに干せて、そのまま収納できるのでとても便利。みんな帰宅したらそのままここで着替えていますよ」と奥様。家事動線も抜群です。

 

リビング階段を上がると、そこはご主人たっての希望だった「子供たちが楽しめるスペース」。二つのハンモックと、窓際には本が並んだカウンター、そして陸上部の長女さんのためのストレッチ器具も。ご主人の願い通り「大好きな場所」と、子供たちも満面の笑顔で答えてくれました。

上質な素材やデザインが醸す シックでカッコいい暮らし

市街地から少し離れ、のんびりとした風景が広がる地域にI邸は建っています。駐車場に入ると玄関が二つ現れました。鮮やかなイエローの扉は奥様が営むアイラッシュサロン『ToiLash』の入り口。手前の木製ドアが居住スペースにつながります。職住一体ではありますが、サロンのお客様にも伝えやすく分かりやすいデザインです。

 

喜と家の見学会に参加した際、ご主人と担当の内田さんが意気投合。間取りはご主人、内装は奥様という具合に役割分担したため、プランはスムーズに進んだと言います。二人が共有したテーマは〝天然木を活かす男前テイスト〟。外壁に使ったチーク材やオグニスギの床材などは、木材に強い同社からの提案です。入居して2年ほどですが、経年変化で少しずつ味わい深い表情に。ご夫婦も「将来のわが家が楽しみ」と顔をほころばせます。

 

LDKは吹き抜け+全開口サッシで開放感をアップ。ワンフロアだから視界が広く、幼い子どもへの目配りもストレスがありません。水回りとファミリークロークをつなげて洗濯動線も極力短く。忙しいご夫婦にゆとりをつくる、心強い間取りになっています。

大人のスイートコーデで 日常にときめきをプラス

憧れのインテリアやライフスタイルに応じたテイストをとことん相談できるが、南日本ハウスの手掛ける『アイムの家』の大きな魅力です。

 

前ページでは男前コーディネートを紹介しましたが、鹿児島市紫原に建つモデルハウスのコンセプトは〝女性らしさと爽やかさ〟。早速室内に入ると、玄関ホールからブルーグリーン×ホワイトのスイートな世界が広がっています。壁のデザインや照明などにガラスの質感を加えることで、よりフェミニンな雰囲気に。何気なく過ごす時間さえ、とっておきに変えてくれる空間をぜひ体感してください。

 

1階にはリビングと続き間で使える和室を用意。「イメージに合わないのでは?」との心配は必要ありません。シンプルな造りとカラー畳の採用でまったく違和感なし。みんなが笑顔でくつろげるパブリックスペースに仕上がりました。一方で2階はプライベートを楽しむフロアです。個室のほかに、バルコニーとつながるサンルームを用意。洗濯や家事に使うのはもちろん、広い空を眺めながらゆっくり過ごすのもいいのでは。「私だったら…」の想像を刺激してくれるプランです。

渋さとカッコよさを備えた インダストリアルな住まい

南日本ハウスでは、暮らす人のニーズをくみ取るさまざまな住宅のスタイルが用意されています。今回取り上げるのは、完成して間もない2棟のモデルハウス。どちらも「インテリアコーディネーターと創る」をコンセプトにした自由設計の『アイムの家』です。

 

まずは、鹿児島市伊敷の住宅地に建つこちらから。立体的なデザインを際立たせるダークな配色の外観に、同モデルハウスのテーマに掲げた〝カッコよさと渋さ〟への期待が高まります。室内は白を基調としていますが、人気のグレーや木目、黒のアイアンを用いてインダストリアルな雰囲気に。質感の異なる素材がちりばめられているにも関わらず、統一感があるのはさすがプロの仕事。家具選びも含め、男前なインテリアを目指すなら必見です。

 

間取りでは、1階の洗面・脱衣室を介した回遊動線がポイントの一つ。玄関とキッチンからダイレクトでアクセス可能で、家事や生活の利便性が高まります。リビング階段には、カウンターデスク付きのスキップフロアが備わり、階段下を活用した小部屋まで用意。家族が思い思いに過ごしながらも、絆を育んでいけるプランとなっています。

伸びやかな空間でかなえる スタイリッシュな暮らし

当初から具体的な〝理想の住まい〟のイメージを持っていたWさんご夫婦。2年ほど前にKENMAEを訪れ、完成見学会などにも顔を出していたと言います。同社を選んだ決め手は、二人が思い描くスタイルと予算のバランスが取れていたこと。他社とも比較検討した上での決断でした。

