上質なミニマル空間で 日本建築の美しさを再現

これからの生活やご主人の通勤を考慮して利便性の高い土地への移転を決めたHさんご夫婦。新居が建つのは人通りの多い住宅街でありながら、一歩室内に入ると外の喧騒を忘れてしまいそうな穏やかな空気に包まれます。自然素材を使った家が希望だったというお二人が目指したのは、漆喰や無垢材の風合いを引き立たせるシンプルなデザイン。ゆったりとした広さを確保しつつ無駄な装飾を省いた空間は、伝統的な日本建築の美しさにも通じる落ち着いた雰囲気を漂わせています。

 

住宅街の角地という立地のため、建物は外からの視線を遮るコの字型のフォルムを採用。中庭からの光を室内に取り込むことで開放感を演出しました。その中庭を正面に見据える玄関ホールがこの家の中心となって各スペースをつないでいます。
プランニングでは、パブリックスペースとプライベートスペースをしっかり分けたいという考えからLDKと主寝室を玄関ホールを挟んで左右に配置。寝室のワークスペースで仕事をすることも多いというご夫婦にとって、場所を変えることでオンとオフを切り替えられるメリハリを持たせた間取りといえそうです。

プライベートを守りつつ 開放的に暮らす中庭のある家

「友人を招いてホームパーティーをすることも多いのですが、中庭がリビングの延長として使えるのでとても役立っています」と語るSさんご夫婦の住まいがあるのは、潮風の香りが漂う海の近くの住宅地。交通量の多い通り沿いの立地ながら、コの字に囲まれた中庭にルーバーフェンスを設けることで外からの視線を気にすることなくガーデンパーティーを楽しむことができるのだそう。

 

家づくりを考え始めた頃、雑誌で同社の家を見て「これだ」と直感したというご主人。「デザインのカッコ良さが決め手です。漠然とした要望を伝えただけなのに、最初のプランで、『こんな家がいいな』と思っていた通りのデザインを提案していただいたのにも驚きました」。室内は、深みのある色合いが特長のウォールナットや素材の質感を活かしたタイルを使い、落ち着いた雰囲気。ご夫婦が希望していた「明るいリビング」や「ゲストがくつろげる空間」をかなえるために、中庭を中心にした間取りで各部屋に大きな窓が設置されています。室内が明るくなるだけでなく、リビングやダイニングから子供部屋の様子も伺えるのだそう。

日々の暮らしを快適にする ビルトインガレージのある家

玄関に入ったとたん、ふわっと鼻をかすめたのは柔らかな木の香り。結婚を機に家づくりを始めたというM邸は、鹿児島県産のスギやヒノキがふんだんに使われた癒しの住まいです。
大きな勾配天井を活かした吹き抜けのLDKと、開放的な2階のオープンスペースが木の階段で緩やかにつながっています。この大空間を快適に保てるのは、自然素材の断熱材(セルロースファイバー)を用いて高い断熱性や調湿性を実現したデコスドライ工法のなせる業。「ここに住んで1年たちましたが、夏も冬もエアコン1台でこんなに快適とは!」とご主人もうれしい驚きを隠せないようです。

 

家づくりにあたってご主人が真っ先に希望したのは、キッチンに直結したビルトインガレージ。雨の日も濡れずに出入りができる上、買ってきた物をすぐに車から冷蔵庫やパントリーに収納できる便利な動線は共働きのご夫婦には大きな魅力です。一方、奥様は玄関から直接入れる和室や造作のキッチンカウンターなどをリクエスト。「子どもが生まれたときに便利かなと思って」と笑顔で話すその瞳には、すでに将来の家族像が見えているようでした。

まるで異国の路地裏のよう 時空を旅する不思議な家

初秋の薄闇の中でその家のドアを開けたとき、一瞬、現実感がなくなりました。ほのかな光に浮かび上がるのは、レンガの壁や石積みのアーチ、明かりの漏れる家々…。中世ヨーロッパの路地裏に迷い込んだのでしょうか?
いいえ、ここは広い玄関フロアに異国の路地裏を再現したT邸。「モルタル造形といって、テーマパークなどに使われる技術です。デザインから施工まで、すべて手作りしています」とウッドペッカー社長。アイアンやステンドグラスも社長自らデザインしたというオリジナルです。
のっけから「住まいという概念」を打ち破ってくれたこの家ですが、驚くのはここからです。異空間を抜けて、ようやくリビングへたどり着くと、そこにもまた新たな驚きが待っていました。アンティーク感のあるインテリアでまとめたLDKの先には、星空が見えるパティオが。四方を囲む壁でプライバシーを保ちつつ、空に向かって開放された第二のリビングです。さらにさらに、第三のリビングが屋上にも!広い屋上庭園からは霧島の山並みや街の明かりが見渡せます。一方、2階には三つの個室と浴室などを配置し、家族のプライベート空間はしっかりと確保しました。

家族やゲストとの楽しみを 重ねていく大空間が魅力

H邸が建つのは、ほどよく自然が残る静かな住宅地。ゆとりある敷地を活かし、南面をぜいたくに使った魅力的なプランになっています。中でも目を見張るのがリビング・ダイニング。「広さと高さにこだわりたくて」とご主人が話す通り、天井の最も高いところで約4m。2連の全開口窓を開け放つとデッキを介して庭までがひと続きのように感じられ、開放感がより高まる仕組みです。ひさしに覆われたデッキは、アウトドアリビングとして多目的に使う予定。すでに夏のBBQを計画し、開催を心待ちにしているといいます。
間取りでのポイントはLDKに各部屋を隣接させた配置。廊下を省くことで生まれた空間を居室や浴室に還元し、日常のくつろぎや心地よさへつなげました。また、パブリックスペースでは生活感を表に出さない工夫を。例えばアクセントウォール背面に用意されたウォークインの収納室は、テレビの配線や小物などをまとめて隠すことが可能です。上質な質感にこだわったモノトーンのコーディネートはご夫婦の手腕によるもの。これらの配慮により、スタイリッシュな雰囲気と暮らしやすさの両立をかなえました。

