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家族の健康を守り幸せを育む木の家
「もともと家を建てるつもりはなかったのに、一度決めたあとはまったく迷いがありませんでした」という奥様。きっかけとなったのは、昨年の秋にご主人がたまたま参加したSin工房の家づくりセミナーでした。同社が提案する「人と環境にやさしく、アレルギーの心配のない家づくり」に共感し、家を建てることを即決。土地もご主人自ら探してきたそうです。
そんなご主人の強い思いもあって、K邸は集成材やクロス、ボンド、サイディングなどをまったく使わず、杉の無垢材やスペイン漆喰、無農薬の畳などこだわりの自然素材だけでつくられた究極の健康住宅となりました。建具や収納家具も既製品は一つもありません。クローゼットの中にある棚板なども、すべて大工さんが現場で一枚ずつ杉板をニカワ糊で貼り合わせて作ったものだとか。
木の香漂う清々しい空間を守るのは、外断熱材と内断熱材をダブルで使った厚さ17㎝もの壁の上からセラミック入りの塗料を塗ったトリプル断熱。外熱を約70%遮断するので、エアコン1台で家中が快適。防音効果も高く、室内は静かです。
ログハウス風の外観が目を引くK邸ですが、室内にもさまざまな工夫と技が凝らされています。玄関とLDKの間の扉に使われているのは、奥様が自らインターネットで探して取り寄せたという美しいステンドグラス。職人手作りのキッチンは見た目にも美しく、機能性も抜群です。2階には将来的に二つに分けられる個室が一つ、あとは家族の共有スペースになっています。
空間をより広く見せるために天井を高くし、風と光が通るように窓の位置や大きさにもこだわって、明るくて心地よい家づくりを心がけました。家事動線を考え、キッチンを中心に水回りを配置しています。ご家族がずっと健康で幸せな暮らしをおくれる「本物の家」をご提案させていただきました。