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木に包まれた開放的な平屋は、優れた動線で家事と子育てを応援
「共働きなので、育休中に家を建てようと思いました」と奥様が話す中野邸は、木の香りに包まれて、子どもたちの元気な笑い声が響きます。浮(う)造りの床は温もりがあり、子どもたちが走ったり、寝転んだりするのにもってこい。健康的で五感を育む暮らしができるに違いありません。マエダハウスで使用しているのは、気候風土に合った鹿児島県産の木材です。丁寧に自社加工したこだわりの木は吸放湿作用にも優れ、家が長持ちします。吹き抜けで開放感あふれるLDKの窓の外に見える開聞岳の雄姿も見事です。これは採光性と通気性、さらに窓からの眺めまで考慮した設計のたまものといえるでしょう。敷地に対して、家は斜めに配置されていますが、それがかえって趣のある庭づくりにも役立っているようです。
中野邸では、1日3回洗濯機を回すそう。「仕事から帰ると、料理をしながらすぐ隣で洗濯機を回します。浴室乾燥機を使うほか、脱衣所にも干せるので便利ですよ。何より家事動線が良いので、本当に助かっています」と、奥様はうれしそうです。LDKにつなげた和室は、大きな床の間や地窓にはめた障子など和の要素を取り入れながらも、シックでモダンな雰囲気に仕上げました。フルオープンになる引き戸を閉めると、玄関から直接ゲストを案内できる客室となります。
その土地土地の採光性と通気性を考慮しながら、スペースを有効活用する設計を目指しています。さらに中野邸は、開聞岳を眺めるロケーションも生かして、LDKと子ども部屋を配置しました。古紙を再生した断熱材セルロースファイバー(デコスドライ)を採用。また身体に害のないシロアリ防蟻防腐剤エコボロンを使用するなど環境にも配慮しています。