にぎやかなだんらんを招く ウッドデッキがあるわが家

「もともと木の家が好きで。ハウスビルダーを探す際も〝木の家〟で検索をかけまくっていました」と笑う奥様。とあるSNSで前迫建設を見つけ、その木の設えに一目ぼれ。すぐに連絡を取ったと言います。Yさんご夫婦に具体的なイメージはなかったものの、以前建っていた祖父母の家でお気に入りだった縁側は取り入れたいと考えていたそう。親族が集まるたびに大人や子どもでにぎわっていた縁側。Y邸では庭に面したウッドデッキがその役割を引き継ぎ、BBQやお好み焼きなど大勢でのイベントに大活躍中です。
家の中に入って驚いたのは、玄関土間に立った時点で感じる開放感でした。土間とダイニングの間にドアはなく、壁も最小限なのでそのままLDKを見渡せます。冬は寒そうですが気密・断熱性能が高い上、床材に使用しているスギの無垢材の厚さはなんと38㎜! 床板自体に断熱効果があるため、冬でもスリッパは必要ありません。同社では壁も天井も漆喰塗りが標準仕様。だからもれなく梅雨時期や夏場のさらりとした空気も付いてきます。生活スタイルに合わせて動線や配置を工夫した、機能的な間取りも参考になりそうです。

木目の風合いに癒される ナチュラルヴィンテージの家

レザーのソファやウォールナットカラーを用いて落ち着いたヴィンテージスタイルに仕上げたリビングと、使い勝手の良いコの字型のキッチンが一体になったF邸のLDK。吹き抜けになったリビング階段やフラットにつながるウッドデッキが、さらに開放感を演出しています。リビングの床や壁は、ご主人の好みで温かみのある板張りに。キッチンは奥様の希望で清潔感のあるカフェ風スタイルが採用されました。大きなカウンタートップは、そのままダイニングテーブルとして使用でき、食事時以外でも子供たちが読書や宿題をするスペースとしても活用できそうです。
水道の蛇口やアメリカンスイッチなど、小さな部分にもこだわってお気に入りの空間をつくり上げたFさんご夫婦。打ち合わせの際には、自分たちの好みに合った画像を多数用意してイメージを伝えるようにしたと言います。「ダイワ工務店さんからの提案もあって、思っていた以上に居心地の良い空間になりました」と奥様。ご主人は最近、アウトドア用品を増やしつつあるのだとか。広いウッドデッキを使ってのBBQやホームパーティー を家族で楽しみにしているのだそう。

北欧と和の心を融合した スタイリッシュな暮らしを実現

「シンプルなスタイルが好き」というUさん夫婦。選んだのは、北欧のエッセンスに和の風合いを織り込んだ提案型住宅『TRETTIO GRAD(トレッティオ・グラード)』でした。当初は好みのデザインを探して展示場などを回ったそうですが、丸久建設の担当者に出会って「この人と一緒に住まいづくりをしたい」と考えが一変。同社で扱っているTRETTIO GRADのコンセプトやデザインにも惹かれ、迷わず決めたと言います。
驚くのは個性あふれるレイアウト。LDKと水回りは1階、個室は2階とスタンダードな配置にもかかわらず、デザインや構成が実におしゃれなんです。中でも奥様のお気に入りは、吹き抜けの階段に備わるスキップフロア。1階フロアとの一体感もあり、U邸では勉強部屋として活用しています。
さらにオプションやアレンジでオリジナリティーをプラス。キッチンコンロ前の飾り窓をはじめ、建具のデザインや照明にもこだわって仕上げました。また、温熱環境や空気環境を整えるSW工法が標準仕様。デザインだけじゃなく、安心・安全を守るスペックも大いに注目したいポイントです。

2階建てを平屋へ減築した シニア世代の2世帯住宅

春には桜並木が見事な景色を見せてくれる川沿いの静かな住宅街に、Nさんご家族の家があります。もともとは、23年前に奥様の両親と同居するために建てられた2階建て住宅でしたが、今回、ご主人のお母様と同居する平屋の2世帯住宅にリフォーム。純和風住宅だった和室の部屋は、すべてフローリングに生まれ変わり、廊下や押し入れをなくして続き間にしたリビングとダイニングは、広々としただんらんスペースになりました。リビングの梁は補強して耐震性能を高め、さらに堂々とした風合いに。キッチンの位置はそのままに、釣りが趣味というご主人のために魚がさばきやすいワイドなシステムキッチンを採用しました。
「以前の家は、1階に両親、2階に私たち家族が住んでいたのですが、生活リズムの違いから、結局、隣に離れを建てて別々に暮らすことになったんです」と奥様。今回のリフォームでは、自分の時間を大切にできる個室を3人それぞれに確保しました。「日中、母は近くのプールや温泉に出掛けることが多いので、お互い気兼ねなく過ごせていますよ」とご主人。新居に孫たちが遊びに来るのも楽しみなのだそう。

家族がリラックスする場所を わが家の要に据える

和情緒をまとった、落ち着いた佇まいを見せるN邸。昔ながらの家並みが残る住宅地にしっくりとなじんでいます。ご夫婦が東村住建を選んだのは、天然木をふんだんに使った内外装の仕上げに魅力を感じたから。プランニングでは、どんな暮らし方をしたいかを伝えて提案を受け、細かな点を修正していったそう。そこから生まれたのが、ピアノがあるリビングと、朝日が入るキッチン・ダイニングでした。
以前の家は独立キッチンだったため調理中の会話が少なく、寂しい思いをしていた奥様。LDKをコンパクトにまとめたことで、家族が自然と集まる間取りに。キッチン対面のダイニングカウンターは、食事だけでなく勉強机にも活用。奥様の目配りが届きやすい距離感で、親子の会話も弾みます。
さらに、東から南に動く太陽の明るさと暖かさを有効利用するべく、建物と窓の配置をひとひねり。中でもリビングのコーナーに据えた2連掃き出し窓は、採光や抜け感の創出にも貢献しています。引き戸中心に構成された室内は奥行きが出る上、動線もスムーズ。日々の生活とだんらんをより楽しく彩る住まいと言えそうです。

