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プライバシーと安心の両立で、三世代家族の笑顔が広がる
「これまで、実家には母が一人で暮らしていたのですが、建て替えを機に二世帯住宅にすることにしたんです」というご主人。三世代6人が暮らすにぎやかな住まいが完成しました。玄関は共有ですが、お互いが気兼ねなく暮らせるようプライベートな空間はしっかり分けた一部共有型の二世帯住宅。敷地の広さを活かして生活スペースはどちらも1階に配置され、共有の和室を挟んで行き来することができます。
この和室は、それぞれの世帯で来客時に使える便利なスペース。子世帯では2階に寝室と子供部屋を用意しましたが、子供たちも広いリビングで過ごすことが多いのだそう。家族ができるだけ同じ空間で過ごせるよう、スタディースペースとしても使えるワイドなカウンターが設置されています。
親世帯では、トイレと洗面脱衣室を同一空間に配置して広さを確保するなど、動きやすく機能的な間取りを心掛けました。バスルームではなくシャワーユニットを採用しているのも使いやすさを考慮してかと思いきや、「母は毎日近くの温泉を利用しているから」とのこと。お孫さんと連れだっての温泉通いも、この家での楽しみの一つと言えそうです。
三世代のご家族が長く心地よく暮らしていただけるよう、床、壁、天井に自然素材をふんだんに使用しました。断熱材も木の繊維を使ったアップルゲートセルロース断熱(火災保険もT構造料金で格安に)を自社施工。ガスと電気の力を効率良く使った温水式床暖房や、耐震性を高めつつ調湿効果といった土壁の特長も併せ持つ耐力面材モイスなど、高機能の設備で快適性能をアップさせています。