 

W邸が建つのは、田園風景が広がる開放的な場所です。そのため、建物のデザインも重要視。落ち着いたモノトーンの配色と、シンプルかつ洗練されたフォルムで存在感を際立たせています。見る角度によって多彩な表情があるのも特長。これから庭や外構が整えば、さらに魅力が高まるはずです。

 

室内も白を基調に、黒やグレーを使ったモダンな雰囲気で統一。スッキリと美しい空間を創り出しています。2階建てですが、主寝室は1階に配置。2階は子供部屋のみとし、将来的にも生活しやすい間取りをかなえました。「家族が自然と集まる」がLDKのテーマ。そのためにリビング階段や、学習机を備えた小上がりのフリースペースが備わります。キッチン中心の家事動線、眺望を活かしつつプライバシーは守るという開口計画も秀逸です。

家族への思いがかなえた 心地いい住まいのカタチ

上品な黒の塗り壁が印象的なU邸。里山の風景が残る、自然豊かな環境にもしっくりとなじみます。

 

内部は、随所に天然木を現わしたナチュラルな雰囲気が魅力。内壁には光熱触媒の効果で有害物質を吸着する『幻の漆喰』が使われ、調湿作用や断熱といった木の特性を残す『音響熟成木材』との相乗効果で、住空間を健康的な空気で満たします。実際、中に入ると爽やかな木の香りも。こうした自然素材を用いた仕上げはご夫婦の希望でした。独自で調べたところ、地元工務店で実績のあるKENMAEがヒット。リラックス度を高める住まいの実現に至ったというわけです。

 

敷地は南が大きく開け、雑木林越しに田畑や山並みを望むロケーション。生活道路は北側なので、プライバシーの確保は難しくありません。庭や景色とのつながりを持たせたリビングを中心に間取りを構成。LDKと続き間で使える和室は、玄関から直行できる配置で客室使いも容易です。キッチンは両サイドへ動けるアイランド風。水回りもまとめることで家事負担もグッとラクに。快適空間を舞台にした、家族4人の和やかな物語が始まります。

スタイリッシュで機能的 日々を楽しめる住空間を実現

南薩地域での建売住宅にも力を注いでいるKENMAE。この住宅を分譲モデルハウスとして建築しているタイミングで、Kさんご夫妻が相談に訪れたそうです。夫婦ともに20代で、生まれて間もない赤ちゃんとの3人家族。「若い子育て世帯にスタイリッシュな暮らしの提案をしたい、と考えて計画した住まいだったので参考になればと案内しました」と同社代表の前原さん。見学した二人は、間取りや雰囲気を気に入って購入を決断したとのこと。中でも建売ではなかなか無い、平屋造りが大きな決め手になったと言います。

 

間取りの中心は、家族が憩うLDK。リビングを介して各部屋へ行き来できるレイアウトは、プライバシーを尊重しながらも一体感を得られるのが特長です。南面にダイニングや和室、主寝室を配して居室への採光性や開放感をアップ。さらに、深い軒がかかるウッドデッキが外廊下の役割を担い、LDKからくまなく回遊できる動線をかなえました。これなら生活も家事もスムーズに進むことでしょう。ご家族の入居はこれからですが、子育てに奮闘しながらも、おおらかに暮らしを楽しむ様子が目に浮かびます。

極上の暮らしを約束する 高性能なハイブリッド住宅

緑の竹林が風に揺れ、裏には甲突川がゆったり流れる自然豊かな地に建つサンタスホームのモデルハウス。駐車場や玄関周り、そしてガラス窓から見える吹き抜けの壁に同社が得意とするデザインコンクリートが施された個性的な佇まいが目を引きます。

 

真夏だというのに玄関を入った瞬間から涼しいのは、この家が最高水準の高気密・高断熱・高耐震を実現するSW(スーパーウォール)工法を導入したハイブリッド住宅だから。24時間計画換気システムによってエアコン1台で家中の室温を一定に保つので、四季を通していつでも快適です。家が傷む原因となる結露もまったく心配ありません。耐久性も高く、美しいまま長く住み継げるのも大きな魅力です。気になるランニングコストですが、高い気密性と断熱性が光熱費を抑えてくれる上、太陽光発電で売電もできるので、電気代は実質0円以下に。経済的にもうれしいZEH仕様の住宅です。