ひときわ高い天井がもたらす 解放感を楽しむリビング

チャコールグレーを基調にしたスタイリッシュな平屋建てのS邸。広々とした玄関フロアの先には、明るく伸びやかな住空間が広がっていました。
約20帖という広いLDK。ほかよりもひときわ高いリビングの天井にはネイビーブルーのクロスが張られ、2本の太い梁とともに印象的なアクセントになっています。「対面式のキッチンに立つと、すべて見渡せるような広いLDKが欲しかったんです」というご主人の願い通りの開放的な空間です。
一方、奥様は「ゆっくりくつろげる畳が好き」とのことで和室をリクエスト。リビングと続き間になっているので、2歳になる娘さんの遊び場としても重宝しているとか。LDKを中心に、個室や水回りなどを配置した間取りもご夫婦のお気に入り。中でも家の片側にトイレ、洗面・浴室、キッチンをすべてまとめた動線は秀逸で、家族の心地よい暮らしに一役買っています。
「ハウスメーカーの展示場なども見学しましたが、アフターケアを考えて、やはり地元の工務店にお願いしようと。まさかこんなにおしゃれな家になるなんてびっくり!」と自分たちらしい家づくりに大満足のお二人でした。

天然木のぬくもりに包まれ 家族団らんの時間を紡ぐ

切妻屋根の平屋造りに、鎧張りの板壁と真っ白な塗り壁のコントラストが印象的なT邸。手掛けた日置住建は、本物の「木」を随所に用いた仕上げで、より愛着が深まる心地いい住まいづくりを提案しているビルダーです。ナチュラルモダンをコンセプトにしたT邸でも、その手腕をいかんなく発揮。リビング・ダイニングの板張り天井をはじめ、テレビボードとキッチンカウンターには、モミの一枚板を分割して採用。丸太の形状を活かした耳付き材が、造作家具でスッキリまとめられたインテリアのポイントになっています。
LDKをゆったりと確保した間取りは奥様のリクエストによるもの。生活感が出てしまうパントリーや水回りは背面に集約。加えて、キッチンからくるりと回遊できる動線を備えました。気になったのはキッチンのシンク横にある幅50㎝ほどの天板。聞けば、買い物袋を置くための場所なんだとか。定位置があれば仕分けもしやすく、キッチンやテーブルにモノを広げずに済みます。脱衣室は壁の一部に除湿機能のあるエコカラットを採用して室内干しを強化させ、収納も随所に設けるなど、家事の時短にも注力した住まいです。

ゆとりある空間使いで リラックス感満載の家 

空を大胆に切り取る片流れの屋根が、美しいラインを描くT邸。広い敷地を活かした住まいは「二人暮らしになっても生活しやすいように」というご夫婦の希望が盛り込まれています。その一つは、普段使わないものをたっぷりしまえる収納庫を設けることでした。場所はリビングに備えた中2階と、階下部分。広さは合わせて約9帖にもなります。ライフスタイルや家族構成の変化で、子供部屋や趣味室などフレキシブルに使える点も魅力です。
また、中2階への階段は、高い天井を持つLDKのアクセントになるだけでなく、奥行きや視線の誘導を生み、空間に立体感を感じさせる効果があります。コンパクトですが、廊下を極力排し、玄関や洗面室にスペースを還元するメリハリの利いた間取りが、ゆとりの体感につながりました。
「この家に住み始めてほんとにリラックスできるから、いつの間にか眠っていた、なんてことも多くて」と笑うご夫婦。家族とのにぎやかな時間をどう過ごすかはもちろん、子どもが巣立った後の暮らしやメンテナンスまで。未来を見つめて考えたからこそ得られた居心地のよさなのかもしれません。

シンプルに美しく 無駄を省いた四角い家

株式会社絆が提供する『casa cube』は、かわいらしい真四角の外観と徹底的に無駄を省いたシンプルなデザインが特長。もともとマイホームの予定はなかったと話すKさんご夫妻ですが、子供たちにとって実家と呼べる場所があった方がいいかも―と、新築を決意しました。同社のパンフレットに一目惚れしたご夫妻。「足し算より引き算。とにかくシンプルに無駄のない家づくりを目指しました」とご主人が話す通り、まるでモデルハウスのような空間です。
『casa cube』は12.2㎝のスリット窓が標準仕様。一般的には大きな窓=明るい室内と思われがちなため、窓が小さいと暗くなり風も通らないのではないか?と心配ですが、三つの天窓が十分な光を取り込み、気持ちのいい風も通ります。「セキュリティーも万全で逆に窓は小さくて良かった!」と奥様。天窓には遮熱断熱ガラスを使用しているので太陽熱もしっかりブロック。照明デザイナーが計画したという間接照明は白壁に反射を繰り返し、部屋全体を和らかな光で包み込んでくれています。「広々としたリビングで家族みんな楽しく過ごしていけたらいいな」と、これからの夢を話してくれました。

安心・快適な住宅性能に 自分たちらしさをプラス

仕事で建築の現場に足を運ぶ機会が多いご主人。マイホームを建てるにあたり、さまざまな住宅を参考にしたと言います。中でも興味を引かれたのが、耐震性や気密・断熱性能に優れたSW(スーパーウォール)工法。施工できる工務店を探し、実際に相談をして選んだのがマルタ建設でした。決め手は、丁寧で分かりやすい説明と提案力。「しかも、住宅に関する補助金制度に明るく、予算面のアドバイスも心強かったですね」。高性能で冷暖房効率のいい住まいに太陽光発電をプラス。光熱費の省エネもかなえています。
間取りでは、だんらんの中心となるLDKの快適さを重視。配置的にも真ん中に据えたおかげで、各部屋への動線がコンパクトに。家族が自然に顔を合わせるプランになりました。キッチンからの見通しが良く、掃き出し窓を介して庭や風景を眺められる点も気に入っているそう。ご主人がこだわったスギの浮づくり床と相まって、ホッと安らげる空間が生まれています。友人とにぎやかに過ごすのも好きなご夫婦は、庭で楽しむスペースを自ら施工。「積み上げただけ」と謙遜するBBQコンロは、今年の夏も大活躍しそうです。

