プロがオススメする最新の建築事例です
健やかであれと思いを込めて、わが子へ贈る「本物の家」
鹿児島市内の丘陵地に広がる住宅地に建つM邸。大きな窓から隣接する子ども公園の木々が見える、静かで心安らぐ環境です。もともとこの場所にあったご主人の実家を建て替えたもので、ご夫婦と2人のお子さん、ご主人のお母様の5人で暮らしています。
「上のお子さんと同じ年生まれ」というこの家。すでに3年経っているにも関わらず、玄関を開けると木の香りがしました。「はだしの方が気持ちいいから、うちにはスリッパがないんです」と笑う奥様。確かに足の裏にふれるかすかな木のでこぼこが心地よく感じます。遮熱効果の高い塗料を塗った外壁、SPFボードの外断熱、セルロースファイバーの内断熱、スペイン漆喰の内壁の4重構造の断熱により家を守っているため、家の中はいつも快適で静かに保たれています。
少女の頃から見よう見まねで間取り図を描き、「いつかはこんな家に住みたい」とイメージを膨らませていたという奥様。結婚して夫婦で展示場などを見て回っていたとき、ある住宅フェアで同社と出会います。「家は一生ものなので、偽物は嫌だったんです。Sin工房さんの家は、人に害を及ぼすような素材は一切使わず、本物の自然素材だけを使った健康住宅だと聞き、いいなあと思いました」。何度も打ち合わせを重ね、やがて完成した新しい家に生まれたばかりの娘さんを抱いて入ったMさん家族を出迎えてくれたのは、すがすがしい木の香りが漂う「本物の家」でした。
ご主人のご実家を建て替えてお母様と同居されるとのことでしたので、お母様のプライバシーを守りつつ、三世代のご家族が伸びやかに暮らせるプランをご提案しました。土地の傾斜を利用し、リビングから大きなデッキをつなげて、その下に2台分の駐車場を確保。LDKは道路よりも1階分高くなっているので、周囲の視線が気になりません。ダイニングに設けたピクチャーウインドウから見えるのは緑の木々だけという開放的な造りも魅力です。