地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
この地に生きることの喜びを呼び覚ます、清く美しい生活の真髄を究めた住まい
- 姶良市/モデルハウス(薩摩町家・さつままちや)
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐、大隅、熊毛・大島
- 【面積】延床:117.33㎡(35.49坪)
1階:78.00㎡(23.60坪)
2階:39.33㎡(11.90坪) - 【構造】工法:オリジナルDDS25/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】2,500万円〜
地元素材×建築技術。秀外恵中の現代町家
庭を建物の一部としてとらえる「庭屋一如」の考えに基づいたこの家は、一家屋としてだけではなく「地域の家並み」を構成する一要素としての役割も担っています。周囲との調和に配慮し、玄関まわりや庭・駐車場には、地域の自生種の草花を植え、温暖化防止にも配慮しました。新しい建物のはずなのに、まるでずっと昔からそこに建っていたかのような懐かしさ。素朴な石積み(リサイクル品の瓦や切石等)の門標から歩を進めると見えてくる、玄関横の一坪里庭。小池に放たれたメダカにそっと目をやり、元気な姿を確かめるのが家人の日課となりそうです。
玄関の扉を開けると、優しく出迎えてくれる木の香り。空気が清らかなのは、県内産の杉や和紙をはじめ、自然素材を用いることで有害な化学物質の発生を最小限に抑えているため。素材だけではなく、設計にもこだわり高い耐震性と省エネルギー性能も携えたこの家は、長期優良住宅先導モデルの規格もクリアしており、まさに秀外恵中。室内の照度をあえて抑えることで、見せたいものをくっきりと際立たせる目線の誘導も秀逸です。和室に座しながら、またはキッチンに立ちながら、無意識に体感する季節の色、音、香り。四季のある国に生まれ育った私たちだからこそ感じる「風情」。心の琴線に触れる時との出会いが、ここにあります。
庭屋一如の考えに沿った家 「薩摩町家・さつままちや」
季節を味わい、自然と向き合う昔ながらの家づくりを原点にという思いが詰まった「薩摩町家」。まず建築でやれるところまでやろうをコンセプトにGOOD DESIGN AWARD 2011を受賞した「びおハウス」から生まれた鹿児島の新しい家のカタチ。住む人の居場所を作り、一時も早く家に帰りたい気持ちにさせる。モデルハウスの滞在時間が長くなるのもその表れです。