 

この家の魅力は、洗練されたデザインや随所にちりばめられた遊び心、回遊性のある楽しい間取りにも。機能的でありながら、住む人がワクワクしながら暮らせる魅惑的な住まいです。

光や風や土とふれあい 木に囲まれる暮らし

「何社かのモデルハウスを見学して、最後にその家を見た瞬間、思わず『あ、これです!』と言っていました」と笑うご夫婦。「その家」とは、ヤマサハウスの『MOOK HOUSE』のこと。無垢の木を使い、風や光を採り入れたパッシブデザインの住まいは、まさにご夫婦の理想の家そのものだったそう。

 

O家はご夫婦と4歳の娘さん、愛犬の三人と一匹暮らし。リビングのガラス戸を引き込むと、広い庭やデッキと緩やかにつながるオープンな空間が家族みんなの居場所です。もちろん、室内でも自然をたっぷり感じられるのがO邸の魅力。床や梁はスギの無垢材、壁紙には月桃和紙を用いて伸びやかに仕上げています。「たまに家鳴りがして、木が生きてるなあと感じるんです」と話すご主人の言葉が印象的でした。

 

壁をあまりつくらず、造作家具などで仕切って、空間を自由に使いこなしているのも特長の一つ。リビングの奥を造作のテレビボートで仕切って、娘さんの遊び場や家族の図書コーナーにしました。2階は多目的なワンフロアにし、その上にはロフトを設けてご主人の〝隠れ家〟に。休日もずっと家族と居たくなる、そんな家ができました。

安心で快適な暮らしを約束する こだわりの高性能住宅

鹿児島市東谷山の大通り沿いに完成したばかりのコアホームのモデルハウス。鋭角な片流れの屋根と白い塗り壁のスタイリッシュな外観が印象的です。異彩を放つのは1階から2階までを貫く、三連の細長い窓。遮熱効果の高いミラーガラスなので、昼間は光を反射して通りからの人目を遮ってくれます。

 

室内も白を基調に、黒やグレーをアクセントにしたシンプルな色調でまとめられています。「住む人が気分に合わせて気軽に模様替えができるよう、白い壁紙で統一しました」と話すのはこの家のプランニングを担当した佐多舞さん。LDKの床にはナラの無垢材を使い、ナチュラルで温かみのある空間に。リビング階段でつながる2階には通常よりも多くのガラス窓を設け、光をたっぷりと採り込みました。

 

これほどたくさん開口部があるのに、各階1台のエアコンで家の隅々まで快適なのは、同社の特長でもある外張り断熱のおかげ。高性能サッシや24時間換気と相まって、四季を問わず快適な室温ときれいな空気を保ちます。車の往来が多い通り沿いにも関わらず、室内は驚くほど静か。五感で居心地の良さを体感できる住まいです。

〝和〟の雰囲気が落ち着く 自然素材で包まれた住まい

日本名水百選にも選ばれた豊かな湧き水をたたえる湧水町。この町に、ご夫婦と子ども2人、愛犬が暮らすY邸はあります。子供たちの成長に合わせ、かねてからの希望だった平家の一戸建てを完成させたご夫婦。いろいろなメーカーを検討した中で最終的に決めたのは異島住建でした。「プライベートでも交流があり、家づくりへの思いも聞いていたので安心して任せられました」と話します。大事にしたのは〝和〟の雰囲気。ご夫婦ともに落ち着いた色合いや雰囲気が好きで、間取りやデザインなど、家づくりにあたって意見が食い違うことはなかったそう。格子がアクセントとなった広々としたリビングには、子供たちの明るい声が響きます。

 

〝堅牢(けんろう)な家づくり〟を第一に掲げる異島住建が提案したのは、長く住み続けられる住まい。調湿・防臭効果の高い「エッグウォール」や、隅々にまで無垢材を使うなど、自然素材特有の心地良さを実現しました。

 

また、空調にはパッシブエアコンを導入。34帖ほどあるY邸をたった1台のエアコンで管理しているそう。「冬でもはだしで過ごしています」とご夫婦は満足そうです。

機能美と快適さを併せ持つ 美しい木づくりの『FPの家』

有邦開発では「住みやすく、居心地がいい空間を」のコンセプトのもと、女性建築家によるきめ細やかな配慮が詰まった住まいづくりを実践しています。打ち合わせから設計、施工、引き渡しまでワンストップで行うため、要望を反映しやすく対応もスピーディー。住み手の要望はもちろん、ライフスタイルや立地の環境を踏まえた適正なスペックの提案なども魅力の一つです。