子どもが伸び伸びと楽しめる 遊びの空間を持つ住まい

ゆったりと確保したLDKがだんらんを演出するM邸。リビングには奥様が幼い頃に使っていたピアノが置かれ、桃の節句を祝うひな飾りが並ぶ予定の和室も隣接しています。ここだけでも、家族と過ごす時間を大切に考えてプランニングしたことが一目瞭然。奥様いわく、「わが家の大きなテーマは、子供たちが楽しい住まい。娘たちが伸び伸びと成長できるよう心を配りました」。2階フロアは子供部屋とフリースペースを配置。今は一部屋ですが、成長や希望に応じて間仕切りをするなど、柔軟に使えるよう仕上げてあります。
子どもの成長とともに、夫婦も年齢を重ねていくのが世の定め。将来の暮らしへの備えも抜かりありません。例えば主寝室は1階に設け、すぐ隣にトイレも備えました。水回りを含め、ワンフロアで生活が完結できる間取りを実現。もちろん、日常の家事のしやすさにも注力しています。キッチンを起点に、家事室から洗面・脱衣室、ドライルームまで回遊できる動線を用意。また、屋外にはご主人のワークスペースにもなる屋根付きテラスも。子供たちだけでなく、みんなで楽しめる仕掛けがちりばめられているM邸です。
フロアのLDKにアクセントを付けています。ゲストからも褒められるそうで、ちょっと鼻が高いんだとか。こんな風に、ビルダー自らが住まいづくりを楽しむ姿勢も、ご夫婦にとってはうれしいポイントになりました。
家族団らんはもちろん、仲間とワイワイ過ごす。

わが家で過ごす時間が一番! 個性をプラスした『LOAFER』

住まいづくりに備え、鹿児島市内各地の住宅地やモデルハウスを巡ったというMさんご夫婦。その時にBinO KAGOSHIMAが手掛ける『LOAFER(ローファー)』に出合ったそうです。天然木を惜しみなく使ったシンプルなデザインから間取りまで、「私たちのライフスタイルにフィットするプランだと直感しました」と口をそろえます。
中でも魅力的に感じたというのが、主寝室を1階に配置した平屋ベースの間取り。子どもが独立して二人暮らしになっても、生活がワンフロアで完結できて便利です。みんなが集まるLDKには吹き抜けも。2階にある子供部屋との一体感があり、思い思いの場所で過ごしていても家族の気配を感じることができます。それでいて冷暖房効率がいい住宅性能も高ポイントです。
また、M邸では基本的なプランにアウトドアストッカーやウッドデッキといったオプションで個性をプラス。開放感を得られるのはもちろん、家で過ごす休日が増えたり、友人を招いてBBQをしたり。わが家を舞台にしたアクティビティーも充実してきた様子。何気ない日々の暮らしを、とっておきの時間に変える住まいが完成しました。

リビング前の茶畑を借景に 三世代が心地よく暮らせる家

お茶所として知られる町に完成したばかりのS邸。新しい家々が立ち並ぶ住宅地の一角になぜかポツンと残った広いお茶畑がリビングの窓の先に広がり、何とも癒される雰囲気です。
ご夫婦ともうすぐ1歳になる娘さん、奥様のご両親の新居となるこの家。三世代の家族が心地よく暮らせるようにと、「白をベースにしたシンプルな内装とたっぷりの収納」をリクエストしたそう。キッチン、ドライルーム、洗面・浴室といった水回りが一直線に並び、玄関やリビングともつながってぐるりと回遊できる動線や間取りなどにも、暮らしやすさの工夫が表れています。
そうした目に見える部分だけでなく、構造や素材などにもこだわって、安心して長く住み継げる家を建てるのが県民住宅のモットー。「施工の途中で構造材を見せてもらいましたが、柱の太さが周りの家とは全然違うのに驚きました」とご主人は語ります。さらに、50年の歴史を持つ同社の確かな技術力によって高い気密性や断熱性を実現。「娘がまだ小さいので、きれいな空気にこだわりました」という奥様の言葉通り、室内に居ても森の中のような爽やかさを感じました。

光と風のギフトが届く パッシブデザインの住まい

白い外壁に緑や黄のアクセントカラーを施したH邸。「自分たちらしい方が愛着を持てると思って」と、わが家の色選びを担当したご主人は笑います。一方で奥様がこだわったのは素材や環境。彩颯建築工房の事務所兼自宅を訪れたときに感じたという、木の温もりにあふれた仕上げをかなえました。
さらに、同社が提案するパッシブデザインにも共感。H邸でも太陽の軌道を踏まえた南面の窓や軒・ひさしのサイズ、植栽の配置で、日差しや風を効果的に取り入れたり遮断したりの工夫を。自然のエネルギーでほどよく暖か&涼しい住空間を整えられるのです。ひと冬過ごした感想を尋ねると、「室内が暖かく、外に出ると寒さに驚くことが何度もありました」。エアコンも必要最小限で済むので、エアコンが苦手な奥様もストレスを感じなかったそうです。
LDKはワンフロアでゆったりと。一部に設けた吹き抜けが2階とのつながりを高めます。音楽好きなご夫婦の要望で、2階の中央にはちょっとしたホールを用意。先日は子供たちと楽器の演奏で盛り上がったとのこと。夏には庭でのキャンプを計画するなど、わが家での楽しみは尽きません。

暮らすほどになじんでいく 美しい天然木に癒される

「KGホームのモデルハウスを見て、建てるならこんな家がいいと直感したんです」。そう話す奥様の心をつかんだのは、デザイン性の高さと住み手に配慮された家事動線。とりわけ、幼い2人の子どもを持つKさん夫婦にとって、自分たちの生活ペースに合う動線は必須条件でした。中でも奥様のルーティンを重視したキッチン回りの利便性。朝食の準備をしながら洗濯を行うため、キッチンを起点に洗面室(洗濯機)からドライルーム、ファミリークロークまで回遊できるレイアウトに。忙しい朝家事の時短をかなえています。
レッドシダーやサンゴを原料にした塗り壁など、住まいの内外で自然素材を効果的に用いたK邸。全体的にナチュラルな印象ですが、収納の内壁にインパクトのあるクロスを使うといった遊び心もあります。リビングは2連の掃き出し窓とデッキが広がりを演出。天井高に合わせたフルハイトドアと相まって、洗練された住空間を実現しました。また、全室に床暖房を採用したり、樹脂サッシ+Low‐Eガラスの遮熱・断熱を最大限活かすために窓を南北で使い分けたり。より快適な暮らしへ導く同社の提案力も見逃せません。

