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ご両親との同居を機に、実家の建て替えを計画したＨさん。「新しい住まいには、父が育てた木を使いたい」と考えており、それはお父様たっての望みでもありました。昔はさほど珍しくないリクエストですが、現代ではかなり高いハードル。なかなか造り手が見つからないまま３年ほど過ぎたとき、ある住宅イベントで住まいる玄と出会います。自然素材を活かしたデザインや空間づくりを気に入ったＨさん。「お父様の木を使いたい」という要望にも二つ返事でＯＫがもらえ、ようやく次のステップへ踏み出せることになりました。

Ｈ邸は住宅の約65％に自前の木を使用。山から切り出す木の選定には、製材所で長く働いた経験のあるお父様も加わったそうです。しかも、８９歳ながら伐倒作業まで参加。とても満足げに当時の様子や木のことを話してくださいました。そんな家族の思いが詰まった木の中で目を引くのは、樹齢１４０年というヒノキで造った大黒柱。３ｍの天井高とも相まって、２４㎝角の大きさと美しい木目が際立ちます。外壁も内壁も天井も、目に入るほとんどの部分が天然木製という贅沢な仕上げは、家族みんなの自慢でもあります。

同社の住まいづくりは、中間マージンが発生しない分離発注システム。幅広い選択肢から、思いを反映できる大工や職人をチョイスすることも可能です。また、外断熱工法で夏涼しく、冬暖かな住空間を実現。高齢のご両親にも安心の住まいをかなえています。