プロがオススメする最新の建築事例です
ヴィンテージ感のある素材を散りばめた男前スタイルの家
四季の移ろいを五感で感じさせる田園風景の中にたたずむS邸。重厚感のあるレンガ調の外壁とスッキリとした切妻屋根が印象的な平屋造りです。親子二代で瓦職人というSさん。プロの視点から「雨漏りしにくいシンプルな屋根が一番」と迷わず切妻造りを選び、ご主人自ら瓦を張ったそう。深めにとった軒の天井には焦げ茶に塗装したスギ板を張り、シックな雰囲気に仕上げています。
外観の印象を引き継ぐように、室内もまた落ち着きのある趣。中でもパッと目を引くのが、独特の木目と深みのある色合いが特長のアカシアの無垢フローリングを張った床。「アカシアは硬くて傷がつきにくく、すべりにくいので、床にはぴったりの素材なんです。ヴィンテージ感のあるスタイルがお好きな奥様のご要望に合わせて選びました」と同社代表の異島さん。屋根勾配に沿って斜めに張った天井の見せ梁も焦げ茶にし、空間の引き締め役に。おしゃれなシーリングファンライトやスポットライトが珪藻土の白い壁を照らし、美しい陰影を作っています。
同社の家づくりの一番の特長は、高い断熱性と調湿性を併せ持つ「デコスドライ工法」。セルロースファイバーの断熱材に調湿効果の高い石膏ボードと珪藻土の塗り壁という3つの素材を合わせることで、四季を通じて快適で静かな空間を実現しています。消臭効果のある珪藻土のおかげで、S邸は新築独特のにおいもほとんどありません。
奥様は家づくりに対して強いこだわりをお持ちでしたので、少しでもご希望に近づくよう、さまざまなご提案をさせていただきました。家事が楽しくなるように動線を工夫したり、イメージに合う素材を取り寄せたりと、お客様の生活を「デザイン」するのが弊社のスタイル。生活の基礎となる躯体にも、耐震等級3、断熱等級4と最高レベルを標準にして、安心で快適な住まいをご提供しています。