プロがオススメする最新の建築事例です
「楽しみ」のための余白を残した、ナチュラルカントリーテイスト
家づくりは建物が完成して終わりではありません。住む人によって姿を変え、進化していくもの。今から4年前に建てられたY邸はそのことを実感させてくれます。
Yさんと県民住宅の出合いは、同社のモデルハウス。「いつかはマイホームを」と漠然と思い描いていた夫婦は、さまざまなモデルハウスを訪ねたそうです。「県民住宅は家の構造について熱心に話してくれて、とても印象がよかった」。自由設計が可能なことも好印象だったと言います。
ともに程よいカントリーテイストを好み、借家住まいのころから雑貨を集めていたお二人。新居にはこれらの小物を飾るためのニッチをふんだんに設けました。特にわんぱく盛りの男の子二人がミニカーで駆け回るLDKでは、彼らの手の届かない高さにニッチを設定し、英字新聞や小物をセンス良くディスプレイしています。ご主人は日曜大工が趣味で、大型の棚も作ってしまうほどの腕前。「細かな棚などはこれからDIYすることにして、カントリー調をベースにしながら、余白を残す形で設計をお願いしました」。こつこつと作りためたご主人の作品は、リビングのみならず玄関、サニタリーなどで活躍中。家まるごとで趣味を楽しむY邸は、これからも進化を続けます。
玄関から延びる広いウッドデッキがアメリカ映画の一場面を思わせる、アーリーアメリカンスタイルの住まい。アーチ型のラインを外観と室内の随所に取り入れてアクセントとしました。ウッドデッキは家族団らんの場として使えるだけでなく、リビングと庭を緩やかにつなぐことで実際以上の広さを感じさせてくれます。