地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
ほどよい距離感が心地よい関係を築く、完全分離型の二世帯住宅
- 指宿市/N邸
- 【施工エリア】南薩
- 【面積】延床:145.48㎡(44.00坪)
1階:100.77㎡(30.40坪)
2階:44.71㎡(13.50坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】2,000〜2,500万円
開く、閉じるが自在。小上がりの和室が活躍
静かな環境が好きで、釣りが趣味と云うNさんのご主人。奥様の故郷・指宿市の雰囲気に魅せられ、お義母さんとも一緒に暮らせる家を建てることにしました。堀之内商会を知ったのは、何気なく手にしたチラシ広告。「個人宅の完成見学会のお知らせだったのですが、雰囲気が良くて実際に足を運ぶと、私たちの疑問に丁寧に答えてくれて、とても好感が持てました」。
共用の玄関から、Nさん家族とお母さんで分かれる2世帯住宅。Nさんの住まいは、小さな吹き抜けが上下階をつなぐ2階建てです。対面キッチンを据えた広いリビングの一角には、小上がりの和室を用意しました。来客が宿泊するときには客間に充てるスペース。障子を閉じればリビングと完全に仕切られ、個室として使えます。日頃は、この障子とデッキ側のフルオープン窓を開いて、開放的な視界と自然の風を楽しんでいます。「自慢の家。何かあるごとに職場の人を招いています」とご主人。
お母さんのスペースにもリビングを設け、それぞれのペースで暮らせる設計。「『できるだけ干渉しないように』なんて話していましたが、なんだかんだで行き来しています」。お母さんのスペースで食事をする機会も多いそうで、程よい距離感によって良好な交流が保たれているようです。
あらゆる視点から暮らしやすさを提案
5台分の駐車スペースが必要で、いかに敷地を広く使うかが課題。隣地との関係性にも配慮した駐車スペースを確保しました。1階を中心とした生活を希望されていましたので、暮らしの機能はそこに集中。1階をつなぐ可能性があるということで構造体にも工夫を施しました。夏場はバルコニーから花火を見ることができます。