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「ここがわが家なんだなぁ…」ささやかな日常に幸せを感じる家
桜島を正面に望み、緑いっぱいの公園や街路樹が美しい鹿児島市郊外の静かな住宅地に完成したY邸。木の香りが漂う広いリビングでは2歳のお兄ちゃんが元気に走り回り、一ヵ月を迎えたばかりの赤ちゃんがお母さんの腕の中ですやすやと眠っていました。
「この家は嫌なにおいもないし、こもるような暑さもなくて、とても空気がきれいだなと感じます」と奥様。杉の無垢材と柔らかなクリーム色のスペイン漆喰に包まれた空間は、そこにいるだけで心が穏やかになっていくようです。以前はマンション住まいだったというYさん。上のお子さんが一ヵ月の頃、全身に真っ赤な発疹が出たことがあり、「自然素材を使った健康的な家」に興味が向いたそう。そんな時、奥様が偶然手にしたのがSin工房のチラシでした。それを見て同社の勉強会に一人で参加したご主人の方が、「本物の健康住宅」の魅力にのめり込んでいったといいます。「きちんとデータを示してくれて、理論的な裏付けもある。そこに信頼を感じました」と語ってくれました。
同社の大きな特長は、外断熱と内断熱に加え、遮熱効果の高い塗料を塗った外壁、そして調湿性のあるスペイン漆喰の内壁という4重構造の断熱で家を護っていること。おかげでY邸はLDKに付けたクーラー一台で家中いつも快適。防音性にも優れているため、周囲の音も気になりません。
Y様邸は敷地が広いので、将来的にもゆったり暮らせる平屋造りをご提案し、アプローチもバリアフリー仕様にしました。いつも笑顔が絶えないY様ご一家。来年には奥様が仕事復帰されるとのことなので、家事育児がしやすく、家にいる短い時間でもご家族のコミュニケーションが取りやすい工夫を散りばめました。キッチンを中心に水回りや子ども部屋を配置した間取りもその一つ。お子さんたちが伸びやかに遊べるようリビングの前にデッキを設置し、広い庭に出やすくしました。