 

そんな同社が手掛けた住まいを体感できるのが、事務所の裏手に建つモデルハウス。和の佇まいを感じさせる庭と建物との調和が美しい一棟です。室内に入ると優しい木の質感に癒されます。LDKと和室は南面に配置。主庭を兼ねるウッドデッキやハイサッシの効果で、より広がりのある空間に。水回りは西面に並んでいるのですが、キッチンから直接アクセス可能な回遊動線で家事もスムーズに進みます。

 

真冬に伺ったにもかかわらず、室内はほどよい暖かさ。理由はFPウレタン断熱パネルを使った高性能住宅にありました。断熱・気密に優れているため、開放的な間取りでも一年を通じて快適。こうした性能へのこだわりも冒頭のコンセプトにつながっています。

キレイな空気環境が続く 漆喰と無垢の無添加住宅

小さなお子さんを含む家族4人が暮らすH邸。窓から差し込む春の陽光が真っ白な壁や天井に反射し、吹き抜けのある広い空間を明るく照らしています。リビングの中央に設けた木とシルバーアイアンの階段も解放感たっぷり。

 

家に入った瞬間に感じたのは爽やかな空気感。さらりとして、気になる生活臭もありません。「漆喰と無垢の家」をうたう同社が最もこだわるのが、内装には健康に良い自然素材のみを使うこと。高い調湿性や防臭、抗菌効果のある漆喰のおかげで室内の空気はいつもきれいです。「いつも洗濯物は室内干しですが、すぐに乾いて嫌な臭いもありません」とご主人も満足そう。床下エアコンや全熱交換型24時間換気システムも快適な生活をサポートします。

 

1階にLDKと水回り、2階に個室などをまとめた一見シンプルなプランですが、実は細部まで練り上げられた収納と回遊性のある動線がH邸の大きな特長です。「家づくりの前にまず収納計画を立て、子どもが一人でも片づけられるようモノの住所を全部決めた」という奥様がとことんこだわって手に入れた片付け上手な暮らし。快適な毎日はこれからもずっと続きます。

心身を癒す木の香り漂う 穏やかで心地よい家

緩やかな勾配天井が生み出す豊かな広がりが心地いいH邸のLDK。多彩な天然木の表情も加わり、くつろぎの空間を演出します。ご夫婦が目指す暮らしの必須項目の一つに、キッチンを中心にした見晴らしのいい間取りがありました。というのも、子供たちがまだ幼く、目を離せないから。家事をしていても目配りできるようキッチン横には学習デスクを造作。みんながいつの間にかLDKへ集まる仕掛けや動線配慮には、家族間のコミュニケーションを大切に考えるご夫婦の思いが込められているのです。

 

南面をたっぷり活用し、パブリックとプライベートを明確にゾーニング。水回りとドライルーム、ファミリークロークを集約することで、洗濯だけでなく着替えや外出の準備などの時短が実現。育休を終え、復職を控える奥様にとっても強い味方になるはずです。

 

木匠創建では、代表である今村さんがプランニングも大工も担当。そのため、建築中の現場で細部を確認しながら進められるメリットがあります。「初めてなのに満点のわが家づくり」と話すご夫婦の笑顔が、同社の真摯な住まいづくりの魅力を物語っていました。

世界基準の性能と自然の力で 冷暖房に頼らない省エネ住宅

周囲に田畑も多く残り、生活にも便利な松元インター入り口近くに、この夏のオープンを目指す理容室併設住宅が完成しました。以前は、ご主人の実家で暮らしていたという中馬さんご家族。「古い家だったので、冬は子供たちがストーブの前から離れないぐらい寒くて」と、新しい家では第一に性能面で納得したいと考えていたと振り返ります。そんな折、友人から紹介されたのが同社でした。「世界基準の性能とパッシブ設計について説明していただき、信頼してお任せすることができました」とご主人。昨年11月から暮らし始めたわが家の暖かさに驚いたと言います。奥様も「家の中のどこに居ても快適なおかげで、寒い朝でも子供たちが5時過ぎには起きてくれるようになったんですよ。寝つきも良くなったように感じます」と喜んでいます。

 

