地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
家族をやさしく包む室内から,緩やかにつながる自然を楽しむ
- 姶良市/M邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐、大隅、熊毛・大島
- 【面積】延床:122.00㎡(36.90坪)
1階:80.00㎡(24.20坪)
2階:42.00㎡(12.70坪) - 【構造】工法:DDS25工法(オリジナル)/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】お問合せください
内と外で自在に遊べる大らかな住まい
過去に紹介した、創建の作品「薩摩町家」に魅せられたMさん。消費税アップの知らせを受けて「土地だけでも」と動き出していた家づくりを、同社に依頼することにしました。見つけた土地は公園の隣地。眺めが良く、開放感がありました。
「希望したのは、開放感を生かしながら子どもたちが自由に遊び回る様子を見ていられることでした」。次女を抱っこしながら、公園側に向かって大きく開いたデッキで遊ぶ長女と長男へとときどき視線を向ける奥様。デッキの向こうには豊かな植栽が広がっています。「ちょっとすみません」と話を中断し、「その花どこから摘んできたのー?」と少しだけ慌てて長男に駆け寄る姿を見ていると、Mさんの希望がかなえられていることが伝わってきます。自然の中で遊ぶ子どもたちには驚かされることもあるようですが、なんだか楽しげ。家事をしながら家族を近くに感じられるこの環境について、「主婦としての孤独感がない」と話す奥様。夏には涼しい北側に設けたもう一つのデッキが活躍しそうです。
最後まで迷ったという屋上展望台は、屋根の高さから桜島と霧島連山、さらに海まで見えるということがわかり設置を決意。「主人は『歳を取ってものぼれるように体を鍛えておかないと』と張り切っています(笑)」。
あえて天井高を抑え、広さではなく奥行きを表現
春になると花を咲かせる公園の桜を利用できないかというところから間取りを計画。天井高はあえて抑え、守られているような居心地の良さを表現しました。一階だけでも生活できるようにし、動線が交錯しないように配慮。ダイニングはワークスペースにもなり、和室は客間兼寝室とするなど、複数の役割を担わせたことで一つの空間を効率的に使うことができます。