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事務所と自宅を無理なく融合。センターリビングの平屋建ての家
横に広がる空、緑に彩られた畑、そんな豊かな風景が広がる鹿屋市郊外にYさんご家族の新しい家ができました。リビングの天井には、角材ではなく丸太の曲線を活かした太鼓梁が使われています。機械によるプレカットと比べて手間がかかる太鼓梁は、最近では対応してくれる業者が少なくなっているといいます。「マルタ建設さんが『できますよ』と言ってくれたので、即決でした」と奥様。その後も、家族の細かな要望にも丁寧に対処してくれたことで信頼が増していったそう。
家づくりのきっかけは、ご主人の実家が営んでいる農場を継ぐことになったから。家族で仕事がしやすいよう、実家の敷地内に建てられた平屋建ての住まいです。玄関横には、仕事関係のお客様を迎え入れるための事務所スペースも用意しました。人の出入りが多い家なので室内は隠す収納を心掛け、キッチン裏には大容量のパントリーを配置。専用の冷凍庫も置かれ、まとめ買いしてきた数日分の食材も余裕で収納できます。各部屋に収納スペースがたっぷりあるので掃除もしやすく、この家ができてからご主人も掃除機をかけてくれるようになったのだそう。キッチンや水回りは、動線がよくなるよう、それぞれに勝手口が設けられています。物干し用のデッキやカーポートは、これから暮らしていく中で必要に応じて付け足していく予定です。
仕事場や家事スペース、家族のプライベートスペースをリビングの回りに配置した動線の良い住まいです。隣にあるご実家とも行き来がしやすいようスロープを設けました。開放的なリビングですが、スーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムで快適さと強さ、省エネをかなえた高性能ZEH住宅。「フラット35S」Aプラン技術基準の家でもあります。