住まいの創造人住まいの創造人

地元工務店の「真の姿」

顧客ニーズを最優先
〝頼んで安心、住んで安心の家〟を提供

Vol.076

㈲比良建設 取締役
比良 怜司 氏

工学院大学専門学校建築科卒業。一級建築士、一級建築大工技能士、一級建築施工管理技士、宅地建物取引士の資格所有。家族は、妻・知美さん、長男、長女の4人家族。小学時代はソフトボール、中学時代は軟式野球、高校時代は硬式野球に打ち込む。社会人になってからチームがなくなり、現在活動を休止中。たまに酒飲みに出掛け、仲間とのノミュニケーションを楽しむ。好きな言葉は「今を頑張れば楽になれる」。大崎町出身の39歳。

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 父・快明さんの2人の兄も大工の仕事に関わっていた大工一家で生まれ育った。怜司さんが生まれた翌年の1981年に快明さんが会社を創業。まさに怜司さんの人生とともに家業の歴史がある。専門学校卒業後、東京の会社に就職。設計の腕を磨き帰郷した。現在、父のもとで修業中の身だが、後継者としてすべての段取りをこなしている。
 現在の年間新築棟数は4~5棟。これまで手掛けた住宅は累計で約100棟。リフォーム、リノベーションは年間数棟。快明さんは、どちらかというと職人気質で「自分の背中を見て学べ」と、多くを語らない。近所の人から床の張り替えや手直し工事を依頼されることも多く、仕事をしながら学ぶ環境にいる。
 仕事の上ではぶつかることも多い。ただ、快明さんは2代目としての成長、活躍を楽しみにしており、「良いと思ったことは前向きにとらえてやりなさい」と、折れてくれることも多く、怜司さんへの期待は大きい。
 「とにかく大工ができないとダメ」が快明さんの口癖で、リフォームなどで職人としての腕を磨く毎日だ。「たまには手の込んだ仕事もやりたいし、お客様のニーズに合ったものを着実にこなしたいという両面の板挟みになることもある。経営上ではコスト面の配慮、実用的なものを確実に造る」という使命感もある。

 家づくりのコンセプトは「顧客ニーズに最大限応える」。家事をする主婦目線に立って動きやすい、使い勝手のよい暮らしをサポートできる住まいが目標だ。「住宅需要が低迷する中で家づくりは年々変化している。その変化を読み取り、どうしたら顧客ニーズに応えられるか」という課題を念頭に日々模索する日々が続く。「廊下は要らない」「とにかく便利で快適に暮らせるリビングが欲しい」「一家だんらんの場を設けたい」「子供部屋は必要か」「洗濯物を干せる場所が欲しい」「変化に対応した収納」など、顧客ニーズは日々変化している。その変化を敏感に読み取り、家づくりに活かしたい。
 同社は紹介客がメーンで、新規は年間を通じ1、2件。そうした一面では営業の強化も大きな課題だ。「現場に出るのも大事だが、もっと客の掘り起こし活動もやりたい」と、2代目は先を見据える。スーパーウォールの会にも参加し、システム、工法の勉強にも力を入れ始めた。お客様のフォロー活動では、「気になることはありませんか」「困り事は」と、定期的な巡回、声掛けを続けており、即現場対応する体制でお客様の顔が見える関係を構築している。
 「お客様の細やかなニーズに応え、〝頼んで安心、住んで安心の家〟を提供していきたい」と語る怜司さん。大工一家に生まれ育ち、当然のように家業を継ぐ決意をした2代目は、こだわりを大切にする経営者としてチャレンジを忘れない。

更新日:2020/06/01

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