光が降り注ぐリビングから プライベートな庭を楽しむ

ご夫婦そろって、素敵な笑顔で迎えてくれたM家。「七呂建設さんのモデルハウス『四季ZEN』を初めて見たとき、わあ!って思ったんです」と奥様は話します。白を基調にした洗練されたデザイン、吹き抜けから光が降り注ぐ明るいLDKなどにすっかり心を奪われ、以来、同社の完成見学会やモデルハウス見学にたびたび行ったそう。その中で、間取りや色使いなどの気に入ったところを「いいとこ取り」したのがM邸です。
中でもご夫婦がお気に入りなのが、プライベート感のある裏庭を中心にした間取り。玄関からもLDKからも、そして奥様こだわりのお風呂からも裏庭の緑が見えて、家に居ながらにしてリゾートに居るよう。全体的に白を基調としたM邸ですが、ところどころにご夫婦の好みの色を取り入れているのも魅力の一つに。1階奥の和室はシルバーの畳にロールスクリーンの深紅が効いたご主人の隠れ家。トイレの壁紙は奥様の好きなティファニーブルーやラベンダー色をセレクト。暮らしを彩るアクセントになっています。
「関わってくれた人が良い方ばかりで、家造りが本当に楽しかった」と語るお二人。幸せな物語の始まりです。

外に閉じて内に開く オトナが安らぐコートハウス

身近な人の紹介を受け、あいハウジングへ出向いたHさん。子供たちが小学校の中高学年になり、「そろそろマイホームかな」との流れで、イメージも漠然としていたそうです。そこで同社から提案されたのが、中庭を囲むように居室を配置したコートハウスのプラン。建築予定地は住宅地の角地。しかし道路や隣家からの視線は気になるもの。外に閉じて内に開くこのプランなら、採光とプライバシー確保の両立も難しくありません。思いもよらない個性的な間取りに刺激を受けたご夫婦。自分たちらしい暮らしの具現化に向け、意欲的な取り組みが始まりました。
奥様がこだわったのは、室内のテイストに統一感を持たせること。壁や天井は白がベースですが、床や建具、アクセントカラーには落ち着いた色を使用しています。家具から小物まで素材をそろえ、大人っぽい男前インテリアを実現。遊びに訪れた友人からも感嘆の声が上がるんだとか。一方で中庭を取り込んだLDKは、狙い通りにカーテン要らずで伸び伸び過ごせる空間に。キッチンからのコンパクトな家事動線や、中庭を挟んだ子供部屋の配置など、魅力的なポイントも盛りだくさんです。

セカンドライフを楽しむ ちょうどいい使い心地の平屋

夫婦暮らしのための住まいづくりに臨んだHさん。6年前にも造り手を探したことがあり、その時にナンニチホームを知ったそう。「建てるなら長く付き合える地元工務店に」との考えから、今回改めて同社の完成見学会に参加。生活しやすい動線配慮や品質の高い標準設備、明確な価格提示などを体感し、「住む人に寄り添った造り手だと思いました。ここなら私たちにちょうどいい棲家ができると確信したんです」。
プランには二人の「こんな暮らしをしたい」との思いを盛り込みました。例えば、ご主人がこだわったのは書斎。約10帖の広さを充て、趣味の時間を楽しめるように整える予定です。一方で奥様は、毎日使うキッチンを自分好みにコーディネート。落ち着いた赤色が、空間のアクセントにもなっています。
段差のないフロアや主寝室近くにトイレを配置するといった加齢配慮も抜かりなし。花粉アレルギー対策にドライルームを備えたことで、洗濯の手間と時短をかなえます。「家事がラクになる分、夫婦のだんらんに還元できるかな」と笑う奥様。これからの暮らしを待ちわびる二人の笑顔から、住まいづくりの満足度が伝わってきました。

穏やかな風景になじむ おおらかで機能的なわが家

生まれ育った地域での住まいづくりを決めたSさん。生活スタイルはもちろん、環境にもなじむ家を望んでいました。「メンテナンスもあるし、お願いするなら地域を知り尽くした地元工務店が安心」と平川工務店へ。以前、Sさんの親族の離れを同社が改修した経緯があり、丁寧な仕事ぶりや対応を知っていたとのこと。土地探しからサポートをもらい、好きな星空を堪能できる静かな集落に拠点を定めたのです。
当初は2階建てを希望したのですが、「地形的に強い風が吹く」と平屋造りに。こうしたアドバイスはさすが地元工務店といったところ。間取りには、年齢を重ねてからの暮らしを見据えた動線に加え、ライフワークである音楽のための空間も設けられています。
わが家で多くの時間を過ごすLDKは間仕切りのないワンフロアに。しかも水回りをはじめ、ほとんどの空間が隣接。ここに居ればどこに行くにも最短距離です。また、洗面・脱衣室からウォークインクローゼット、ドライルームまでを直線上に配置。洗濯&収納の時短につながる動線は必見です。収納内壁は天然木の板張りにするなど、機能面での配慮も充実しています。

大人な暮らしモデルハウス 日常と非日常を楽しめる空間

指宿市に誕生した住宅分譲地『ゆたかタウンコープサイド』に、川路建設の新たなモデルハウス〝骨太の家 築(きずき)〟がお目見えしました。27区画の中からあえて変形地を選んだり、夫婦二人暮らしを満喫する設定(2LDK)でプランニングされていたり。モデルハウスながら、かなり振り切った内容になっています。とはいえ、コンパクトな平屋建てならではの効率のいい動線や収納の工夫は、子育て世帯にも魅力的なポイントの一つ。特にキッチンと水回りの連携は、実際に現地で体感してみると動きやすさや使い勝手のよさが分かるはずです。
さらなる注目ポイントは、その名の通りの骨太な構造現し。同社の代名詞とも言える曲がった梁は、現在ではとても希少な木材なんだとか。ここでは伸びやかな勾配天井と組み合わせて、存在感を際立たせました。時間とともに、色艶が変化するのも無垢材を使った住まいの楽しみです。また、室内は全体的にシックなイメージで統一。和室から望む坪庭をドライガーデンに仕上げるなど、現代的なセンスも加味されています。思わず長居したくなる心地よさにぜひ触れてみてください。

