地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
フロアをつなぐ吹き抜けが、家族の会話を弾ませる
- 霧島市/A邸
- 【施工エリア】姶良・伊佐
- 【面積】延床:145.32㎡(43.96坪)
1階:76.80㎡(23.23坪)
2階:68.52㎡(20.73坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】2,000〜2,500万円
多忙な夫婦を助けるアイデアが満載
陽光を浴びてひときわ輝く白い箱。独創的な発想で楽しさとデザイン性にあふれたA邸は、同社に勤める一級建築士の奥様が自ら設計。「やりたいことを詰め込んだ」住まいです。
1階LDKはメープル材と漆喰の大空間。吊り天井をなくして建具をいっぱいまでのばし、照明を埋め込んでフラットな面を生かしたことでさらに広く感じられます。リビング階段と吹き抜けのある南東側に設けたFIX窓からはたっぷりの採光。「南東側に吹き抜けがあると、冬の冷気が下りにくいんです」と奥様。
小さな子どもが2人いるのにもかかわらず、室内はすっきり。その秘密はキッチンにありました。アイランドキッチンの背面側の壁は、なんと全面が収納。食器や食品はもちろん、冷蔵庫や炊飯器、勝手口まで引き戸の向こうに隠しているのです。「来客があるときは扉を閉めて、生活感を丸ごとしまえます」。生活感を抑えた工夫は、家族と来客それぞれのルートを確保した玄関にも。家族側の入り口に置いた洗面台は、帰宅してすぐに手洗いうがいができる仕組みです。
洗濯物は2階のバルコニーに。悪天候でも広めにとった南西向きの脱衣所に干すことができるので安心です。サニタリーや浴室も同じフロアに置いたことで、プライベートを2階に集中させることができました。
コミュニケーションが生まれる家
1階全体を見渡せるアイランドキッチンや上下階をつなぐ吹き抜け、その間にある絵本コーナーなどコミュニケーションの取りやすい間取りにこだわりました。大切な家族が過ごす場所だから、無垢材や漆喰といった健康素材を多用。自然通風や採光を利用した工夫で、設備に頼りすぎない暮らしが可能です。