地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
公私の使い分けを実現させた、コの字型の変形プラン

- 霧島市/A邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐、大隅
- 【面積】延床:106.82㎡(32.31坪)
1階:106.82㎡(32.31坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】お問合せください
開かれた空間と、守るべき空間
開かれたパブリックスペースと、しっかりと守られたプライベートスペース。ダイニングキッチンを境に、まったく異なる空間が広がるA邸。ゲストを招き入れたり家族で過ごしたりとパブリックな性格を持つリビングや和室は、間仕切りをなくしたオープンな空間に杉の無垢材をあしらった天井が印象的です。ご主人が希望した勾配天井には、高い天井を好んだ奥様も大賛成。縦に伸びる開放感が、ここで過ごす時間に安らぎを加えています。
ダイニングキッチンから先は家族の個室や浴室、サニタリーといったプライベートルームが続きます。キッチンに直結する家事室は、奥様がミシンをかけたり書類整理をしたりと大活躍。大容量のパントリーもあり、以前の住まいから持ってきた食器棚がすっぽりと収まる設計もうれしいポイントです。「キッチンは大人数でも自由に動ける広さがあるので、娘たちと一緒に立てる日が待ち遠しい」と楽しみも生まれている様子。新たに自分たちの部屋ができた2人の娘さんも、率先して片付けをするなど良い影響が現れているようです。
3方向から出入りができるウッドデッキは子どもたちの格好の遊び場。リビングでくつろぐご主人と料理をする奥様の目の届く場所で、安心して遊ばせることができます。



敷地の特徴と暮らしに合わせた、間取り設計
各部屋から視線が抜ける場所としてウッドデッキを中央に置いたコの字型プラン。料理をしながら外の景色を楽しめるのに加え、道路からの視線を和らげる役割も果たしています。梁を見せた勾配天井だけでなく、家全体の天井高を2.6mと通常より高く設定し、空間の広がりを実現。また、主寝室を張り出す形で配置したことで三角形に近い変形敷地の有効活用に成功しました。