自然素材に包まれた住空間で 充実のセカンドライフを

転勤の多い仕事に就いていたSさんご夫婦。県内のあちこちに住んだ経験を踏まえ、奥様の故郷に近く、友人が多くいる地域に「退職後の暮らしを楽しむ拠点」を設けることを決めたそうです。求めたのは、これまでの古い借家住まいで味わった不満を解消し、かつ老後も安心して快適に過ごせる住まいでした。訪れたマエダハウスのモデルハウスでは、室内のすがすがしい空気に感動。「住んでいる方から結露が出ないとの話も聞き、ここなら理想のわが家を建てられると確信したんです」。
現在、S邸は築7年が経過。住空間に用いた天然木は少し艶を帯び、味わい深い風情を漂わせます。セルロースファイバーを用いた高い断熱・気密性能に加え、窓には樹脂サッシを採用。吹き抜けを介した2階フロアを持ちながらも、「暖かく結露のない冬を過ごせています。夏も風通しがよく、珪藻土の塗り壁の効果と相まって気持ちいい毎日です」と奥様。ご主人が趣味を満喫する防音仕上げの書斎、ダイニングと間仕切りなしでつながる小上がりの畳リビングなど、個性的な空間も見逃せません。二人でも大勢が集まっても、多彩な楽しみ方ができる住まいです。

暮らしやすさと趣味を共存させた 成長見守る健やかな家

薩摩川内市の閑静な住宅地。丸窓が印象的なシックでスタイリッシュな外観の家が、ハウスサポートが手掛けたS邸です。扉を開けると広々とした収納力もたっぷりの玄関。白を基調にした室内は、奥様の好みを大切にしながら幾度も相談を重ねて完成。24時間換気システムを採用した温かな空間は9カ月の娘さんの笑顔がよく似合います。
「いつか自分たちの家が欲しい」と思っていた奥様でしたが具体的な話をしていなかったある日、突然ご主人が「見学会に行こう」と、それから方々の見学会や説明会に出掛けたそう。夢の実現が大きく前進し、地鎮祭の数日後には長女も誕生しました。そんなご夫妻とずっとお付き合いしてきた同社の担当者は「孫のよう」と笑顔をほころばせます。
「わが家自慢の場所」と案内してくださった2階の一室が「シアタールーム」。映画が大好きなご主人のために設けられました。一角には奥様の趣味であるマガジンコーナーも、夫妻それぞれが趣味を満喫できる、とっておきの空間となりました。家は日々を生きていく場所。夫妻の笑顔が、娘さんの何よりの成長の糧となりそうです。

おおらかな風景を眺めながら 巣ごもりできる住まい

昔ながらの民家や畑が残るのどかな地域に、天然木の目板張りを施した外観が違和感なく溶け込んでいるS邸。室内に入ると、さらに心地いい木の香りに包まれます。新越建設では地元大隅の自然になじむよう、無垢材やシラス壁といった心身に優しい素材を用いた住まいづくりを実践。取材日は最低気温1℃の寒い日でしたが、どこに居てもほっこりとした暖かさをキープしていました。冬でも暖房はエアコン1台のみ。スーパーウォール工法と自然素材の組み合わせにより、目にも体にも温かな住まいをかなえています。
ご夫婦のこだわりは、開放的なLDK。ゆくゆくは子供部屋として仕切ることが可能なフリースペースとの一体感も格別です。でも、よく見てみるとここには掃き出し窓がありません。腰窓を採用することで壁部分が増え、インテリアを楽しんだり、床座の際に寄りかかれたり、外からの目線を避けたりできるなどのメリットが。また、共家事世帯にうれしい、回遊できる動線も確保。「私たちは家事で、子供たちは遊びでぐるぐるしています」と話す奥様の笑顔に、豊かな時間が流れる日常が垣間見えるようでした。

海や空のブルーが映える カリフォルニアスタイルの家

薩摩半島の〝西海岸〟に完成したT邸は、まさにこの場所にぴったりなカリフォルニアスタイルの家。ともに美容師であるTさんご夫婦が営むヘアサロン「ivory」を併設した店舗付き住宅です。ガレージ付きの真っ白な平屋と潮風に揺れる大きなヤシの木を見ていると、ここが鹿児島であることを忘れてしまいそう。
室内に足を踏み入れると、さらに驚きの光景がありました。リビングの壁一面に広がる大きなガラス戸の向こうには広々としたウッドデッキ。その先には海も見えます。「こっち側に夕陽が沈むんですよ」と話すご主人と、「暖かくなったらBBQをしたいですね」とほほ笑む奥様。リビングと一体化したデッキは、まだ幼いお子さんたちにとっても最高の遊び場に。アイランド型のキッチンに立ってもこの景色が目に入るので、料理も楽しくできそうです。
LDKを中心に個室や水回りを配置しているので、暮らしの動線もスムーズ。さらに店舗付き住宅にしたことで生活に無駄がなくなり、「家族の時間が増えました」と奥様もうれしそう。真っ白な空間に海や空のようなブルーが彩りを添える、素敵な家ができました。

『ファースの家』がかなえる どこで過ごしても快適な空間

60年前にオープンして以来、地元から愛されている洋服店を受け継いでいたYさんご夫婦。立地の都合で移転が決まり、新たな場所でもこれまでと同じ職住一体の家を希望していました。以前の住まいは古い木造。冷え込む冬の夜は「着込みすぎて雪だるまみたいだった」と笑う奥様。新居に移った今冬は、「どこに居ても温かいから、一日中薄手の部屋着で十分!」なのだそう。その理由は、ご夫婦が選んだ『ファースの家』にありました。
Y邸を手掛けた有馬工務店との出合いは、同社と縁のあったご主人の妹さんを介して。当初は一般的な性能の住まいを考えていたと言いますが、冷え性にも悩んでいた奥様は、エアコン1台で全館空調+空気清浄+空気循環をかなえるファース工法に一目ぼれ。温度・湿度調整された空気が天井から壁内、床下まで巡るから、床や壁に触れてもほんのり温かく、逆に真夏はむらなく涼やかなのが特長です。
加えて、店舗スペースとの連携や生活のルーティンに応じた回遊性のあるプランを実現。インドアでの趣味が多いご夫婦が、わが家での時間を心地よく楽しめる住まいとなっています。

