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桜島を望む絶景を日々の暮らしで楽しむ
県民住宅が提案する国の基準や地元の気候風土に合わせた長期優良住宅。その構造や機能、素材へのこだわりで、パートナーに選んだNさんご夫妻。「すべてにこだわりました」と話すように、取り上げたいポイントがいくつもあります。
まずは立地。桜島を眺めながら暮らしたい、と考えていたご主人に対して、当初あまり乗り気ではなかった奥様。「でもここから見た景色にひと目惚れしちゃって(笑)」。光と風と自慢の風景を取り込みながら、家族みんなが伸びのびと過ごせる―。そんな住まいを想像したそうです。
外からの光や風、桜島を望む絶景も取り込んだ開放感あふれるLDK。動線沿いに小さな個室(受験部屋)、クローゼットを設け、ロフトスペースは寝室に。個人ではなく、用途で部屋を分けてコンパクトに機能性を高めるなど、そのイメージを一級建築士と何回もじっくりと打ち合わせを重ねた、こだわりの間取りになっています。
そして、家事や生活がスムーズになる動線配慮や収納。キッチン後部のワークスペースは電話機やパソコンを定位置にすることで、LDKをよりスッキリと見せてくれます。床板や建具には天然木を採用、ナチュラルで温もりのある空間に仕上げました。間取りだけでなく、優れた断熱工法や調湿機能を生かし、夏も冬も快適に過ごせる住まい。県民住宅がご家族と一緒になって創り上げた「世代を超えて住み継いでいける家」が誕生しました。
N邸のポイントは、なんと言っても素晴らしいロケーションを生かした作り。リビングダイニングからの眺めをはじめ、主寝室の窓は景色をパノラマに切り取るような長方形にしたり、書斎はイスに座った際にちょうど桜島が見えるよう床高を調整。暮らしのあちこちに雄大な景色を取り込む工夫がされており、我が家でのくつろぎをさらに増す住宅です。