店舗併設のため駐車場は4台分確保。駐車場の上に居住空間を配置し、ロフトを付けることで子供たちが伸び伸び過ごせる大空間を実現。さらに、店舗上部の広いバルコニーを庭のように走り回って遊んでいます。金属防水工法もなされているので、いずれここで家庭菜園も楽しむ予定なのだそう。

天然木を活かした住空間で やすらぎの時間を過ごす

ご主人のお兄さんが県民住宅で新築したことを機に、同社の丁寧な住まいづくりを間近で体感したYさんご夫婦。中でも驚いたのは、室内の空気の違いだったと言います。厳選した木材を構造だけでなく、内装にもふんだんに使用。クローゼットの内壁もキリ材で仕上げるなど、独自のこだわりを持ちます。高気密・高断熱はもちろん計画的に換気をするシステムも導入。Y様邸も家の中に入ったとたん、爽やかな木の香りに包まれる感覚が。思わず深呼吸をしたくなる心地よさは、住み手にもゲストにも癒しを与えてくれそうです。

 

住まいづくりの計画中に子どもを授かり、「健やかな成長のためにも健康住宅を選びたかった」とのこと。同社はその思いをくみ、育児中はもちろん、年齢を重ねても生活しやすいプランを提案しています。見通しの利くワンフロアのLDKからコンパクトな家事動線、可変性のある子供部屋まで。平屋を希望したために建物の床面積は限られたにも関わらず、ゆとりすら感じます。認定長期優良住宅の優れた可変性、維持・メンテナンス性、そして耐震等級3+制震ダンパーで家と家族を守る住まいになりました。

狭小地を最大限に活かした スタイリッシュハウス

今年5月、鹿児島市街地のにぎやかな通り沿いに完成したK邸。ネイビーのガルバリウム鋼板とレッドシダーの原木の板張り、白い塗り壁に包まれた外観は、まるでカフェのようにスタイリッシュな佇まいです。

 

シンプルな箱型の総2階建てには、家族5人が心地よく暮らせる工夫がたっぷり。1階にLDKと水回り、2階に三つの個室を配置した無駄のないレイアウトは、約37坪の狭小地に建つ住まいとは思えないゆとりを感じさせてくれます。奥様のお気に入りは2階のファミリークローゼット。家族全員の衣類を一括管理できるのがとても便利だそうです。

 

キッチン横に設けた開放的なストリップ階段は「子供たちが大きくなっても家族が顔を合わせられるように」というご夫婦からのリクエスト。テレビ台やキッチン収納などは明るい色味のタモ材で造作し、室内ドアはネイビーでまとめて統一感を出しました。自分たちで取り寄せたという黒のアメリカンスイッチがさり気ないアクセントに。色や素材を統一したシンプルな空間だからこそ、住み手のセンスの良さがキラリと光ります。

うれしい配慮をちりばめた 高台の快適住空間に暮らす

市街地にも近い高台の住宅地『平佐ソラマチ』に、技建が手掛ける建売住宅が完成しました。スッキリとした外観そのままに、使い勝手のいい間取りが自慢の平屋造りです。同社では、女性の建築士やインテリアアドバイザーが活躍しており、この住まいにも女性目線の細やかな配慮があちこちに。例えば、家事をラクにする水回りの動線。回遊できるアイランドタイプのキッチン+横並びダイニングで食事どきの移動が短く済みます。脱衣室+ドライルームもキッチン背面に集約。洗濯の時短が期待できる配置です。

 

取材を行ったのは、蒸し暑さが残る9月の午前中。その日開けたばかりの室内に入って驚いたのは、空気がさらりとしていることでした。実は玄関・LDK・和室で、調湿や消臭の特性がある珪藻土の塗り壁を採用。収納などにも同様の機能を持つ内装材(モイス)が用いられています。生活の中で家族が自然にコミュニケーションを取れる、リビング中心のレイアウトも魅力的。コンパクトながら等身大の暮らしをイメージできるプランは、幅広い世代の共感を得られるはず。見学は随時OK。ぜひ現地でお確かめください。

北欧テイストの色と素材で 遊び心をくすぐる空間に

真っ白い塗り壁と茶色い瓦屋根が調和したかわいらしい外観に、木の質感や優しい色合いのコーディネートが印象的な室内。ナチュラルな北欧テイストがたっぷり詰まったY邸は、奥様お気に入りの住宅雑誌を一冊丸ごとお手本にして造られました。

 