住むほどに愛着が増していく 〝和モダン〟の住まい

Nさん家族が住んでいたのは築百年という古い家でした。「もとは祖母の家。家族が増えるタイミングで建て替えをすることにしたんです」。間取りや性能に不便さがあったとはいえ、本物の木の質感や床座のよさを体感していたご夫婦。上野住建の完成見学会で、重厚感のある柱や木目の美しいカウンターなど、木の持つ魅力を再確認したそう。よく見るとN邸でもスギやヒノキを中心に、タモ、ケヤキといった数種の無垢材を採用。加えて、以前の家の部材を仏間に再利用し、代々のつながりも大切にしたわが家を完成させました。
ほかではあまり目にしない畳敷きのリビングも個性的です。配置や間仕切りの工夫で和室との一体感を持たせ、シチュエーションに応じた多様な使い方が可能に。子供たちもまだ幼い(1歳半と0歳)ため、畳の上ならけが防止の期待ができます。クッションマットやカーペットなどが不要なので掃除もラク。さらに玄関から洗面・脱衣室、ファミリークローゼット、キッチンまで回遊できる動線が家事やお出掛け準備の時短を実現しました。日々の生活や育児にゆとりが生まれ、家族やゲストと楽しむ時間が増えていきそうです。

家族の程よい距離感を 廊下がつなぐ平屋建ての家

「隣の畑で父が野菜を作っているので、お裾分けを頂くことも多いんです」という奥様の実家の近くに建てられたS邸。のどかな風景が残る豊かな環境で女の子3人の子育てを楽しむご夫婦が希望したのは「木のぬくもりを感じられる和風住宅」でした。リビングの天井には、ご主人が木材市場へ出向いて自ら選んだ立派な梁が堂々とした存在感を放っています。スギの無垢材や珪藻土に包まれた室内は、素材の質感に癒されるナチュラルな空間。「壁は子供たちが触って汚れても気にならないように腰壁を付けました」と、ご主人の優しさもプラスされています。
将来の暮らしやすさを考慮して平屋建てを採用したS邸では、リビング・キッチンから奥に進むにつれてプライベート感が高まる間取りになっています。一直線に伸びる廊下には大工さんの提案で明かり取りのトップライトが設けられました。「娘たちが年頃になってからも家族とコミュニケーションが取りやすいよう、子供部屋に掃き出し窓は付けていません」と奥様。でも今は、リビング横の和室が家族みんなの寝室となっていて個室はあまり使っていないのだそう。

自分たちの暮らしに似合う ミニマムサイズの住空間

のどかで優しい風景の中に建つM邸。窓を持たず閉じた印象のあるビジュアルのため、一見するとクールなイメージを受けます。しかし、真正面に立つと、屋根形状や玄関ポーチ周りが背後の山の稜線とシンクロしているのを発見! 実は自然の造形美を取り込んだ、遊び心あふれるデザインだったのです。こんな唯一無二の住まいを手掛けたのが木のんホーム。同社が提案する「建築家と造る家」に、オリジナリティーを求めるMさんが共感。住み手の生活スタイルや要望を踏まえた、個性豊かな住まいを完成させました。
室内は白を基調にした明るくシンプルな仕上がりに。段下がりの畳リビングに合わせ、あえて高さの低い掃き出し窓をチョイスしています。採光が心配になりますが、冬は太陽の軌道が低いので十分。夏の日射遮へいにもなり、開口が小さくなる分だけ冷暖房効果も高まるそう。樹脂サッシ+トリプルガラスを採用し、エネルギーロスを抑える取り組みに注力。これらはご主人たっての要望でした。キッチンを中心に回遊できる動線や収納力、主寝室に子供部屋も確保。延べ床面積約20坪とは思えないほど充実したプランです。

「分離発注」だからできた 本当に満足する家づくり

シルバーのガルバリウム鋼板の外壁にえんじ色のライン、夜になると青く光るカラータイマー。K邸の外観は、ご主人が大好きなウルトラマンをイメージしたものだと聞いて驚きました。こんな斬新なアイデアを提案したのは、同社代表で一級建築士の倉内博さんです。
K家はご夫婦と中学生の娘さんの3人家族。リビングの掘りごたつやグランドピアノが置かれた音楽室、キッチンから横一直線になった水回りの動線など、家族みんなの夢や希望が全部盛り込まれた個性的な家に仕上がりました。「ドアやキッチン装備なども、いろんなメーカーから一つ一つ自分たちで選べるんです。予算内で私たちの望みを最大限にかなえてもらいました」と奥様はうれしそうに語ります。
実はこれ、施主が大工、電気工事、建具等々の各業者と直接契約を結び、建築士が設計と全体のマネージメントを担当する「分離発注」という仕組みで実現したもの。打ち合わせも施主・建築士・業者の三者がそろって行うため、お互いの想いが伝わりやすく、無駄のない家づくりができるのです。住まう人自身が積極的に関わることで、家づくりはもっと楽しくなるのですね。

スタイリッシュな住空間が 豊かで快適な日々を実現

「設計・施工まで、細かな点まで要望が行き届く工務店を探していた」というご主人。白羽の矢を立てたのは、地域密着かつ高いデザイン性で実績を重ねているファミーユホームでした。T邸のテーマはご夫婦が希望した〝スタイリッシュな住空間〟。そんな中にも、ツートーンの外観や室内空間に用いた素材のアクセントなど、目を引くポイントが随所に。要望そのままでは終わらない提案力も同社の魅力の一つです。
T邸の延床面積は約35坪。吹き抜けや奥行きのある間取りを取り入れて広がりを演出しているほか、動線・収納に施された工夫も見逃せません。
まずはキッチンからの家事動線。背面の洗面・脱衣室からドライルーム、ウォークインクローゼット、そしてキッチン、主寝室へと回遊が可能です。和室は小上がりにしたことで床下部分を全面収納に。スムーズにつながる洗濯&着替えの動線や、スッキリと見える収納計画は快適な生活にも貢献していると好評です。空間になじむ鉄骨階段はご主人がこだわったもの。そこからつながる2階に、子供たちの遊び場となるフリースペースを。吹き抜けを介してにぎやかな声が響きます。

