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家族がゆとりを持って暮らせる広々空間と動線プラン
住み慣れた地域に、新居を建てることになったNさん。「打ち合わせがスムーズで、要望にすぐ応えてくれるから、地元の工務店にお願いしたかった」と、有村工務店に決めた理由を振り返ります。希望は「古民家風でシックな雰囲気の住まい」でした。また、近隣には同世代の子どもを持つ家族が多く、互いの家への行き来が活発。「雨の日も子どもたちが広い場所で遊べるように」と、大きなテラスを設けました。
完成したN邸は、大きな切妻屋根が印象的な山小屋風の2階建て。はじめは、平屋建てを想像していましたが、テラスの広さを確保するため建物を2階まで広げました。その結果、開放的な吹き抜けのリビングが誕生。「吹き抜けはもったいないような気がしていたけれど、実際その空間を肌で感じると二人とも『いいね』と感動でした。有村さんからの提案に感謝しています」。「炭の色で染まっているようなイメージ」と、リクエストしたうづくり床や壁は、杉無垢材を自然塗料でダークブラウンに塗装したもの。「古民家風」が見事にかなえられています。吹き抜けに面した上階には、5人の兄妹のための部屋も設けていますが、くつろぎのリビングに自然と家族が集まるそうです。
共働きであるため、家事の負担を減らす工夫が施されているのもN邸ならでは。特に、奥様のために設けたキッチン横の家事室は、ちょっとした時間を使って作業をするときに重宝しているとか。廊下を利用した洗面台には、7人家族が朝の準備で渋滞するのを防ぐため、特注の大きな鏡を取り付け、天板も余裕の広さ。家族の暮らし方を踏まえた工夫が散りばめられた住まいです。
家族で集まっても狭く感じない広い空間づくりを心掛け、キッチンから家事室、脱衣室、浴室、ウォークインクローゼットまでを回遊式プランで配置し、使いやすいスムーズな動線を描きました。また、玄関には間仕切り付きの大きな収納を設置。急な来客にも慌てることなく、いつもすっきりとした玄関で迎えることができます。