プロがオススメする最新の建築事例です
自分たちの暮らしに似合う ミニマムサイズの住空間
のどかで優しい風景の中に建つM邸。窓を持たず閉じた印象のあるビジュアルのため、一見するとクールなイメージを受けます。しかし、真正面に立つと、屋根形状や玄関ポーチ周りが背後の山の稜線とシンクロしているのを発見! 実は自然の造形美を取り込んだ、遊び心あふれるデザインだったのです。こんな唯一無二の住まいを手掛けたのが木のんホーム。同社が提案する「建築家と造る家」に、オリジナリティーを求めるMさんが共感。住み手の生活スタイルや要望を踏まえた、個性豊かな住まいを完成させました。
室内は白を基調にした明るくシンプルな仕上がりに。段下がりの畳リビングに合わせ、あえて高さの低い掃き出し窓をチョイスしています。採光が心配になりますが、冬は太陽の軌道が低いので十分。夏の日射遮へいにもなり、開口が小さくなる分だけ冷暖房効果も高まるそう。樹脂サッシ+トリプルガラスを採用し、エネルギーロスを抑える取り組みに注力。これらはご主人たっての要望でした。キッチンを中心に回遊できる動線や収納力、主寝室に子供部屋も確保。延べ床面積約20坪とは思えないほど充実したプランです。
全国で活躍する建築家とともに、空間デザインや住みやすさ、住宅性能に優れた住宅を提案しています。M様は、コンパクトな間取りと省エネに関心が高く、設計でも重点を置いていました。約20坪という小さな平屋ですが個室は三つもあるんですよ。それぞれ必要最小限の広さですが、おかげで家族をLDKに向かわせるきっかけにもなっています。