地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
永く、無理せず、暮らしを楽しむ。光が差し込むバリアフリー住宅
- 鹿児島市/N邸
- 【施工エリア】鹿児島、北薩、南薩、姶良・伊佐、大隅
- 【面積】延床:107.22㎡(32.43坪)
1階:50.51㎡(15.28坪)
2階:51.75㎡(15.65坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】1,500〜2,000万円
家族想いの工夫が散りばめられた家
広さ、眺め、家事動線。新居に希望することは人それぞれです。Nさんの場合は「車イスでも暮らしやすいこと」でした。病気療養中の奥様を想い、ほかとは少し異なる視点から始まった家づくり。奥様の頑張りで車イスは必要なくなりましたが、完成した新居は将来まで住みやすいものになりました。
依頼先に選んだコレスト不動産とのお付き合いは土地探しから。紹介されたのが高台の静かな住宅街の一画でした。「建物のことも踏まえつつ、担当の塩福さんが熱心に探してくれました。ここは小学校やバス停が近く、坂道も少ない。歩いてみて生活が容易なことが想像できたんですよね」とご主人。眼下に市街地が広がり、桜島も望めます。この眺めを生かすため建物は2階建てに。上階には長男の部屋と客間として使う和室を設けました。
生活機能は1階に集約。段差のない床、80センチの広い間口、腰掛けて洗い物ができるようくぼみをつけたキッチン、リビングを挟み直線的に配置された寝室とトイレなど、N邸のコンセプトもここに映し出されています。「つまずく心配がなく、広いキッチンは使いやすい」と奥様も大満足の様子です。これはきっと、年齢を重ねても暮らしを楽しめる住まいのカタチ。散りばめられた家族想いの工夫に、多くの人が共感するはずです。
要望をもとに1から造り上げた注文住宅
新居へ対する明確なご希望をお持ちでしたので、それに応える形でプランニングしました。間取りや間口の設定、動線計画はもちろん、特に洗面室やトイレは、車イスを回転させるときの動きにも配慮した広さを確保しています。感覚に訴える快適性も大切。そのためリビングの開口部の高さを220㎝に設定し、L字のコーナーもぎりぎりまで採光できる形にしました。