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ウッドデッキからの眺望と、開放感を楽しむ木の住まい
町並みを見渡せる少し高台に建つM邸。角地のメリットを生かし、景色を暮らしに取り込むような住まいを完成させました。きっかけになったのは、同社のモデルハウスのチラシ。当初は「建て売りでもいいかな」と考えていたそうですが、話をするうちに自分たちの思い描く暮らしのイメージが具体化。ぴったりの土地も見つかり、ご夫婦二人がゆったり過ごす住まいづくりをすることに。
普段は二人暮しなので、1階だけで生活できる間取りに。県外のご両親や兄弟、友人たちが遊びに来ても気兼ねなく泊まれるよう2階にゲストルームを設けました。和室はリビングと続き間でも使えるので、大勢が集まっても大丈夫。さらにこだわりのウッドデッキがフラットでつながり、外への広がりを感じさせる大空間となっています。
年齢を重ねても使いやすいバリアフリーのフロアも特長の一つ。片付けが苦手だという奥様のリクエストで収納はたっぷりと。中廊下でゾーン分けされたサニタリーはパブリックスペースから見えないため、オープン棚を多用して使い勝手よく。引き戸で間仕切ることができるランドリールームと洗面・脱衣室がより効率的な洗濯をかなえています。キッチンから和室を介してもサニタリーに行き来が可能。動線配慮もバッチリです。
『木間々な家』をベースにしたM邸は、吹き抜けを設けた明るいLDKが印象的です。さらに和室とウッドデッキをつなげて、空間としての広がりを持たせました。杉の浮づくり床をはじめとする木の温もりを至るところに用いているのも魅力です。断熱性能をさらに高めた省エネ仕様もポイント。太陽光発電パネル、樹脂サッシ、省エネエアコンといった装備でランニングコストも抑えます。