Yさんご家族が家を建てることになった際、「赤瀬川建設さんで大工をしている本田さんが主人の幼なじみなんです」という縁で同社に相談することに。小学生の頃から大工になりたいと言っていた本田さんなら情熱を持って仕事をしてくれるだろうという信頼感もあったといいます。

 

打ち合わせでは、外観デザインや床の色合いなど、雑誌の写真からチョイスすることでイメージを共有し、リビングの一角に設けた黒板付きのキッズスペースや、ダイニングの絵本ラック付きの食器棚も、統一感を壊すことなく造作。真ちゅうのトグルスイッチや照明などディテールまでこだわりのインテリアでそろえられました。デザインの主導権は奥様でしたが、間取りや機能面はご主人が担当。玄関からの動線をクローゼットにつなげたり、キッチン近くに水回りをまとめることで、家事時間を短縮しています。

幻想的な世界観で魅了する 解けない魔法をかけた住まい

霧島市隼人町東郷に、かなり気になる建物が出現しました。手掛けたのは、モルタル造形を使った唯一無二の住まいを創り出すウッドペッカーです。実はこの建物、同社の新たなモデルハウス。外観だけでもただならぬ雰囲気を醸していますが、室内に入るとさらに想像を超える世界が広がっていました。

 

石造りを思わせる玄関ポーチから中へ。重厚なドアの向こうに待っていたのは、絵本の世界から抜け出てきたような空間です。約400年前のヨーロッパの街の路地裏を再現した『Rojiura』は、同社の真骨頂ともいえる技術を間近で体感できるスペース。静かに佇んでいると場所も時間も超え、時空を旅しているような気持ちに。これらがすべて職人の手作業で生まれているということにも驚かされます。

 

住まいづくりにおいて〝休日はわが家で〟とのテーマを掲げている同社。憩いの時間を充実させる、パティオや屋上庭園の提案も見逃せません。中でも小さなプールを備えたパティオは必見! 子供たちの水遊びにBBQにと、お家時間の楽しみが広がりそう。見学は予約制。午後8時まで開館しているので夜間見学もオススメです。

厳選された素材を用いて リュクスな大人の空間を創る

非日常のエッセンスを大切にした住まいの提案を得意としているアクシスデザインスタイル。鹿児島市吉野町に構えた建物は、事務所やカフェを併設した職住一体の造りです。そのため、住空間でありながら、生活の気配を最小限にとどめる仕掛けやデザインが満載されています。今回は、代表であるNさんの自邸を同社のコンセプトモデルとしてひも解いていきましょう。

 

建物は地下スペースを持つ2階建て。中庭を囲むようなコの字型が特長的で、同社が手掛けるプランにも多く採用されています。理由は、住宅地でもプライバシーや採光を確保しやすいから。N邸ではガラス窓やガラス戸を組み合わせて、室内からの良好な視界や明るさをキープ。中庭では子供たちを安全に遊ばせることが可能です。

 

「旅行先のホテルや旅館をイメージしている」というN邸のパブリックゾーン。打ち合わせなどでお客様も利用する玄関からLDKにかけては、厳選したアイテムでのコーディネートが光ります。自然石やアイアンを効果的に用い、大人の隠れ家を思わせる上質な空間が印象的。雰囲気を壊さない収納計画も大いに参考になるはずです。

シンプルな平屋と大きな庭で 緩やかな暮らしを楽しむ

周りに豊かな自然の残る鹿屋市の住宅地に建てられたコンパクトな平屋建て。広い敷地を贅沢に使った庭を有するK邸の玄関土間の片隅には、カブトムシたちのケースが二つ置かれていました。以前から「3人の子供たちをマイホームで伸び伸び育てたい」と考えていた奥様が土地探しをする中で偶然見つけたのは、それまで住んでいた借家の目の前の土地。当初家づくりに乗り気ではなかったというご主人も、「もし建てるなら性能の良い家を」と調べているうちに、高気密・高断熱、そして耐震性能にも優れたスーパーウォールの家に惹かれていったのだそう。

 

室内は「リビングと玄関を広くしたい」という家族の希望をかなえつつ無駄を省き、子供部屋は共有の一部屋のみ。キッチン近くに水回りやサンルームをまとめて家事動線を短縮させています。

 

リビングの大きな掃き出し窓から入る風は、北側の窓へ抜けていく風通しの良い住まいになりました。「庭が広いので子供たちは外で遊ぶことが多いですね」と奥様。家の裏には水路もあり、夏にはトンボが羽化する感動的な瞬間を家族で観察できたのだそう。

