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地元工務店の「真の姿」

20、30年住み続けて安心の家
個性豊かにオリジナリティーも大切に

Vol.078

株式会社 堀之内商会 代表取締役
堀之内 敏 氏

れいめい高校、琉球大学工学部環境建設工学科を経て、2019年5月から3代目社長に就任。3人兄弟で祖父・勲さんが興した地場工務店の経営を受け継ぐ。家族は妻と2人暮らし。建築、土木事業を柱にユーミーマンション、不動産部、エネルギー部と、幅広く手掛け、チームワークの良さが身上。指宿市出身の44歳。

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 幼少の頃から、創業者で祖父の勲さん、2代目の父・茂さん(現会長)の背中を見て育ち、家業を継ぐのは当たり前という感覚が強かった。それでも、実際に経営を任されると、そのプレッシャーは半端ではない。「お客様の事や経理の事など、すべてが日々勉強の毎日。茂会長から学ぶことも多い」と、経営者としての難しさを痛感している。工業デザインに関心を持っていたが、「総合的に学ぶには建築が本道」と、建築に軸足を移した。会社の創業は1954年で地場工務店としては老舗だ。
 同社には、「家のことなら堀之内さんに頼めば大丈夫」と周りから言われるほど、これまで積み上げてきた歴史がある。建設、土木、不動産、エネルギーの4事業部で構成。バランスの取れた経営で足元を固める。
 「普通とは一味違うことを提案して造る」「こだわりを持ち続ける」が同社の経営理念であり、基本姿勢。「スタンプで押したような家ではなく、住んでみて飽きが来ない居心地のよい楽しい空間」がコンセプトだ。

 年間新築棟数は3~6棟、リフォームは15棟、リノベは1棟。累計建築棟数は約500棟。これまで積み重ねてきた信頼と実績により、紹介客が大半を占める。個性豊かでオリジナリティーを重視した住まいづくりに力を入れている。
 現在の住宅業界については、「低金利が続き、着工戸数も減少傾向。若くて家づくりをする人は、建物に掛ける大枠の予算を減らし、キッチン、ソーラーなど設備にお金を掛ける人が増える傾向にある。間取りもシンプルでワンルームみたいな家が増えてきている。今後は、こういったお客様のニーズにいかに応えられるかが鍵」と分析する。 
 「家づくりは継続しなければならないことも多いが、一方では捨てられないものがある。社長として、これまでやってきたことを精査しながらグループの総力を挙げて取り組みたい」と、意気込みを語る3代目。次男が工務担当、三男が営業担当として専従する体制が整い、市場の動向を見極めながら時代の変化に的確に対応していく。

更新日:2020/08/01

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