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地元工務店の「真の姿」

一年を通して半袖で過ごせる家
ハイスペック全棟ZEH標準仕様プラス

vol.061

(株)米玉利住工 住宅事業部責任者
馬場 龍仁 氏

 鹿児島工業高等専門学校電気工学科(現・電気電子工学科)中退。得意なセールストークを活かし、営業の世界へ。訪問販売などを経験後、地場の住宅専門会社で7年間修業。㈱米玉利住工の米玉利寿秋氏と出会い、家づくりに関わることに。3年間で22棟(全棟ZEH)の実績を上げ、住宅事業部の責任者として活躍している。住まいのトータルコーディネーター。さつまSW(スーパーウォール)会会長。今は仕事が趣味。好きな言葉は、前LIXIL会長・潮田健次郎氏の「住は聖職なり」。霧島市出身の42歳。

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 同社はもともと、屋久杉を彫刻置物、インテリア、ストラップなどに加工し、土産品として販売する「やくしまや」が本業。ものづくりが大好きだった米玉利等社長が1977年に創業したのが始まり。この工芸事業部をベースに、太陽光発電システムの環境事業部、住宅事業部と三つの事業を柱にしている。
 このうち、住宅事業部を一手に任されたのが馬場さん。日本では、長期ローンを組んでせっかく建てた家にも関わらず、子や孫に残すどころか借金を背負うことになるケースもある。欧米に比べ、年数を経るごとに資産価値が下がると言われる日本の住宅事情。こんな市場背景に、「ちょっと待てよ。これっておかしいよね」と疑問を感じつつ、これまでの経験から使命感にも似た情熱と、理論武装した知識を武器に本物の家づくりと向き合う。
 家は一生に一度の大きな買い物。幸せになりたい、楽しく心豊かに暮らしたい-という想いが込められた場所でもある。そんな想いを大切にして、設計し建てる以上は「次世代に住み継げる家」を提供したいという。

 鹿児島高専中退後は、本当に自分の好きなものを求め、見つけるためにもがき苦しんだ。そんな中、営業で磨いたセールストークを活かし、家づくりの提案に次第に自信が持てるように。家づくりの正しい知識と技術などを伝え、次世代に残せる家づくりの推進役となるトータルコーディネーターとなった。
 コンセプトは、「世界基準の高気密・高断熱」。お客様には、家づくりの正しい知識、技術を伝えるために「家づくりの物差し」という手作り冊子を手渡し、日本の住宅性能や住宅事情、世界との比較、気密の重要性、断熱性能、ZEH住宅などについて分かりやすく解説している。現場監督の経験が少なく、最初は戸惑いもあったが「図面が形になっていくのが楽しい。お客様の〝ありがとう〟がやり甲斐と達成感に変わっていく瞬間が何よりもうれしい」と、頬を緩める。

 同社の家は、全棟2050年を基準とするZEH+(ゼッチプラス)・HEAT20G2(ヒート20グレード2)の標準仕様対応。ZEHビルダー/プランナー評価制度で最高評価の五つ星を取得。「正しい知識をお伝えし、鹿児島の家づくりに貢献するのが私の仕事。真冬でも晴れていれば、太陽の熱源だけで暖房要らず。一年間を通して半袖で過ごせる暖かさが売りです」。トータルコーディネーターの馬場さんの声は、弾んでいる。

更新日:2018/12/03

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