光降り注ぐ空間で 家族の未来を描いていこう

今年6月、鹿児島市の丘陵地の一角に完成したH邸。この家で新婚のご夫婦とかわいいチワワが暮らしています。

 

四角い箱のようなシンプルな外観と、スケルトンのリビング階段がアクセントになったLDKが印象的なスタイリッシュな住まい。リビング階段を上った先にバルコニーと開放感のある大きな窓を設けた採光が功を奏し、暮らしの中心になるLDKは光が降り注ぐ明るい空間になりました。

 

ご主人の希望で家中に敷き詰めたという白い大理石風のフロアタイルは水にも強く、部分的に取り外しができるので、ペットの居るH邸にはぴったり。天井、壁、床を白で統一し、焦げ茶や黒で引き締めたシンプルな色彩計画が飽きのこない空間をつくり出しています。

 

1階のリビング横にはベージュのカラー畳を敷いたモダンな和室を配置。2階には主寝室のほか、将来の子供部屋として個室を二つ用意しました。対面キッチンの奥に脱衣所と浴室、廊下を挟んで洗面室とトイレを配置した動線は奥様のお気に入りです。「家の満足度はマックスですね。今でも帰って来るとうれしくて」と話す、その輝くような笑顔が印象的でした。

心地いい暮らしの背景にある 天然素材のシンプルな空間

緩く傾斜した片流れの大屋根が、建物の存在感を際立たせるK邸。2本の側道に挟まれた三角の敷地を有効的に使い、リビングから開聞岳が見える配置計画です。ご夫婦から「仕事室を設けたい」との要望を受け、個別にスペースを用意。特に奥様が開くピアノ教室は、LDKに隣接する間取りのため、向かいにある小上がりの和室は待合室としても利用できます。障子を開けばリビング・ダイニングとの一体感を演出できるのも、この間取りの特長。2階の子供部屋は、将来2部屋に仕切れるよう、成長を考慮した設計です。

 

こだわったのは、天然素材を使ったシンプルで上質な空間づくり。床材にはナラ、1階の壁は珪藻土の塗り壁、和室は壁と畳が和紙製です。吹き抜けを持つ開放的なリビングでは、現した梁や柱がアクセントに。洗練された空間デザインで、素材の魅力をさらに高めています。全開口サッシからの眺望を望めるキッチンは、パントリーを経て家事室、水回りにつながる家事動線への起点。洗面・脱衣室とランドリールームの間に配したウォークインクローゼットのおかげで、洗う・干す・しまうにかかる時短もかなえました。

洗練された上質な住空間 シンプルモダンを極めた平屋

どこを見てもモデルハウスのようにスッキリした上質な空間が広がるM邸。天井の内蔵スピーカーから静かに流れるピアノの旋律を聞いていると、ここが4歳の男の子と若いご夫婦の新居であることを忘れてしまいそう。「シンプルで生活感のない家を」というご夫婦の希望通りの洗練された住まいです。

 

メインとなるのは、23帖ものLDKとモダンな和室を融合させた大空間。解放感のある吹き抜けのリビングには蔵収納を兼ねたステップフロアを設け、ピアノを置きました。時折、奥様がここで奏でるメロディーが防音の効いた室内を満たし、家族の心を癒します。

 

さらに、七呂建設の大きな特長である「家事時間2分の1」をうたう秀逸な動線プランにも注目。キッチンの裏に浴室と洗面室をまとめ、そこからウォークスルークローゼットを通って寝室や玄関ともつなげた回遊性のある動線のおかげで家事や暮らしがスムーズに。適材適所に設けた大容量収納もスッキリした空間づくりに一役買っています。

 

「初めから資金面などの現実的なこともきちんと提案してくれた担当さんの誠実さが決め手になりました」とご主人は満足そうに話してくれました。

自分たちらしい色で楽しむ カリフォルニアスタイル

カリフォルニアスタイルのモデルハウスとしても高い注目を集めているあいハウジング川内店。住まいづくりを模索していたSさん夫妻は、ここでカリフォルニアスタイルを初体感したと言います。他にはない雰囲気やデザインを気に入り、「ここなら自分たちらしい暮らしがかなう」と確信。日々の生活だけでなく、親しい人たちとの時間をとっておきに変える、楽しみが詰まったわが家を実現したのです。

 