こだわりの住空間を整えて ライフスタイルを豊かに

電気設備関係の会社に勤めているご主人。仕事を通じて、以前からKENMAEの住まいづくりに対する真摯な姿勢に触れており、「理想の家を建てるならKENMAEで」との思いを強くしていきました。打ち合わせ当初から、自分たちの要望を反映させた自作の図面を持参。そこには、育児も家事も家族の時間も楽しみたいというご夫婦の思いが込められていたのです。
特筆したいのは家族が集まるLDK。梁をアクセントにした勾配天井と掃き出し窓から続くデッキや庭が相まって、伸びやかで開放的な空間を実現しています。奥様がこだわって選んだキッチンは、空間全体を見渡せるLDKの中心に。「子どもがお手伝いできるようになれば一緒に料理をしたい」と、ゆとりあるスペースを用意しました。
ご夫婦は、生活をスムーズにする動線にも注力。ユニークなのが、玄関のシューズクロークからランドリールーム経由で、浴室へ直行できる配置です。子どもが汚れて帰宅したときなど、この裏動線で身ぎれいにしてからリビングでくつろげる仕組み。水回りはキッチン背面に集約させてあるので、家事の時短にも活躍しそうです。

暮らしにゆとりを生む コンパクトな家事動線の家

立地や環境に恵まれた南さつま市加世田村原の住宅地。洗練されたフォルムが目を引く、KENMAEのモデルハウスを紹介します。住み手のイメージは、子育て世帯の4人家族です。育児や家事のサポートにつながるコンパクトな動線のほか、子供たちの様子を見渡せるキッチン、一年中室内干しが可能なランドリールームを用意。廊下などなるべく無駄なスペースを省いて、各所に収納を設ける取り組みも実践しました。パントリーやウォークインクローゼット、階段の上下に配置された見せる収納にも注目です。
パブリックスペースは東南に据えて採光を確保。2階建ての持ち味を活かし、リビングはゆったりとした吹き抜けに。高窓のおかげで、LDK・和室には心地よい自然光が降り注ぎます。隣家が近い西側はあえて開口を少なく。メリハリのある窓の配置により、外からの目線を気にせず、プライベート感のある団らんを過ごせる空間となりました。内装はシンプルですが、キッチンカウンターの飾り棚にウッドパネルがあしらわれていたり、壁紙が多彩に使われていたり。日常を楽しくしようという同社の遊び心が感じられます。

身体も心も健やかに整える 『ウッドライフハウス』

T邸が建つのは、穏やかな里山の風景が残る鹿児島市の郊外。南東に抜けのあるロケーションを活かし、緑の山並みを眺めつつ暮らせる住まいを完成させました。もともと古い道具やアウトドアが好きなTさんご夫妻。ナチュラルインテリアのお手本のような空間は、思わずため息が出るほどの素敵さです。そんなご夫妻がグッドホームかごしまを知ったのは、以前の住居の近くに同社のモデルハウスができたとき。「ちょっとのぞくつもりで見に行ったのですが、一目で気に入りました。決め手は木と漆喰が醸す雰囲気のよさ。それと、玄関の広さにゆとりを感じられたのも私たち的には好印象でした」。
同社では、無垢材と漆喰壁で仕上げる『ウッドライフハウス』を提案しています。体に有害な物は使わず、室内の空気環境を守り、長く健康に過ごせる住まい。加えて、ハイグレードな住宅設備や照明、カーテンまで標準装備。しかも自然乾燥させた構造材を採用するという、鹿児島独自の取り組みも行っています。徹底して自然素材にこだわる姿勢やデザイン性、資金計画の立てやすさなど、魅力的な要素がたっぷり。そんな同社ですから、センスあふれるご夫妻の審美眼にかなったのも納得です。

洗練された空間デザインが 日常をドラマチックに彩る

「オーソドックスじゃない家にしたい」、Mさん夫婦たっての希望でした。さまざまな住宅会社に相談しますが、デザインや規格などの壁に阻まれます。そんなときにご主人が見つけたのが、アクシスデザインスタイル。同社の住まいづくりには二人が共感できるポイントが多く、ファーストプランや代表の中村さんの家を実際に見て、「私たちのイメージに近い」と決意したそうです。
交友関係が広く、友人や仲間を招いてにぎやかに過ごすことも多いというM邸。L字の建物で囲んだ中庭にはタイルを敷き、BBQや子供たちの外遊びなど、多目的に使えるフラットなテラスに仕上げています。一方で、屋内は変化に富んだ造り。コーナーを使って配置されたLDKは、スキップフロアや素材の違いなどでゾーニングを。
ダイニングから奥にある水回りも段下がりのデザイン。ファミリークロークやサンルームも集約され、洗濯動線は実にコンパクトです。さらに中2階には、ゲストルームを兼ねた和室まで。立体的であり、どの空間にもつながるオープンな間取りは、生活の利便性も高めています。用と美の両面で、ご夫婦の理想をかなえました。

あたたかなつながりを育む 『ヒュッゲ』な暮らしを提案

志布志市に『ヒュッゲな暮らし』をコンセプトにした、ARK HOMEのモデルハウスが誕生しました。ヒュッゲ(HYGGE)とは、デンマーク語で、「居心地がいい時間や空間」を表す言葉。家族や友人とのくつろぎやつながりを大切にする、心豊かなライフスタイルを提案していく住まいです。住空間には北欧テイストを加味。白を基調に、無垢材の温もりを感じられる女性らしいイメージでまとめられています。一見とてもシンプルですが、窓と壁の比率に白銀比を用いるなど、見た目の美しさも重視した緻密なデザインにも注目です。
間取りは人気の高い平屋造り。室内の間仕切りは必要最小限で、「ここにドアが無い一体感のある住空間を実現。ハウスオブザイヤーインエナジーを4年連続受賞したエコッタシリーズで冷暖房効率がよく、家の中の温度差はほとんどありません。外気温12℃前後だった取材当日も、20℃設定のエアコン1台だけで上着要らず。吹き抜けを持つ開放感のある間取りでも、省エネで快適な生活を送れます。ヒュッゲをより高める性能の魅力は、ぜひ現地で体感を。

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