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光や風や土とふれあい 木に囲まれる暮らし
「何社かのモデルハウスを見学して、最後にその家を見た瞬間、思わず『あ、これです!』と言っていました」と笑うご夫婦。「その家」とは、ヤマサハウスの『MOOK HOUSE』のこと。無垢の木を使い、風や光を採り入れたパッシブデザインの住まいは、まさにご夫婦の理想の家そのものだったそう。
O家はご夫婦と4歳の娘さん、愛犬の三人と一匹暮らし。リビングのガラス戸を引き込むと、広い庭やデッキと緩やかにつながるオープンな空間が家族みんなの居場所です。もちろん、室内でも自然をたっぷり感じられるのがO邸の魅力。床や梁はスギの無垢材、壁紙には月桃和紙を用いて伸びやかに仕上げています。「たまに家鳴りがして、木が生きてるなあと感じるんです」と話すご主人の言葉が印象的でした。
壁をあまりつくらず、造作家具などで仕切って、空間を自由に使いこなしているのも特長の一つ。リビングの奥を造作のテレビボートで仕切って、娘さんの遊び場や家族の図書コーナーにしました。2階は多目的なワンフロアにし、その上にはロフトを設けてご主人の〝隠れ家〟に。休日もずっと家族と居たくなる、そんな家ができました。
『MOOK HOUSE』の特長である、木を使ったシンプルな内装や外回りの植栽、室内と庭が緩やかにつながるオープンな空間などを再現し、四季の移ろいを感じられる家にしました。キッチン横にカウンターを設けて奥様の趣味コーナーに。造作の木の階段もキッチンの近くから上ることで家族の会話が生まれやすい動線をつくりました。