間取りの中心は、大きな吹き抜けが開放感を演出するリビング。LDKに水回りや個室を隣接させることで動線が重なり、自然と顔を合わせられるプランになっています。ちょっと珍しいのが、リビングと和室の間に設けたアメリカンピット。フロアが段下がりになっており、会食時には縁を腰掛け代わりに使えて便利なのだとか。

 

カリフォルニアスタイルならではのカバードポーチと室内の一体感もS邸の魅力を高めています。新居を構えてからはゲストを招いてのBBQが増え、料理の腕も磨かれているとのこと。「休日は家でリフレッシュしています」とくつろいだ笑顔で話す二人から、日常を楽しむ様子がうかがえました。

パブリックな土間空間が新鮮 暮らしにワクワクを生む家

街中の住宅地にありながら、不思議とゆったりとした時間の流れを感じられるJ邸。昔ながらの板張りをまとう外観や、居心地よく整えられたコンパクトな住空間に仲むつまじく集う家族の様子が影響しているのかもしれません。J邸をプロデュースしたのは、鹿児島で住宅・店舗のデザインや家具製作を手掛けている『DWELL(ドゥエル)』。

 

ご夫婦の理想の暮らしや生活習慣などをベースに練り上げられたプランには、DWELLならではのエッセンスもキラリ。その一つが日々を楽しむ場所、 〝グッドタイムプレイス〟の存在です。J邸では母屋と離れをつなぐ通り土間がそれ。カーポートから出入りできる扉を開けてテーブルとイスを置けば、あっという間にアウトドアリビングが出現! キッチン付きなので、BBQも屋外でのコーヒータイムも気負わずスマートにかないます。

 

通り土間をパブリックとして確立させたおかげで、母屋をプライベートとして使い分けられるのも特長。ちなみに母屋は2階まで含めて約23坪。施工でタッグを組んだWiz Houseの高い住宅性能も相まって、日常を謳歌(おうか)しているJさん家族です。

建築士とのコラボでかなえた 県産材が魅せる美しい住まい

南九州市川辺町の静かな住宅地に、マル川建設の企画型建売住宅『喜木庵(ききあん)』が完成しました。外観・内観ともに天然木をふんだんに用い、心身に癒しを与える住まいです。製材業で培った同社の確かな目利きと技術を活かす一方で、設計に建築士の岩田幸千さん(千匠設計)を招いたコラボ作品となっているのも見逃せません。

 

建物を正面の道路側から見ると閉鎖的な印象を受けるのですが、室内へ入ると一変。自然光にあふれた開放的な空間を体感できます。外からの干渉を受けにくい中庭を設けることで、プライバシーを保ちながらの採光・通風を実現。そこへスムーズな家事や生活をサポートする動線のつながりなど、住み手世代である同社の若手スタッフの意見も盛り込まれています。

 

2階建てとはいえ、主寝室を1階に配置した平屋ベースのプラン。幅広い世代が使いやすいのはもちろん、住まい全体を満たす穏やかな空気感や細部までこだわったデザインは、建売住宅であることを忘れてしまうほど。家族の時間とともに深まる木の変化を楽しみながら、暮らす喜びを堪能できる唯一無二の住まいになりました。

家族を守る新工法 〝シェルター〟のある家

玄関に足を踏み入れると、ふんわり鼻をかすめる優しい木の香り。3年目を迎えた家とは思えないほど木の温もりに包まれたK邸は、6歳と2歳の娘さんとご夫妻の4人暮らしです。大きな梁が巡らされた吹き抜けのリビングを中心に、和室や寝室、洗面室&バスルーム、トイレまですべてフラットなので、子供たちが三輪車で走り回るなど大はしゃぎ。それでも「木の円柱、木の床だから転んでも安心。傷も増えましたが」と夫妻は笑顔です。

 

K邸で最初に完成した部分が「寝室」だそう。ここは新山建築が誇るJ―ログ工法の「シェルタールーム」。金属等を使用せず、木を組み込む昔ながらのやり方を活用した工法で、家の中に1部屋この「シェルタールーム」を造ることで秀でた耐震性を発揮します。「家が家族を守る」という同社の思いがカタチになりました。

 

漆喰の壁と木の効果で、室内は空気がクリーンで爽やか。引き渡しの頃、妊娠中だった奥様は、この家で暮らし始めてつわりが軽くなったというエピソードも。「年を重ねてもずっとここで暮らしたいと日々思うんです」。と理想のマイホームに大満足のようです。

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