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品質と価格に自信あり!
健康で安全な住まいづくり

Vol.083

㈱県民住宅 取締役営業部長
荒木 和久 氏

高校を卒業後、東京暮らしを経て地元鹿児島市にUターン。帰郷後ガス機器メーカーを経て、入社したのが「健康住宅」を大きくアピールする県民住宅だった。3年も経たないうちに自らも自社施工の家を建てる。休日は、南薩などの磯でエギング(餌木を使ったイカ釣り)を楽しむ。51歳。

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 前職では、給湯器メーカーの関連企業でガス配管施工やメンテナンス等に従事。住宅の床下や天井裏に入るたび、構造材に腐食が無いか気になった。「冷えは万病の元。壁体内の結露は、どう防げるか」。家造りへのこだわりが生まれた瞬間だった。
 また、施工ミスが無くても、地震の揺れが建物に歪みを生じさせ、健康被害に繋がることも。「繰り返しの揺れには、耐力壁も持ちこたえられない。そうなる前の押さえが必要だ」と強調する。
 こうした問題意識などから、同社は早稲田大学・城工務店(徳島市)との3者共同による制震装置の開発に着手。1995(平成7)年に発生した「阪神・淡路大震災」以降、構造被害の再発防止も目指して㈱ハウジング・ソリューションズ(東京都)を3者で立ち上げる。同社と早大との産学連携で、「耐震+制震」システム(制震ダンパー)の開発が成功したという。荒木氏は「鹿児島市内のホテルで装置を発表できたのは、東日本大震災のひと月前だった」と振り返る。目標は「50年に一度の大地震に耐え、100年安心の住まいづくり」。メンテナンスフリーの油圧ダンパーを耐力壁に埋め込み、「安心・安全・快適」の実現を目指す。

 同時に同社では、高気密・高断熱にいち早く取り組み、結露によるカビを防ぐ工夫を重ねていた。外張断熱通気工法を採用し、腰板、床板には無垢の杉材を使用。調湿効果を高める造りだ。「蒸し暑い夏もさらっとした空気に変え、冬場は逆に湿気を放出するのです」。
 住宅は、質の良い材料を使ったフリー設計。荒木氏は「コストパフォーマンスの高い家造りを目指していることが、ファンの多さに繋がっているはず」と、選ばれる理由に胸を張る。このため、「坪単価に跳ね返る無駄なモデルハウスや広告」は、徹底して排除しているという。
 予算オーバーがゼロになるのは「間取りや予算、仕様がすべて決まった後に、契約している」から。「プランはじっくり、施主目線で」。いい家とは?「家族みんなが健康で明るく安心して過ごせる家」。そして「いかに希望を実現するか。買えない家は良い家ではないし、光熱費やメンテナンスコストも重要」。
「いい家とは何か?」常に自問する毎日に終わりは無い。

更新日:2022/03/23

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