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室内環境のよさと耐震・制震性を兼ね備えた「こらぼの家」
県民住宅が住まいづくりを始めて41年。その集大成として2011年4月にデビューしたのが「こらぼの家」です。大きな特長は、早稲田大学と共同開発した独自の制震装置「コラボパワー」を採用していること。実際にこのモデルハウスを訪れると、窓や間口といった開口部分にダンパー(コラボパワー)が取り付けられているのが分かります。これが地震の動きを受け止め、熱エネルギーに変えて吸収し、震動を軽減。木造住宅の特性に配慮した構法で、建物の強度(耐震性)を高めながら、揺れを減衰する(制震性)という二つの安心を備えているのもポイントです。
同社の住まいづくりに欠かせないのが、空気を汚さない室内環境。無垢の木を使うことで、木が本来持つ調湿作用などの機能を住まいに取り入れています。ご覧の通り、室内は構造材をふんだんに表した空間。玄関のドアを開けただけで、木の香りがフワッと漂うほどです。さらに、住まいの外壁や室内壁に使った塗料は宇宙ロケットにも使用されている優れもの。高い遮熱性、断熱性があり、消臭、防菌、透湿といった多くの機能で、省エネや空気の浄化にも貢献しています。
長期優良住宅の品質をさらに上げる「こらぼの家」の誕生です。住宅の開口部を中心に35~40本のダンパーを設置することで、耐震・制震性能を高めました。また、鹿児島の地域特性である高湿度、台風、強い西日、シロアリへの対策を施した住まいづくりにも注力。長く快適に暮らせる住空間を提供します。