地元工務店の建築実例
プロがオススメする最新の建築事例です。
薪ストーブを囲み家族だんらん。仲良し家族の絆を深める家
- 姶良市/M邸
- 【施工エリア】姶良・伊佐
- 【面積】延床:99.00㎡(29.95坪)
1階:99.00㎡(29.95坪) - 【構造】工法:木造軸組在来工法/基礎:ベタ基礎
- 【建築本体価格帯】お問合せください
細やかな技と心遣いが光る大工の手仕事に大満足
日本一の大楠や武家屋敷が並び、しっとりとした和の風情が漂う蒲生町。7月末、この町にM家の夢のマイホームが完成しました。
この家は、兄が設計監理、弟が施工を担当する「タス建築計画+松原建築」が初めて手掛けたもの。「10年ほど前からいろいろな家を見て回りましたが、どれもピンと来なくて。幼なじみが独立したので、頼むことにしたんです」。奥さまも含めた4人での打ち合わせは和気あいあいと進みました。
薪ストーブの煙突が印象的な平屋造りの家は、コンパクトながら、暮らしを豊かに彩る工夫や作り手の想いがいっぱい。玄関のすぐ先の薪ストーブに火が入ると、間接照明のほのかな光と相まってやさしく内土間に広がり、その横の和室やLDKと一体化して、心地よい空間を作っています。キッチンや収納、建具、造作家具にいたるまで、全てが大工とし試行錯誤を繰り返してきた弟さんの手仕事。カウンターの天板を面取り加工してすっきり薄く見せたり、デッキの釘を裏から留めるなど、見えないところにまで職人としての技とこだわりが込められています。
「こうしておけばよかった、という後悔は一つもありません!」と笑顔で声を揃えるMさんご夫婦。冬になったら、家族みんなで薪ストーブを囲むのが何より楽しみだそうです。
将来は夫婦の終の棲家として心地よい大きさの平屋に
「いずれは夫婦だけの棲家になるので、コンパクトな平屋を」「薪ストーブを設置したい」というM様の二つのご希望でした。間仕切り壁を少なくして家族の気配を感じることを心掛けた間取り。薪ストーブを木屑や灰でストレスを感じることなく使うことができるように土間に設置して、さらに軒の深い外土間とつなげることで、家族や友人と暮らしを愉しむ棲家となりました。