住まいの創造人
〝森呼吸〟する住まいを提供
施主と一体となった参加型で満足追求
vol.006
(株)住まいず 社長
有村 健弘 氏
高校卒業後、韓国で語学研修のあと、大学に進学。途中で休学してフィリピン、カナダでの語学留学を経て2006年に卒業。東京で営業マンをしたあと帰郷。実家の住まいずに入社、2011年から現職。姶良市出身の33歳。
長期優良住宅「五季の家」(春、夏、秋、冬+梅雨)を推進している同社。パッシブデザインで自然に寄り添いながら快適空間を創造する〝森呼吸〟する住まいを造り続けている。
素足に優しい無垢の家、全開口式の掃き出し窓、造り手の顔が見える安心の家が売り物だ。
今年で創業18年目の11代社長。年間24、25棟の新築をコンスタントに受注、これまでに約400棟の着工戸数を積上げてきた。
こだわりは、地材地建「かごしま材」の家、伐採から製材・建築・建具、家具までの一貫コーディネート、施主との参加型の家。
家づくり・客づくりの原点は、引渡し後の万全なアフターフォロー。10年前から同社ОB2人とシニア契約を交わしたベテラン専任スタッフが責任を持って巡回している。五季の家は、「コストは掛かるが、お客様の満足度が違う。一人ひとりの笑顔、喜びが造り手側の頑張る力になる」と、笑顔を見せる。
顧客を大切に思い、そして行動する真心が企業経営の生命線―と、自分に言い聞かせる。
価格的にはクオリティーの高い高級、値ごろ感を出した中級住宅を二本柱にリフォーム事業にも力を入れる。この方針は、需要の枠拡大を図るためには欠かせない戦略だ。少子高齢化で住宅需要に変化が見られる中、時代に対応するための舵を切る。
5年ぐらい前から「いえとまちネットワーク」(九州を中心に約60社加盟)の会にも加入、情報交換の場として役立てている。
更新日:2015/10/13